ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

すっかり忘れていました!

2018年07月19日 | 俳句

 すっかり忘れていました。やっぱり暑さのせいで、頭がボーッとなっていたんでしょうか。何をって?秋櫻子先生の忌日ですよ。去年からはじめたブログにこの忌日のことを書いていませんでしたので、今年は絶対に…と思っていたので、悔しい!

 先日の句会では〝もうすぐ秋櫻子先生の忌日ですからね~〟なんて言っていたのにコロッと忘れていました。ゴメンナサイ!

 「秋櫻子忌」は、7月17日です。「喜雨亭忌」「群青忌」「紫陽花忌」とも言いますが、歳時記にある説明を見てみましょう。

 明治25年(1892)東京生れ。本名、豊。東大医学部卒。虚子に師事し、第一句集『葛飾』刊行後「ホトトギス」を離れ「馬醉木」に拠る。「『自然の真』と『文芸上の真』」を発表、抒情と調べを大切にする俳句観を示し、「ホトトギス」一辺倒の当時の俳壇に新風を吹き込む。昭和の代表的俳人の一人。喜雨亭の別号や作品から喜雨亭忌、紫陽花忌、群青忌ともいわれる。昭和56年(1981)没。88歳。

 今日まで「馬醉木」は、この秋櫻子の理念を長男の水原春郎が、続いて現在孫の德田千鶴子が引き継いで、「抒情と調べを大切に明澄な詩魂をめざす」をモットーに活動しています。とはいっても、昔と違って俳句界がこれだけ細分化されてしまうと、老舗というだけで継続するのは非常に難しいと思います、維持するための日々たゆまない努力がなければ…。私などは地方にいて呑気に構えていて申し訳なく思っていますが、東京ではきっと皆さんしのぎを削っておられるのではと心苦しく思っています。

 私は秋櫻子先生のことは全く分からないのですが、その息の掛かった方々がどんどんと亡くなられて…私が入会したときにはいらっしゃった、千代田葛彦、有働亨、林翔、三嶋隆英などの先生方も、また他の先輩の方々も亡くなられて…秋櫻子先生をご存じの方が殆どいなくなってしまいました。これからどう変わっていくのでしょうか…古い結社ほどその問題は大きいでしょうね。わが「馬醉木」も…。

 写真は「ハイビスカス」で、「仏桑花」「琉球木槿」とも。夏の季語です。渡辺翁記念会館の前に鉢が並べてありました。

 

 

 

 

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