おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
薬学博士渡辺武著『漢方が救う人体危機』
現代医療の誤りを正す
第1章 漢方薬はなぜ効くか
体のバランスを考える
p74手の冷たい女性は健康で温かい心の持ち主というのはうそではない!
昔から「手の冷たい女は、心の温かい女だ」といいます。
手が冷たいか、温かいかということは、漢方では脈(血管)が浮いているか、沈んでいるかという証になるのです。
この浮沈で漢方薬の処方も違ってきます。
脈が浮いている、血管がとび出しているというのは、皮膚表面に血が行って、温かい血液というお湯が通っているのです。
だから手が温かいわけです。
前に述べた、手が湿っているか乾いているかというのと同じく、湿っている人の手は温かいものです。
皮膚表面で血液が消費されて、内臓には血液は申し訳程度しか流れていないのです。
では、手の冷たい女性はどうなっているのか。
皮膚表面の血液の流れが少ないため、血管は沈んでいます。
血液は下半身と内臓に行き渡っているということなのです。
脈の浮き沈みは、女性と男性とでは違っています。
女性は男性よりも余分の、子宮(しきゅう)という内臓器官を下半身にもっています。
頭や皮膚表面で血液を消費していると、内臓への血行が疎(おろそ)かになります。
男性は頭に血がのぼるといいますが、頭脳や腕力に血液を使うようにできています。
女性は腕力がなくても当たり前です。
血液は下半身と内臓でより多く消費しているのです。
「手の冷たい女性」が「温かい心」のもち主というのは、女性らしい女性という意味なのです。
現代医学ではそれを、〝常識のうそ〟だという人がいますが、それこそ〝常識のうそ〟です。
ところが、近年は大学進学率では、女性のほうが男性より高くなり、やたらに頭を使う女性が多くなりました。
女性上位どころか、女性の男性化が進行しているのです。
頭からぽっぽっと湯気を出す女性が多くなったことです。
これは社会的にはいいことかもしれませんが、医学的にみると困った現象なのです。
女性で頭を使っている人は、男性型の脈をしています。
血管が浮いて手は温かいのです。
よく私のところに女優さんがやって来ますが、たいていの人が男性型の脈をしています。
下の内臓に血液が回らないのですから、生理は不順ですし、セックスも男性化して、不感症に陥っている人が多いのです。
芸能人同士の結婚に離婚が多いというのも、原因は女性の男性化に原因があるといえるかもしれません。
歌舞伎の女形(おんながた)は、舞台に出る前に氷に手を置いて冷たくして出るといいます。
女形の手が温かくてはラブシーンなどの立ち居振る舞いで、本人も相手の役者も気分がのらなくなってしまうのです。
女性の手が冷たいのは健康であると言う証なのです。
〝常識のうそ〟ではありません。
女性は、昔から手が冷たく、脈は弱いとされて「桂枝(けいし)」とか「麻黄(まおう)」という薬はいりません。
「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」か「当帰散(とうきさん)」を飲んでいれば、婦人のたいていの病は治せるといわれてきたものですが、現代はそんな手の冷たい女性は少なくなりました。
同時に生理不順や不感症や流産を訴える女性がふえています。
頭や皮膚表面からかっかっと血液を消費して、女性自身が結婚生活に不向きになるように仕向けているのではないでしょうか。
人間の自然である男性と女性の違いは、社会的な意識の向上だけでは、どうにもならない原理を背負っているようです。
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