アンズの木は、科(バラ)・属(サクラ)・種(アンズ)に分類されるように、桜に似た花をつけるので、花見の対象になる。2月25日の植物園ホームページにある松谷滋園長の「園長の眼」で、アンズの花の実況放送を見聞して3月1日に植物園を訪問した。それかな2週間経過したが、アンズの種類が多い(10種類、10本)のでまだ大丈夫と聞き、取り上げたものである。
下から咲き上って行くアンズ 咲くとガクが反り返るアンズ
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場所は植物園の西北にある「盆栽鉢物展示場」前の道路の向かい側にある。説明板によると、薄ピンクの花の付け根にあるガク片が反り返って「イナバウア-」のように・・・と解説されている。この様子は、京都新聞(03-10付け)でも紹介された。
アンズは、古代に中国から伝来し、万葉集や古今和歌集にも登場している。枝の伸び方が梅に似て花は桜に似ている。園長さんの話によると、京都でアンズの集団を観賞できるのはここだけという。ぜひ楽しんでいただきたい。