うたたね日記

アニヲタ管理人の日常を囁いております。

2022夏アニメ最終回⑤

2022年09月24日 22時26分49秒 | アニメ
静岡&関東地方は、昨夜から滅茶苦茶凄い雨で、我が家の地域も避難警報が出たり消えたりで夜中あんまり寝られませんでした💧
結局一度避難所に行って待機していたのですが、おそらく大丈夫だろうということで、我が家の地域は無事解散。何もすることがなくって避難所のテレビ見ていたら「鎌倉殿」の再放送やっていたので、また2度泣きしちゃったよ(ノД`)・゜・。 重忠ぁ~いい人だったのに…(´;ω;`)ウゥゥ
昨夜の金曜ロードショーも途中しか見ていないので、これも録画を見なければ。そして最終回も見なければ。いっぱいあるのでサクサクっと行きます。

『組長娘と世話係』:web漫画原作のアニメ化作品でした。
主人公の霧島透はヤクザの桜樹組の若頭。凶暴な性格で、すぐに暴力で物事を片付けることから「桜樹組の悪魔」と呼ばれていたが、そんなある日、組長の桜樹一彦に呼び出され、桜樹の一人娘である八重花の「世話係」を命じられる。八重花は母親が事故で意識不明となり、長期入院を強いられているせいか、引っ込み思案で友達もいなかった。そんな彼女の学校の登下校などに付き合いながら、八重花は次第に霧島に心を開いていき、霧島の計らいもあって、少しずつ積極的になり友達も出来てきた。また八重花がいるお陰で、霧島も暴力を見せないようにするだけでなく、子どもの頃に体験できなかったことを、八重花の純粋な心で癒してくれたおかげで精神的にも安定してきた。しかし、霧島に恨みを抱くものも多く、特に解散まで追い込まれた他の暴力団員から八重花が人質になって暴力を受けてしまったことで、眠っていた霧島の暴走が始まり、相手は完膚なきまでに叩きのめされた。しかし八重花に怪我を負わせてしまったこと、暴力は振るわないという誓いを破ったことで、霧島は桜樹組を離れようとするが、八重花がこれからも一緒に居て欲しいという望みを訴えたことで、再び組に戻るのだった―――というストーリーでした。
ヤクザという物騒なテーマの中で小学生のお嬢さんと若頭のハートフルコメディ…一体どんな話になるのかと思ってみましたが、本当にハートフルでした。というか、霧島はじめ、ヤクザの皆さん、優しいというかアットホームですよね。多分「素人衆に手を出すな」という組長の教えが聞いているんだと思うのですが、全然ヤクザらしくないので「やっぱり空想の世界よね」と思っていたら、組長が因縁付けてきた構成員を配下を使って徹底的に叩きのめすシーンは、間違いなく893だわ💦 そしてある意味八重花の友達も、「こういう家庭に育っているけれど、それがどうした!」と受け入れてくれる子ばかりでしたので、よかったです。でないと多分普通の子はまず親が近づけさせようとしないので、家族ぐるみで理解があって、八重花ちゃんにはよかったです。霧島の積極性と八重花の思いやりが、いい感じでブレンドされて相乗効果出ていてよかったねv これからもなるべく平和にほのぼの過ごして欲しいものです(^^)
『それでも歩は寄せてくる』:漫画原作のアニメ化作品でした。
主人公の高校一年生(途中で進級)の田中歩は、中学の時剣道部で強者と有名だったが、高校では将棋部(最初は同好会)に入部。というのもヒロインであり一学年上の将棋部部長:八乙女うるしに好意を抱いているからだった。うるしも感じてはいるものの、まだ自分の心を認めていない。そんなうるしに「将棋で勝てたら告白する」と決めている歩。しかし修行を付けてもらっても、なかなかうるしには勝てない。他にも幽霊部員の角竜 タケルや同級生のマキからも、うるしの歩への思いを突かれるのだが、どうしてもうるしはまだ認めない。そんなうるしに対し、歩は様々アプローチをしてくるため、うるしは平静を装うのに四苦八苦。やがて進級した彼らの前に新入生として中学時の歩の後輩:香川 凛が入部する。凜は剣道部時代のかつて歩に想いを抱いていたこともあったが、歩が純粋にうるしを想っているため、二人の応援に回ることに。なかなか気持ちが進展しなかったが、うるしが修学旅行の際、一緒に電話越しに将棋を打ったり、彼のくれたお守りを紛失したときに懸命に探し回ったりして、ようやく歩への思いを受け入れることに。そして旅行明け、対戦した歩にうるしは負け、二人に春が訪れようとしていた。―――というストーリーでした。
最近将棋漫画作品を結構見かけるようになったのですが、「三月のライオン」しかり、プロを目指す、本格的は将棋漫画かな…と思っていたら、ラブコメ重視作品でしたw 堅物の歩君と将棋一辺倒ながら、心はやはり乙女のうるしちゃん、見ていてほのぼのしましたわ( ̄▽ ̄) そうそう、中高くらいの恋愛って、こんな感じだよね~って(笑)令和の世の中、もっと進展しちゃっている学生カップルも多いと思うのですが、こういう告白前のドキドキした感覚って、今思えば一番楽しくて幸せでしたよ。「明日も学校に行こう!」っていう原動力になりましたもんね♥ 最近こうした初心な恋愛漫画って、「高木さん」くらいだったので、久しぶりにピュアな心を思い出させていただけて楽しかったです。二人は今後ともうまくいきますように✨
