うたたね日記

アニヲタ管理人の日常を囁いております。

冬アニメ最終回⑤

2018年04月01日 00時59分21秒 | アニメ
大分桜も散って、近くの川が花筏になっております。
入学式は既に葉桜状態かもしれませんが、若葉も若葉でまた活き活きとした青さがオツなものです。
ま、うちのガッコは桜の木に毎年カラスガスを作る上、学食の残飯をねだりに来たクロネコが、「ゴミ捨て場の戦い」(byハイキュー)を繰り返しているので、また5月には戦が始まるんだろうな。こうしてインターハイか春高バレーのように(※全然違う。あくまで本物のカラスと猫の真っ黒同士の戦い)なるのでしょう・・・( ̄▽ ̄) 
ただ困るのは・・・転々と血を流していかないように!Σ( ̄口 ̄|||) いやー、毎年のことながら、これ見ると、「チョークで囲いたくなる!」 激戦はほどほどに。

で、激戦終了の冬アニメ、サクッと感想。
『ハクメイとミコチ』:漫画原作のアニメ化でした。
コロボックル(小さな妖精、というか小人)の女の子、さっぱりした少年系のハクメイと、家庭的な肝っ玉母さんチックなミコチ。二人を中心としたほのぼのスローライフが描かれていました。
あくまで森を住みかとして、でもちゃんと街もあって、経済的な営みもある。でもやっぱり基本は自然。電気や車といった文明は全くなく(多分街灯りもランプだった)、でもその自然の楽しみ方をちゃんと知っている。今期は『ゆるキャン△』とか『ヤマノススメ』の再放送もやっていて、こうした「便利品に囲まれた生活から一歩外に出てみた」ことの良さがじんわりと伝わってきました。
いいですよね~お風呂上りに月を見ながら美味しいつまみでお酒を楽しみ。昼はコツコツと仕事しながら、でも片手間でお菓子作ったり。時間がゆっくりしているのは、時計がないからかもしれませんが、それ以上に必要ないんだろうな。その日できる範囲だけで充分。残業なんてない!それこそがスローライフ!
いいなぁ・・・この世界に暮らしてみたい・・・
『博多豚骨ラーメンズ』:こちらは小説原作のアニメ化。
住民の3割が裏社会の住人で締められている博多。そこに探偵社を営む番場と、たまたま番場が助けた中国人の殺し屋:林と、彼らの仲間と共に博多の裏社会で起きる様々な依頼をこなす、あるいは戦うストーリーでした。
博多・・・そんな物騒な街なんか!?Σ(・ω・ノ)ノ! ―――と、あくまでフィクションですけれどw  なんとなく20年くらい昔に放送していた『カーボゥイビバップ』に乗りが似ています。あっちも便利屋みたいでありながら、裏方の仕事をするそれぞれの特技なポジション分担した4人のメンバーで構成されていて、なんとなくルパン三世から続くチームアニメ。それがみんないいチームワークで面白い。一番いいのは、お互い詳しいこと口にしなくても、アイコン一つでサッとチームワークでやり遂げちゃうアクションプレイかな。はたから見たらやくざアニメですが、そこまで背徳感なかったのは無論フィクションですが、このノリの良さかも。
タイトルで見事に「食番組か!」と勘違いして見始めてしまいましたが、最後まで楽しませていただきました。
『牙狼〈GARO〉 -VANISHING LINE-』:GAROシリーズアニメ第3弾(でしたかね)。今回はアメリカを舞台に、謎の組織『エルドラド』を追い求め、主人公ソードと、行方不明になった兄を探すソフィーの二人の旅を中心にホラーと戦うストーリーでした。
この作品で「何が凄い!」かといえば、本当にセルの枚数多いんですよ! あ、今はセルで描いていませんね。ともかく描き込みの数が半端ない!なので動きが毎回劇場版アニメを見ているみたいで、クオリティがすんごくかった。今期は特にホラーがエルドラドに集中していたためか、過去作品(特撮も含む)に比べ、戦闘回数は少なかった&ソードが黄金騎士になる場面も少なかったので、余計にすごく見えたのかもしれません。それでもキャラデザのブレもなかったし、やっぱり特撮は描き込みがない分ごまかし利かないので、アニメもそのクオリティーで作られているのかも。
あともう一つ特出すべき点は、キャストは毎回同じ方(キャラは違います+ゲストもあり)が演じられているんですが、今まで味方の魔界法師や銀の牙狼を演じていた朴さん、浪川さん、堀内さんが敵役になっていたこと。流石の大ベテラン陣なので、敵になったら迫力満点。正直勝てるのか!?まで感じましたw あ、でも新登場の小清水さんと島崎さんもカッコよかったですよv
最後は兄を救えず、ソードたちの記憶も消されたはずのソフィーが自力で思い出し、魔界法師を目指したところでソードと再会。緊張感すっ飛んだ笑えるシーンで幕を閉じましたが、円満でよかったです。
『キリングバイツ』:青年誌連載の漫画原作アニメでした。主人公の一人、気弱な大学生の野本裕也は、たまたまバイトしていた先の知人に誘われて、行った先は女子高生を強姦する犯罪チームの運転手役。逃げることもできないまま誘拐は実行されてしまうが、一瞬で男たちは誘拐した女子高生:瞳に殺される。彼女は獣と人との遺伝子の融合体『獣人』(※瞳だけは先天性)のラーテルであり、獣人同士の戦いを賭け事にした「キリングバイツ」の駒の一人だった。瞳と獅子の戦いを見てしまったことで、野本は獣人同士の戦いに巻き込まれていく―――というストーリーでした。
