ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

今日のお題は?余寒、苺狩、初寅…どうなってるの!

2023年02月26日 | 俳句

 予報では今日1日中晴天らしいのに、朝は曇っていてちょっと冷たい!最高気温を見てみればやはり10度と昨日よりも5度低い。それでこんなに違うんですね。これぞまさに〝余寒〟の感じでしょうか。

  灯明のすつと立ちたる余寒かな   星野椿

 気温は低くても雲一つない青空に春の太陽を浴びようよと、昼食後義母を連れ出してお地蔵さままで歩いてきました。お地蔵様には〝オンカカカヒサン…〟と真言を唱えてお参りするのよと言いながら…蠟燭に火を付けてお線香を上げました。寒かったからでしょうか、その時の灯明がこの句のように〝すっと〟勢いよく立ちましたものね。しばらく座っているとぐっと寒くなったので引き上げましたけど、お婆ちゃんよく歩きました! 道端には〝犬ふぐり〟がキレイに咲いていて…〝土筆(つくし)は?〟とお婆ちゃんが言うので、探したんですが…まだのよう。

 昨日は時たま小雨がちらつきましたが、概ね曇天でそれ程寒さを感じませんでした。いつ頃からか恒例(?)になっている〝苺狩〟をこの日に予約していましたので行くことに。お婆ちゃんに〝今年も苺狩へ行く?〟と聞けば、即座に〝行きたい!〟なんですもの。今回は娘夫婦も加わって、いつもの「あはと農園」へGo!11時から30分間の食べ放題です。

 さて、今年は…と行ってみると意外と人が多い。今までは平日だったから貸切状態、でも昨日は土曜日ですもの。やはり子ども連れが目に付きましたね。テントに入るとみんな食べるわ、食べるわ…でも、例年に比べてちょっと小振りかな。アッそうか、先程団体が来てたようだから大きいのは食べられたのかも。それでも十分にありますので大丈夫。良く熟れた大きいのから食べました。ほら、写真のような…最後のはその大きな苺を持ったお婆ちゃんの手。

 時間が来て帰るとき、苺の蔕(へた)を入れたビニール袋を見て、娘が〝捨てないで!〟と言う。帰って何個食べたか数えてみるんだと…。以前も娘と競争して数えたことがありましたが、確か娘の方が多かったかしら。今年は…私は48個、娘は?…あら34個ですって。ヤッター!私の勝ち。でも娘は巨大なものしか食べなかったからだと言う。サスガは我が子です。(笑)

 ところで、先日の句会で珍しい季語が出てたんですよ。それは「初寅(はつとら)」という季語。〝初〟が付いていますので、当然新年の季語です。でも「初午(はつうま)」や「初観音」は知っていましたが…これは、初めて。

 調べてみると…〝正月最初の寅の日に、毘沙門天(びしゃもんてん)に参詣すること〟で、ことに京都では鞍馬寺の毘沙門天に参詣する人が多いと。更におもしろいことが書いてありましたよ。その昔鞍馬寺では、〝福蜈蚣(ふくむかで)〟といって生きた〝蜈蚣〟を売っていたのだとか。なぜ?と疑問でしたが、蜈蚣は毘沙門天の使いといわれていて、また足が多いからとの信仰を集めていたんだそうな。

 ヘエッ、ビックリ!皆さんは知っていましたか?そうなんです、昔はお金のことを〝お足〟と言っていましたからね。それで商売繁盛の霊験があると蜈蚣が大事にされたんだそうですよ。ところで、なんでお足がお金なの?と聞くと、みんなが一斉に〝足が生えてすぐ出て行くから…〟と…、大笑い!

 この辺りでは耳にしない話でみんな知らなかったのですが、Sさんが…山口県にも〝初寅〟があると。今年それに誘われたのに行けずに残念がるので、どこかと聞いてみれば、下関市の四王司山だとか。ヘエッ、これも初耳!

