ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

宇部ラーメンの〝一久〟さん、知ってる?

2020年09月14日 | 俳句

 先日主人と買い物へ出た帰り、ちょっと遅くなってしまったので何か食べて帰ろうかと…このところのコロナ自粛生活で久し振りの外食です。

 さて、〝何食べようか?久し振りだから超豪華に!〟なんて…、でも二人とも余り食べたいものが思い浮かびませんでした。なぜだか急に〝ラーメン〟が食べたい!と思って言うと、すぐに主人も同意して、何処に行くか?でもあまり遠くへは行かんぞと…。行ったのは〝宇部ラーメン〟の元祖?…昔ながらの「一久」さんの岬店、本当に久し振りでした。

 このラーメン店の「一久」は1970(昭和45)年、1号店を東新川(現在の東新川店にほど近い場所)に出し、来店客10人で満員になるような広さで1杯80円のラーメンからスタートしたんだそうです。だから今年で創業50周年の「一久」。今では、市内外に8店舗を展開し、宇部の街ではダントツの知名度を誇るラーメン店なんです。いや、いや、決して一久から宣伝料は貰っていませんので…(笑)

 そもそも私が一久を知ったのは、宇部に奉職してすぐでした。先輩のY先生が、〝美味しいラーメン屋に連れて行っちゃろうか〟といって連れてきてくださったのが、この東新川1号店。あのY先生も亡くなってから何十年経つかしら…。懐かしい話です。

 その時の〝こんなに美味しいラーメン食べたことない!〟という驚きは今でも残っています。そのうちこの店が口コミでどんどんと広まっていき、自宅用の「お土産ラーメン」の専用自動販売機があるということがテレビで紹介されて更に有名になりました。あれよ、あれよの急成長で、とうとう県内の主要スーパーでもその「お土産ラーメン」が販売されるようになったのには驚きましたもの。

 私もラーメンは嫌いではありませんので、中国地方はもちろん、九州から四国、関西方面まで…行く先々で美味しいと聞けば食べました。さらに息子が私たちに輪を掛けたラーメン好きなので…。今までにどれほど食べたでしょうか。覚えていませんが、でも不思議なことに〝もう一度あのラーメンを食べたい!〟と記憶に残るほどのものはないんですよね。ということは…私が余り通ではないということかも。

 大分の私の一族もみなラーメン大好き。それで宇部に来たとき初めて〝一久〟へ連れて行くと、すぐに大フアンになりました。それからは父も母も弟たちも、どこに行きたい?と聞くといつも一久ラーメンと。

 また、〝お土産ラーメン〟を一久が売り出してからは、それをお土産に買って行くととても喜ばれましたし、この前亡くなった義姉なんかは、〝何がほしい?〟と聞くと、答えはいつも一久さんのラーメンでしたものね。

 そもそも豚骨ラーメンの発祥は九州の久留米のようですが、ガイドブックに載っている行列の出来るというラーメンも食べに行きましたし、北海道では札幌ラーメンを食べに行きましたよ。そんな中でもやっぱり、〝一久〟の宇部ラーメンが一番食べやすいし、美味しいと思います。
 こってりとした独特の味と風味が特徴の一久ラーメン。宇部・山陽小野田では長年親しまれていて、「どの店がおいしいか」「どの店が好きか」といった店ごとの味の違いが話題になることも多いようです。また、「同じ店でも時間帯によって微妙に違う」ともいわれています。

 一久ラーメンでは「スープだし」を一切使わずに、豚骨を砕いて煮込んだ「豚骨100%のスープ」を各店で作っているために微妙な違いが生まれ、さらにこのスープを3割残して新しいスープを継ぎ足しながら運営しているのだと。「各店で味を統一させるためには『スープだし』を本部で作って全店で共通利用すれば良い。過去には味の統一を目指して動いたこともあったが、当ラーメンの独特の味は『スープだし』を一切使わずに豚骨だけを煮込んで作るスープだからこそできる味。その味を統一させるとこの独特の味は出せない。店舗ごとに微妙に違う味わいは、各々の店舗で豚骨スープを取っている証し」と、専務の紀ノ崎さんは話しておられます。

 同じ店でも時間帯によって味が微妙に違うことについては、「各店にはスープ鍋が2つあり、来店客が多い時間帯に合わせて4時間ごとに鍋を替えている。鍋を替えてすぐの時間はサラッとしているが、鍋にずっと火を入れ続けているため時間が経つと煮詰まってとろみがついていく。このために時間帯によっても微妙に違いが出るのだ」とも。

 ラーメンの歴史を見ると、1910年(明治43年)浅草に、日本人向けの中華料理店の「来々軒」が開店し、大人気となったので、ラーメン評論家の大崎裕史氏はこの年を「ラーメン元年」と命名しているそうです。 

 この店の成功を受けて、戦前の日本に続々と庶民的な中華料理店が開店し、ラーメンは餃子や焼売などとともに、定番メニューとして広まり、戦後は中国大陸からの引揚者によるラーメン屋台も多く出現しました。約100年の歴史の中で、様々なアレンジが加えられていき、中国やベトナムなどのアジアの麺料理とは異質な、日本独特の麺料理に発展・変化しています。素材の味だけで勝負する無化調ラーメンや、インパクト重視の家系ラーメンなど、ニーズに応じて様々な進化を遂げており、国民的料理として人気を博していると。(Wikipediaより)

 というわけで、ラーメンは今や日本の代表的な食べ物の一つになって、海外観光客の目的の一つにもなっていますから、大したものです。それぞれ日本全国には独自の趣向を凝らした有名なラーメン店があるでしょう。しかし、この我が宇部ラーメンの〝一久〟さんは、豚骨だけを煮出し、骨の粒子が溶け込んでいるため、少し暗めの色をした濃厚豚骨スープなんですが、それがやみつきになってしまう人も多いんですよ。…ハイ、ホント!

 と、書いて、つい〝宇部のラーメン今年人気のベスト10店〟を見てしまいました。エエッ、ナント…ビックリ!ランキング1位は〝一久〟じゃなくて、〝味の三平〟なんですって!主人に〝知ってる?〟と聞いたら、会社の近くだったので昔よく食べに行っていたんですって…。何と言うこと!私、まだ行ったことな~い。クヤシイ!これはナントしてでも食べに行かなくっちゃ…ムムムッ

 ちなみにこの岬店には、たくさんの色紙の中に、あの〝さかなクン〟のもありましたよ!写真撮るの忘れてました。ゴメンナサイ!ランキングは一久新川店が2位、この岬店は5位でした。この写真はお借りしました。

コメント (6)
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