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黄帝内経素問 平人氣象論篇 第十八 第六節 訳

2012-06-16 09:22:08 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 平人氣象論篇 第十八

第六節

肝見庚辛死。心見壬癸死。脾見甲乙死。肺見丙丁死。腎見戊己死。是謂眞藏見皆死。

 頸脈動喘疾欬曰水。目裹微腫如臥蠶起之状曰水。溺黄赤安臥者黄疸。已食如飢者胃疸。面腫曰風。足脛腫曰水。目黄者曰黄疸。婦人手少陰脈動甚者姙子也。

 

肝の真藏脈が庚と辛の日に現われると死にます、肝は木であり庚と辛は金(肺)であります、金は木を切り倒す、金剋木という相剋となります。(鍼灸医学大系=この説はあまりにも五行説にとらわれた論であり、迷信的なものと思われるので、直ちに之を信ずることはできないであろう。以下同じ論法で進んでいるのである。)

 心の真藏脈が壬と癸の日に現われると死にます、心は火であり壬と癸は水であります、水は火を消します、水剋火という相剋となります。

 脾の真藏脈が甲と乙の日に現われると死にます、脾は土であり甲と乙は木であります、木は土に根を張ります、木剋土という相剋となります。

 肺の真藏脈が丙と丁の日に現われると死にます、肺は金であり丙と丁は火であります、火は金を溶かします、火剋金という相剋となります。

 腎の真藏脈が戊と己の日に現われると死にます、腎は水であり戊と己は土であります、土は水をせき止めます、土剋水という相剋となります。

 是は真藏脈が現われると皆死ぬという謂(わけ)であります。

 人迎穴の所の動脈の搏動が亢進して喘し、こみあげてくるような咳をするのは水毒ともうします。

 まぶたが少し腫れ、異常な隆起の状態を水毒ともうします。

 尿が黄赤色を呈し横になりたがるのは黄疸であります。

 食べ終わったのにまだ食べたくなるような飢餓感のあるものは胃疸ともうします。

 顔がむくむのは風(東洋学術出版社素問のように風水としたほうが良いように思う・風水=水腫病の一種で悪寒発熱があり浮腫のある状態。新・東洋医学辞書ソフト)によるものであります。

 足のすねのむくむのは水毒ともうします。

 目が黄色くなるのは黄疸ともうします。

 婦人で足の少陰(鍼灸医学大系の訂正が理にかなっているように思います、足少陰は下半身を通る、手少陰は脇の下から小指までの上半身)の脈の搏動が甚だしいのは妊娠している状態でございます。

 

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