もう一人の主人公:ヒロインの瞳も普通にしていればJK。彼女の友人となったチーターの獲座もJK。弱いけどノリでチームに入ってしまった兎の初もJK。メインはこのJK獣人の皆さんの活躍ですね。確かにはたから見ていると、一部だけ獣人(耳としっぽだけ出す)していたら、ただのコスプレーヤーさんにしか見えないw でも戦うとおっかない。あのこはどっから見てもケダモノだもの。色っぽいところもあるにはあるんですが、なにせ筋肉ムキムキなので(初ちゃんは違う)、なぜか色気を感じない・・・
しかもバトルは肉弾戦。血が噴き出るわ肉は切れるはetc・・・。可愛い&エグイが同時で流石にお子さんには見せられぬ。
最後は3億円の賞金を稼ぎだした野本君を瞳が殺した(※未遂)したところで終了。最初からあんな極秘裏の組織と関わったら、博多でなくても消されることは目に見えていましたが、どうしても裏社会にのし上がりたい瞳の保護者:祠堂の命令には瞳も逆らえなかった模様。でも涙は見せていたから、反射的に手加減したので野本君は生き延びられたのかも。でも最後を見ると彼も獣人にされていそうでしたから、果たして幸せなのか否か・・・。
新しいヒロインが活躍しそうなところで終わってしまいましたが、続きがあるなら一寸見てみたい。できれば瞳には祠堂から自立して自分の意思で生き方を決めて欲しいですね。
ケダモノだものでしたが、見ていて一番のケダモノは押絵ちゃんだった気がする。オマケにしか登場してこない子ですが、あそこまで瞳ちゃんに執着する根性は、獣人真っ青であります!
『三月のライオン』:人気将棋漫画原作のアニメ2期目です。1期目は主人公の零の成育歴や棋士としての戦いのシーンが中心。今期は零を取り巻く人たちの生き方が中心に描かれていた気がします。
中でもひなたちゃんのいじめ問題は今期一番の重いテーマでしたけれど、本当にいじめって相手の心をここまで滅茶苦茶にしておきながら、罪悪感の一つも持たない、非常に腹立たしく卑怯な対人関係トラブルです。しかもこの作品でのいじめの張本人は、罪悪感もなく反省もない。一番いかんのは自分が何をやったのかという自覚さえないこと、ですね。そして母親までもひたすら「いじめた事実はない」と聞く耳持たない。結局子どものこと見ていないんですよね。これ見て感じたことは、「最近の学校の先生って大変だよなー」でした。・・・本当にうつ病になりますよ、これじゃ(--;)
後は柳原さんの話が印象深い。みんなにタスキを渡され、「お前は頑張ってくれ」と言われて50年。A級の座を降りることもできず、もし引退したら、自分には何が残るのだろう、という重圧感と空虚感が一体になった不安。多分これからずっと先に零君も、リアルかもしたたちも体験する歳になっていくのでしょうが、男性は退職すると仕事一筋だった人は、ほんと、燃え尽き症候群に陥りやすいんですよね。女性はまだ家事という仕事がありますけど。
宗谷名人の難聴の話もありましたが、こうした零君の周りの人たちが大きな成長のヒントをくれました。特にひなたちゃん。「絶対間違ったことしていない!」には、かもしたも(ノД`)・゜・。感涙でした。
今期はまた無事3月が終わったところまでで終了でした。前回は既に2期目決定って出ましたけど、今回はなし。ただ、この後川本のお父さんの問題で大きな悶着があるので、ここで終わって平和的だったかも。でも川本父の一件で零君とひなたちゃんの関係が凄く変わるので、それも見てみたい気が・・・!気長に待とう( ̄▽ ̄)
『Fate EXTEELA』:Fateシリーズアニメ最新作。といっても最終回ではなく、続きは10月からまた始まるとのこと。
今期は月の聖杯戦争、というか既に死滅した世界で、別のマスターの記憶を持たされただけの主人公が、最後まで生き延びるためにセイバー:ネロと一緒に戦い続けるストーリーです。
どっちかというと、今までのFateシリーズと比べて非常に抒情的。なんとなく『化物語』のような、心理と会話戦の印象が強いです。第1、2階層までは確かにいつものマスターとサーバントの戦い方なんですけれど、どんどん心理的に追い詰められていく、という。
唯一のオアシスは凛ちゃんだったんですが、実は彼女自身も解放されない第6層のマスターで、ほんもののにくたいが消滅しない限り、永遠に増殖を繰り返し、戦い続けるという、苦悩キャラだったことが判明。うん、今回の話は重いorz 
ネロちゃんだけは常に前向きですが、彼女自身がものすごい人生(いわゆる暴君ネロ)だったうえに、母親のアグリッピナがアレですから。ちなみにアグリッピナさんはキリスト教を迫害した上に「私が神様v」とひれ伏させ、ネロを公邸にするために、邪魔者はみ~んな殺害vという、リアル妲己ちゃんです。そんな人がオカンって、ネロちゃんもさぞかしご苦労を。
前半戦で少しずつ前向きになってきた主人公ですが、10月からの戦いに期待したいところです。


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