ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

汗だらだらの〝きらら俳句教室〟4回目でした!

2020年08月16日 | 俳句

 今日も最高気温は35度と、朝からギラギラと真夏(?)の太陽が遠慮会釈もなく降り注いでいます。当然ですよね。太陽にだって出番がなくっちゃ…。でも、冬場や梅雨時期にはあんなに喜ばれる太陽でも、出過ぎると嫌がられる…何につけても〝ほどほど〟というのが一番。欲を出さずに〝ほどほど〟に感謝しましょう。

 ところで、東京都では、昨日の新型コロナウイルスの新たな感染者は385人、2日連続でまた300人を超えたそうです。全国では新たに1227人を確認。クルーズ船の乗客乗員らを合わせた国内の感染者は計5万5835人になりました。愛知県と埼玉県、熊本県で計7人が亡くなり、死者は計1106人。神奈川県では136人、高知県では14人で1日当たりのそれぞれ過去最多。そのほか、大阪府151人、福岡県75人、愛知県72人など都市部での感染が目立っているようです。

 世界でもコロナウイルスの感染拡大の動きはとどまる様子がなく、特に欧州ではその感染再拡大を受けて、スペインはナイトクラブの閉鎖や路上喫煙の禁止を決めたり、フランスでも職場でのマスク着用義務付けを検討するなど、感染防止に向けた規制強化の動きが再び広がっているみたいです。

 こんな状況の中、今日も各地では外出するのが危険なくらいの暑さが続き、東海地方を中心に40℃を超える可能性もあるとか。そのため全国の広い範囲に高温注意情報が出され、関東甲信のすべての都県には熱中症警戒アラートが発表されているそうですよ。

 とにかく日中は外出するのが危険なぐらいの暑さになるので、冷房が効いた涼しい場所などで過ごし、今日は不要・不急の外出は控えた方が良さそう。また、家の中でもこまめに水分をとるなどして、熱中症対策を心掛けましょうね、皆さん!

 さて、こんな状態なのに、私は、昨日の午前中は〝きらら俳句教室〟、午後は宇部馬酔木句会と、ダブルヘッダーでした。特にきららの方は公園を吟行しての句会ですので…う~ん、暑そう!

 朝9時、車に乗るともう32度でしたよ。〝今日はお盆だし、終戦記念日だし…アハッ、これ関係ない?…8月は休みにするんだったわ~〟と、後悔しきり。来年はそうしようなんて考えながら到着。駐車場から教室までのわずか5分足らずで、もう汗びっしょり…。でも皆さんの元気な姿を見ると、やる気が出てきました。

 レンジャーのSさんに、〝今日のメインは?〟と聞くと、昆虫を主にした資料を作って下さってました。

 最初15分ほどは今ジャストの季語〝盆〟についての講話を…。それから外へ。

 〝今日は残暑と詠まないといけませんか?〟〝そんなことないですよ。夏でもかまいませんから、実感を詠んで下さいね〟先ず昆虫を探そうと…でもこの暑さでなかなかいません。やっと見つけたバッタ……分りますか?草に潜って真ん中あたりにうっすらと…探して下さい。この影で暑さが分るでしょ。まだ10時前なんです。

 先月に比べるとやたら蜻蛉(とんぼ)が多い、やっぱり秋なんですね。でも、蟬も負けてはいません。ビオトープまで歩いて行って、先月の宿題、〝あめんぼ〟の匂いを体験したいとSさんに言うと、やっぱりいないんだそうで、残念でした。

 でも、〝犬枇杷〟(いぬびわ)の実が熟していましたので口に入れてみる…〝美味しい!〟。そこで、〝皆さ~ん、体験です!〟と勧めると、恐る恐るの人も一口…〝わあ甘い!これじゃあ鳥も喜びますね〟みんな感動していました。先月も熟れたのを口に入れてみたのですがイマイチ。今回は黒紫色の完熟したのを食べたのでグッド!この犬枇杷のことを〝小無花果〟(こいちじく)と言うのも頷けます。

 それから〝バッタ〟を捕まえようとしたとき、蛙も跳びだして…でも夏の蛙は季語にあるけど、秋は???など、言いながら、余りにも暑いし、大した収穫もなさそうなので戻りましょうか…途中まで来ると、雑木の切れ間から涼しい風が吹いてきました。露草のひとところも涼しげで、一服の清涼剤です。

 こういう秋の初めに、〝ああ、やっぱりこの風は秋だわと感じるような時は、「初秋風」(はつあきかぜ)と詠むんですよ〟と教えると、しっかりモノにしてFさんが、〈青い空初秋風の通り道〉という句を詠んでいました。

 もう一つ、熊蟬が幹でお尻を振るわせて鳴いているのを発見。みんながしげしげと見るので恥ずかしくなったのか、幹の裏側へ移動。それを見て、誰かが〝あれは日陰の方が良いからなんじゃない…〟と言う。〝ヘエッ、蟬も日焼けするのはイヤなのかしら…。〟大笑いです。そこでTさんが〈熊蝉も日射し避けるや幹の陰〉という句を。他に〝銀やんま〟〝蜻蛉〟〝秋暑し〟〝虫〟〝麦藁帽〟〝風涼し〟〝やいと花〟などの季語も。

 ああ、そうそう、この〝やいと花〟を説明するとき、別名〝屁糞葛〟(へくそかずら)ともいうので可哀想な名前よねというと、Mさんがこの花を鼻につけて子供の頃遊んでいたんですよと…。〝エエッ、臭くないの?〟と聞くと、早速Sさんが花を採ってきて…実験!写真撮ってブログに載せることをOKしてもらいました。

 今日もまた一つ新しいことを知りました。本当に楽しいです!ああ、もう一つありましたよ。

 最後に見つけた蔓性の白い花。誰に聞いても知らないと…。でもレンジャーのSさんが、もしかしたら〝ががいもでは?〟と言うので調べてみると、ナルホド歳時記にありました。〝山野に生えるガガイモ科の蔓性多年草。長い地下茎があり、茎や葉を切ると白い乳液が出るので乳草ともいう。葉は長い卵状心臓形…〟と、もう間違いありません。晩夏の季語で漢字で書くと〝蘿摩〟なんですって。なんとも難しい!名前は聞いたことありましたが、これ絶対読めませんよ。また一つ勉強になりました。

 教室に戻りいつもの美味し~い煎茶を頂き、その後句会の始まりなんですが、見ると小さなコオロギの赤ちゃんが机に…どこから来たの?というと、ピョンと…。Sさんが蘿摩を採ってきてくれました。

 これで〝きらら俳句教室〟4回目も無事終りました。皆さまオツカレサマ!

 コオロギの赤ちゃんは1㎝もないぐらい…ズームかけて撮ったらボケ、ボケでした。ゴメンナサイ!

  

コメント (10)
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