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黄帝内経素問 平人氣象論篇 第十八 第八節 語句の意味 2-2

2012-06-27 09:47:13 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 平人氣象論篇 第十八

第八節

太陽脈至洪大以長。少陽脈至乍數乍疏乍短乍長。陽明脈至浮大而短。

 夫平心脈來、累累如連珠、如循琅玕曰心平。夏以胃氣爲本。病心脈來喘喘連屬、其中微曲曰心病。死心脈來、前曲後居、如操帶鉤曰心死。

 平肺脈來、厭厭聶聶、如落楡莢曰肺平。秋以胃氣爲本。病肺脈來不上不下、如循鶏羽曰肺病。死肺脈來、如物之浮、如風吹毛曰肺死。

語句の意味 2-2

少陽脈

少陽病=少陽病の主な脈証は、口苦・咽乾・目眩・往来寒熱・胸脇苦満・心煩喜嘔・食欲不振・脈弦などである。

 

乍疏乍数=たちまちそ、たちまちさく・脈拍が不規則で、散乱して秩序を失い遅くなったり早くなったりすることで、怪脈の脈形に属する。気血が消滅しかけているときにあらわれ、危篤な病脈である。

怪脈=生命が危機に瀕した時に現れる特殊な脈象。

  =かいみゃく・脈象の異常なもの。この脈をあらわすものは病が治らないとされている。二説あって、1)七怪脈(雀啄・屋漏・弾石・解索・魚翔・釜沸)。2)十怪脈(上述の脈に偃刀・転豆・麻促の三種を加えたもの)。

 

短=脈の波動の振幅が標準的な振幅よりも短く、指に応じ方も関部が比較的明らかであるのに、寸部、尺部には不足の感じがするものである。

 

陽明脈

陽明病=陽明病は経証と腑証とに分けられる。経証は、無形の邪熱が経に盛んなため、身熱・汗出・口渇があり、脈洪大をあらわす。腑証は、有形の燥が腑に実し結したために、潮熱・譫語・腹満痛・便秘・脈沈実をあらわす。

 

平=①平常・平和・平衡の意味。<素問平人気象論><霊枢平人絶穀篇>の平人は正常で病気の無い人をさす。②平旦。明け方のこと。③調える、治める。④古代では「辨」と同じに用いられていた。⑤人迎と寸口とが相応ずること。

 

平心=正常の心臓ということ。鍼灸医学大系

 

累累=物が重なる形容。たくさんあるさま。ごろごろ。多くつながっているさま。

 

連珠=五目並べ。玉を並べる。漢詩の一種。

 

循=ジュン。シタガう。よる。服従する。めぐる。まわる。巡行する。なでる。さする。慰安する。

 

琅玕=玉に似た美しい石。

 

喘=呼吸が急促なこと。<説文>に「喘は疾息なり」とある。疾とは快速のことであり、息とは一呼一吸のことであるので、疾息とは、呼吸回数が正常な人に比べて速いことをさしている。<素問逆調論>「臥するを得ず、臥すれば喘する者は、是れ水気の客なり。」

喘喘=あえぐ。息がたえだえになる。

 

連=レン。ツラなる。ならぶ。続ける。ならべる。ツれ。同行者。なかま。シキリに。ひき続いて。みうち。まきぞえ。

屬=ゾク。ショク。下役。同類。つき従う。種類。範囲。続く。つらなる。連続。たのむ。よせる。文を作る。タマタマ。コノゴろ。集める。

 

微しく曲る=微鉤の脈状をいうのである。鍼灸医学大系

 

前曲後居=軽く按ずれば曲に似て居るし、重く按ずれば動かないような脈象である。居について王冰は「居とは動かざるなり」と注している。鍼灸医学大系

 

前へ曲がり後へ居す―心脈から和緩の胃気が失われたことを形容している。もっぱら鈎脈ばかりで胃気の現われない脈象である。張景岳の説「『前へ曲り』とは、軽く押さえると堅強で柔でない脈象をいい、『後へ居す』とは強く押さえると実牢で動でない脈象をいう。」東洋学術出版社素問

 

操=ソウ。ミサオ。かたく守って変えない志。トる。もつ。アヤツる。うまく取り扱う。たくみに働かせる。糸をしかけて、かげから動かす。

 

王冰の注には「操とは執持するなり」とあり。執持とは手に握ることである。鍼灸医学大系

 

帶鉤=タイコウ。帯のしめがね。おびがね。

 

厭=エン。あきたる。満足する。アきる。イトう。きらう。イトわしい。いやである。イヤ。きらい。安い。美しい。オサえる。おす。つぶす。うなされる。合わせる。ふさぐ。しずめる。祈りやまじないで悪魔を払う。しめる。

厭厭=厭厭とは、あとからあとからとつづいてつめよせて来ることである。鍼灸医学大系

 

聶聶=木の葉が動くさま。

 

厭厭聶聶=呉崑(1551-1620?)の説「ひらひらとしている様子。軽く浮いていて流れるようによどみがないのである。」東洋学術出版社素問

 

楡=ユ。〔日〕ニレ。春にれの別種、落葉樹。

莢=キョウ。サヤ、豆科植物の実の外皮。

 

楡の莢を落とすが如し=馬蒔の説「軽く虚ろであるためにふわふわと浮いているという意である」。脈象が軽やかで浮いており、かつ穏やかでゆったりとしていることを形容している。東洋学術出版社素問

 

循=ジュン。シタガう。よる。服従する。めぐる。まわる。巡行する。なでる。さする。慰安する。

 

鶏の羽に循う如く=軽虚の象でつまり、毛多くして胃気の少ない脈象である。鍼灸医学大系

 

鶏の羽を循ふるが如し=呉崑の説「鶏の羽をなでたときのように、渋りがちなのである。」東洋学術出版社素問

 

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