 帰って調べてみると、確かにありました。四王司山は下関市の長府にあり、標高392m、約1時間ほどで山頂に到着する初心者にも登りやすい山のようです。その山頂にある四王司神社は1000年以上の歴史があり、御祭神が七福神の一柱として福や財をもたらす毘沙門天なのです。それでそれにあやかって毎月最初の寅の日に「初寅まいり」が行われ、特に新年最初の初寅はお参りする人で賑わうそう。今年の初寅は1月8日(日)だったとか。私も機会があれば来年にでも是非行ってみたい…エッ、鬼が笑うって!?

  同じ世をへらへら百足小判かな    一茶


コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« わあ、お赤飯…懐かしい! | トップ | 恒例の吟行会で常盤公園へ! »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ミルク)
2023-03-02 14:01:58
おばあちゃん、お元気でよかった。🍓食べに。
おばあちゃんの手のきれいなこと!
いいなぁ。こちらも、冬の間にそのような楽しみがあれば、冬も疎まれないのになぁ。
初寅・初めて聞きました。といっても、
私はなんでも難しいことは初なんですけどね💦
返信する
初寅、 (縄文人)
2023-03-03 07:03:02
お早うございます。
寅さんの町から今日は…!!
~~と、いう事で「お題を見れば・初寅」と記してある。
だまって引き下がるわけには・・・相成るもい!
1句捻ってサラバせねば…と、捩じり鉢巻きヨイサッサ。

  ▲ 初寅や 参道人出 帝釈天 (縄)

柴又帝釈天の参道でゴザンス・・・。
https://blog.goo.ne.jp/tsyouji5243_001/e/bcdb990852d44c6e2349e98bdd163d36
返信する
Unknown (ちわき)
2023-03-03 13:57:22
ミルクさん、こんにちは!
体調が悪かったって…もう良くなったとブログに書いてありましたので安心しました。
いつどこで病魔が忍び寄って来るか分かりませんもの。気をつけて下さいよ。
そちらでは苺狩というのはないんですか?あるけどもっと遅くなってからならあるのかしら。
温室の中で栽培されていますので、Kちらでは少々寒くってもありますよ。
こんなに大きな苺をお婆ちゃんも結構食べてましたので…結局昼飯が要らなくなりました。
でも、やはり早くお腹が減りましたけどね。(*^ー゜)
返信する
Unknown (koh)
2023-03-03 22:03:37
楽しくてためになるお話ですね❤️

ムカデですが、こんな話はやめて✋と思われるかもしれませんが
我が母は油の中にムカデを漬け込んでました
その名も「ムカデあぶら」です
怪我に効くとか
それは臭くて、私は塗られるのが
嫌でした、
ホントかウソか?未だ分かりません
返信する
Unknown (ちわき)
2023-03-04 00:50:06
縄文人さん、こんばんは!
寅さんの町とは柴又ですね。私も以前上京したときに行って、矢切の渡しにも乗りましたし、草団子や鰻を食べました。懐かしい!
帝釈天にも初寅があるんですか?
まあ初寅はいつでもあるでしょうが、毘沙門天にお参りするのだけかと思いましたが…。ああ、これシャレでしたか?それは失礼!しました。
(*^ー゜)
返信する
Unknown (ちわき)
2023-03-04 01:03:48
kohさん、こんばんは!
ヒエッ!〝ムカデあぶら〟ですか…
私の大嫌いなものの一つです。もうこれが出ただけで捕まえないと一晩中寝られません。刺されたらコワイですから。
今まで聞いたことがありませんが、ネットで調べてみたら本当なんですね。
昔の人は〝毒を以て毒を制す〟と考えたんですね。そういえば、蝮だってマムシ酒にして呑めば絶大なる効力があると。スゴいです!
私は絶対ムリ…毒のあるのはダメなんですが、でも一番コワイのは人間かも。気をつけましょうね。
返信する

コメントを投稿

俳句」カテゴリの最新記事