ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

台風の「特別警報」とは?

2020年09月05日 | 俳句

 だんだん近づいてきている…といってもニュースからで実感はまだありません。今日は一日中曇りでカラッとはしていなかったんですが、明日から明後日にかけては台風で洗濯も出来そうにないので、今日できる限りの洗濯をしました。

 それから、さしずめ必要なものを揃えておかなくては…まずは停電に備え、懐中電灯などの電池やガスコンロのボンベ…、我が家はオール電化のため停電になったりしたらお手上げなんです。それから食料品…、カップラーメン、パン、水、火を使わずに食べられるものなど、などと。買い出しには主人に行って貰いました。

 すると、カップラーメンやパン類、水 などみんなスーパーの棚には何もなかったと。ちくわ、かまぼこ、天ぷらなどの練り製品も品切れ…。早く行かないとなくなるらしいわよという私の言葉を信用していなかった主人もさすがにビックリして帰ってきました。まるであのコロナの影響でマスクや消毒薬などが何処へ行っても売り切れていたときのようです。

 いつも〝なんとかなるさ〟ののんびり夫婦も、さすがに今回はテレビで〝最大級の…〟とか〝巨大台風〟とかしきりにいうもので、本当に怖くなりました。

 また、「特別警報」という言葉も初めて聞いたような気がして…。調べると、台風の特別警報は「数十年に一度」の強度の台風によって、暴風・高潮・波浪になると予想されるときに発表するのだそうです。「数十年に一度」の強度とは、具体的には1959年の「伊勢湾台風」級(中心気圧930ヘクトパスカル以下または最大風速50メートル以上となる。ただし、勢力の強い台風の襲来頻度が高い沖縄・奄美地方および小笠原諸島は中心気圧910ヘクトパスカル以下または最大風速60メートル以上)とか。

 台風10号は930ヘクトパスカルで鹿児島県に接近、上陸するおそれがあるとして、あらかじめ予想される場合、気象庁は24時間程度前に記者会見を開催し、台風接近時の暴風や大雨などによる災害に対して極めて厳重な警戒が必要であることを呼び掛けることにしていると。台風の特別警報そのものは、実際に発表基準を満たした台風がやってくる12時間前をめどに発表され(予想できない場合もある)、今回の10号は「大雨、暴風、高波、高潮。すべての要素で記録的なことが起こる。十分に注意してほしい」と呼びかけているのです。国土交通省の担当者は5日、気象庁との合同会見で「経験したことのないような大雨が予想され、河川の越水が十分考えられる」と危機感まで示しています。

 特に7月の豪雨で氾濫(はんらん)した熊本・球磨(くま)川や、九州南部の川内(せんだい)川や肝属(きもつき)川などは、その想定を超える雨になる予想だとか。エエッ、またあ~と、このところの熊本県の被害続きには気の毒でたまりません。また、2018年に高潮などで関西空港が冠水した台風21号よりも強い勢力で九州に近づくとみられると言うし、気象庁の担当者は「高潮は水が陸に入り続け、津波にたとえられることもある」などとも言っていますから、ますます海の近くの人たちは恐怖に駆られるでしょう。

 そんなニュースを聞く度に、この10号の凄さは十分に分かりますけど、じゃあどうすればいいの? こんな時に私たちに出来ることといったら何?

 結局早めに安全なところに避難することしかないんですよね。どんなに科学が、どんなに情報が発達しようとも、出来ることはただ一つ、一番原始的な〝逃げる〟ということだけなんですから。人間ってやっぱり動物と一緒!でも動物の方が逃げることに関しては敏感ですよ。頭ではなく本能ですから。人間は却って頭でっかちなばっかりに逃げ遅れるという…、あの東北大震災の時のように。コワイ!

 このところの台風は来る来るといってもこちらでは大したこと無く過ぎて…、その分関西や関東が大変でした。今年は予定のコースが多いみたい。だとすれば、昔から九州、山口、四国が台風銀座と言われていましたものね。覚悟しておかなくちゃ。そろそろと足音が聞こえてくるのでは…

  先んじて風はらむ草颱風圏  遠藤若狭男

 ああ、〝クワバラ、クワバラ!〟あっ、このイヤなことを避けるときに使うことば、どういう意味かみなさん知っていましたか?

 これは、〝雷神があやまって農家の井戸に落ちた時、農夫が蓋をして天に帰らせなかった。雷神は、自分は桑樹を嫌うから、桑原桑原と唱えるならば再び落ちまいと答えたとの伝説に基づく〟、落雷を避ける呪文なんですよ。また、〝死して雷となったと伝える官公(菅原道真)の領地桑原には古来落雷した例がないのに因む〟とも言われています。それが、一般の忌まわしいことを避けるときにも唱えるようになったのです。

 とにかく〝備えあれば憂いなし〟、それがダメなら〝逃げるが勝ち〟ですよ。皆さん、お互いに気をつけましょう。

 写真は、〝野萱草〟(のかんぞう)。晩夏の季語ですが、我が家ではやっと咲きました。これは一重で、八重のものは藪萱草といいます。季語として使うときは〝萱草〟だけでいいですからね・

 

コメント (6)
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