明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

大好きな東北のためにできること

2011-03-14 20:54:45 | 想い
土曜日の夜9時頃、ようやく仕事が一段落した。
2月後半から20件くらい取材をして、全ての原稿を書き上げ、同時進行でメルマガ等の細かい仕事もし、企画も8案企画書に落とし込んだ。
最後の追い込みはちょっとキツかったけど、それでもまあ、充実していてよかったな。

しかし、いつもなら一段落した後、「やったー!!」って感じでビールでも飲んで解放感でいっぱいになるのだが、土曜の夜はさめざめと泣いていた。

たくさんの死者の魂と、日本中を覆う「負のオーラ」をまともに感じてしまって、とにかく元気が出ない。
テレビを見て泣いてばかりいるので、目は腫れるし、鼻のかみすぎで鼻の皮はむけるし……。

「そりゃ、胸は痛むけど、そんなに泣くほど?」
と友達に笑われる。

だめなんだ、私は。

被災者の方の言葉とかじゃなく、車や家が津波に飲み込まれていく様子を見るだけで、涙が止まらなくなる。

<物語>だ。

黒い波に飲み込まれる車1台からでも、笑い合っている家族、楽しい思い出……いろんな<物語>が一瞬にして私の中に入り込む。
そして、その瞬間に、<物語>の登場人物に感情移入してしまっている。

映像を見るたびに、たくさんの<物語>が私に襲いかかる。

それで、涙が止まらなくなる。
ティッシュがいくらあっても足りないし、もうなるべくテレビはつけないようにしている。
時々、状況確認するだけ。
それでもしんどいなぁ……

死者は1万人を超えるだろう、とのこと。
阪神大震災をあっと言う間に追い越してしまう。

私の大好きな東北。
大学時代から何度も何度も旅をした場所。
あの美しい土地があんな瓦礫の山に埋もれているのを見ても、また涙が出る。

仙台は3回行ったな、と思う。
岩手は2回。
青森は5、6回。
福島は2回。

日本中、旅をしたけど、やっぱり東北が大好き。

今年も久しぶりに青森に行きたいなと思っていた。

明日からぐっと寒くなるという。雪も降るかも。
気の毒で仕方がない。

岩手出身の知り合いは、今日、ご両親の無事が確認できた、とメールをくれた。
よかった……
本当によかった。

でも、生まれ育った土地が、あんなふうになってしまったのを見て、どんなに辛いだろうかと思う。
そして、またその想像だけで、彼女の<物語>が見えてきて、泣いてしまう。

この無駄な想像力をどうにかしたい。

明日、確定申告の受付最終日だというのに、まだ手付かず。
夕方家に帰って、テレビをつけたのが悪かった。
また負のオーラにやられてしまっている……

とりあえず、泣いていても一人も助からないし、他には何もできないので、義援金だけさっき送った。

私はネットバンクを使っているので、こういうとき、とても便利。
いつも震災などが起きると義援金を送るのだけど、自分の中のルールがある。
それは、残金を見て、千円台からの端数を送るということ。
例えば、258,691円残金があるとしたら、8,691円を送る。
いくら送ったらいいかわからないので、そういうルールを自分に作ってずっとやっている。

前みたいに、残金が7000えんしかなかったらびびるなぁ……と思いつつ(※このエピソード、覚えていますか?)3ヶ月ぶりに残高確認してみたら、よかった、万の位まであった。

本当に、私はお金に無頓着……。

結局、端数は6,179円だったので、少ないけど、とりあえずそれを送金。

今回は本当に被害が大きいので、あと2回くらい送ろうと思っている。
ただ……、今、私はスリムクラブ状態(?)で、仕事はめちゃくちゃしてるのに、お金が全然振り込まれないので、本当に財政が厳しい……。
なので、3月末、4月末にいろいろ振り込まれてから、また送金するつもりだ。

そのために、今月は飲みに行く回数を減らして、お酒を買うのも少し減らそうと思っている。
そして、また仕事を増やして頑張る!!
頑張って働いて、ちょっとでもたくさんお金を送ってあげられたらいいなと思っている。
生活もローンもあるから、全部は無理だけど……。

他に何もできないもんなぁ……
祈るくらいか?

とにかく、義援金。それしかやれることは今のところない。
1回飲むのガマンして、1着洋服ガマンして、みんなが少しでも送ってあげるといいね。