山科「ふるさとの会」主催のパネル展見学

2010-12-16 14:49:12 | その他

 山科区には、山科の歴史を語るいくつかの市民団体があり、それぞれ特徴ある活動を実施しているが、私が藤尾(大津市)から山科(京都市)に移り住んだ10年前と比較すると、質・量ともに格段に充実してきたと実感している。
 今年の5月に、山科区役所が発行した「区民が選んだ魅力を訪ねて―京都山科・東西南北」誌は、京都橘大学や市民団体を中心とした32名の区内最強メンバーの手で編集された冊子で、利用価値の高い充実した内容の書である。この冊子の48~49頁に「山科の出来事(学区別一覧)」があり、これの詳細版と想像される「パネル展」が12月3~4日に東部文化会館で開催されるという情報を入手し、見学させていただいた。
            
     2010-12-04-3316 資料の表紙                    2010-12-04-3313  説明していただいた野原さん

 会場に入って、40枚の大型パネルにまとめられた詳細な説明と写真に驚かされた。山科地区にある13の学区別に史跡の位置を示す地図パネルと写真・説明パネルが整然と架けられており、項目別の総括図で区内の全体像がまあとめられていた。このパネル展は、略称「ふるさとの会」の会員の努力により蓄積された情報を集約したもので、案内していただいた野原さんは「地蔵さん」の調査で有名な方と紹介された。
 また、「ふるさとの会」の代表である中山清さんと事務局長の浅井定雄さんに初めてご挨拶する機会を得た。今回の展示内容は、山科に存在する施設や史跡がすべて総括されている百貨辞典のようなものであり、わずか2日間の展示ではなく、各地で展示会をしたり、できれば冊子にまとめてほしいと要望させていただいた。