ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

〝御降り〟の初詣

2019年01月01日 | 俳句

      明けましておめでとうございます。皆様今年もよろしくお願いします。

 無事何事もなく年が明けました。静かな新年です。これもなかなかいいものですね~。なんにもない、息子と私たち夫婦3人だけのお正月は、考えてみれば始めてなのかも知れません。結婚してからは大分か広島のどちらかで迎えるのが普通でした。ただ一度だけ娘を妊ったとき予定日が1月24日でしたので、始めて宇部で二人だけのお正月を迎えたことがありました。その後はまた大分か広島。義母がこちらへ引っ越してからは我家で高松から帰ってきた娘夫婦や義母たちと一緒に迎えていましたから。今年は娘夫婦は高松へ、義母と義弟は動くのが大変なので自宅で…ということで、それぞれでの新年を迎えました。

 おせちを戴き、主人はお屠蘇ですぐに酔って寝てしまいましたし、息子も2階へ上がって降りて来ません。私はのんびりと、パソコンを開き、ブロブやメールを見たり…。そのメールの中にサントリーからの新年の挨拶で〝開運みくじ〟がありましたので、やってみました。5匹のうりぼうのレースです。1~5の2番のうりぼうを引くとナント一等で大吉!〝今年一年何事もうまくいくでしょう〟と。すると今まで暗くてどんよりと曇っていた空からパーッと日が差してきました。ああ、本当に今年はいい年になりそう!その後、朝風呂ならぬ昼風呂で、のんびりと〝初湯〟です。気持ちよかった~。それからやおら義母の所へ新年のご挨拶へ行き、その後みんな揃って初詣に行きました。これはまあ、まずまずの新年のスタートと言っていいでしょうね。

 恒例の琴崎八幡宮での〝富くじ〟は…おばあちゃんは相変わらずの末等、私は11等で〝毘沙門天〟の置物でした。お神籤も〝小吉〟でしたからまあまあでしょう。着いた頃からボチボチと雨が降り出し…〝御降り〟(おさがり)という新年の季語です。今まで滅多に降られたことがなかったので、実感がなかったのですが、これは〝元日、あるいは三が日に降る雨や雪〟のことです。雨は涙を連想させ、「ふる」は「古」にもつながることから正月の忌み言葉とされ、「御降り」と言い換えたものです。

 写真は、琴崎八幡宮の初詣。もう16時過ぎでしたので少ないだろうと思って行ったら、結構な人出でした。出かけた時はまだ降っていなかったのに、そのうちパラパラと降り出し、並んで待っている間にだんだんひどくなって傘の人が増えました。

  御降りといへる言葉も美しく        高野素十

  お降りのすぐ止むことのめでたさよ    稲畑汀子

 傘を持って行ってませんでしたので、まさにこんな感じの雨でした。では、今年も元気で頑張りましょう…お神籤の病気のところには〝なおる よき医師をたのめ〟とありましたし、お医者様にはなぜか恵まれていますので大丈夫でしょう。またよろしくお願いしま~す。

 

 

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