『ブッチギレ!』:オリジナルアニメでした。
舞台は江戸末期、主人公の一番星は幼い頃、家族を『雑面の鬼』のせいで失い、人一倍正義感が強い。しかし侍に虐げられた街の人を助けようとしたことで死罪となって打ち首になるところだった。そこに現れた新選組の藤堂平助により「条件付き」で解放されることを持ち掛けられた。それは既に雑面の鬼の一味によって命を奪われた、新選組組長「近藤勇」の代役を務めることだった。同じく斬首になりそうだった朔夜、白、踪玄、鈴蘭、逆太郎、某らと共に、一番星はその役目を引き受ける。刀の扱いも知らなかった一番星だが、弱者を虐げるものが現れるととにかくそれを辞めさせようと暴走。そんな中で一番星は雑面の鬼、その一味である羅生丸と再会。彼は死んだと思われた弟ツキトだった。今度こそ弟を救おうと、新選組として本格的に戦おうとする一番星。そして雑面の鬼たちは、長州藩の反幕の行動に乗じて陰から異敵を討つことを画策していた。やがて京都全体を呪力で覆い、焼き尽くそうとする雑面の鬼たち。京を護ろうと結界を作らせないよう働く新選組。やがて雑面の鬼の頭領は土御門晴明であることが判明。更に羅正丸を使って妨害しようとするが、正気に戻ったツキトが自害し、止めを刺したことで土御門の野望は潰えた。しかし戊辰戦争への道は確実に進み、新選組一同は新たに京都守護としての任務に励むのだった―――というストーリーでした。
いわゆる戊辰戦争前の尊王攘夷の頃をオリジナルストーリー作品として仕上げられていました。話の主軸は↑の通り、雑面の鬼たちを退治するところなんですが、各キャラクターの過去話もあり、「何で斬首刑と言い渡されたのか」というあたりが肉付けとして描かれていて、それも面白かったです。いわゆる「人を嘲る、貶める」とかではなく、「どうしようもない理由」の結果であって、人として生きるのに捨ててはいけない誇りみたいなものを守るために、あえて斬首も受け入れる。一人として「死にたくない!」とテンパる人がいなかったので、ある意味この新選組の成り代わりは、彼らにとっても彼らなりの正義を押し通すに、居心地よかったのかもしれませんね。弟君も生きて欲しかったな~両親の分まで。その分兄ちゃんが頑張ってくれるだろうけれど。この後個の面々は「鳥羽伏見の戦い」にも出るのかな?でも白は幾松になりそうだし、なんとなくみんなしぶとく生き残ってくれそうです✨
『シャドーハウス2nd Season』:漫画原作のアニメ化、2期目でした。
前作で無事に『お披露目』を乗り越えたケイトとエミリコ。しかし今度は「子供たちの棟」で、星付と呼ばれる先輩シャドー&生き人形たちから、煤能力を含めた大人になるための授業を受けることとなる。その間に生き人形たちは洗脳の薬であるコーヒーを週一回与えられ、館の掃除を行うのだが、イザベル&ミラベルの生き人形のベルがコーヒーを落としてしまう。ワザとではないと言い張るのだが、主人のイザベル・ミラベルと共にすす管の清掃という罰を命じられてしまう。その結果、すす病を発症しては過酷な治療を受ける、という繰り返しにより次第に衰弱。すす管清掃の終了を言い渡された日に、片方のベルが息を引き取るということが起きる。バーバラとバービーはこの亡霊事件の裏にはケイトが煤を使って起こした、と疑念を抱いており、ケイトは謀反の疑いを晴らすために、同期会を開いて、彼らと共に協力して疑惑の解明を行うことに。やがて彼らは亡霊の正体を掴む。亡霊の正体はマリーローズとローズマリーだった。煤能力の低いマリーローズは自分の煤自体は少ないものの、逆に他者の煤を操る力を持っており、これにより遠隔操作でコーヒーポットを落としたり、亡霊騒ぎを起こしていたのだった。すべては「お呼ばれ」から逃げるために。この「お呼ばれ」は偉大なるおじい様に招かれ大人たちの棟に行くものだが、ここで隠されていた真実として「煤と生き人形の融合」を行われること。つまり煤は生き人形の身体を乗っ取ることであり、生き人形は身体だけ提供し死んでしまうということが発覚。更に「融合が失敗すれば二人とも死ぬ」ということもあり得るという。二人は離れたくない+互いを死なせたくないために、こうして事件を起こし、妨害していたのだった。正体を暴かれた二人は遂にエドワードから呼び出しを受ける。しかしここで二人は反旗を翻し、崖下へと身を投げたのだった。この件は大人たちには「融合が失敗した」と伝えられるが、ケイトが大量の煤を崖下に送り込んだため、クションとなって無事であることを祈る。マリーローズたちがなくなったことで、こどもの棟の順位が変わる。班長はケイトが任命された。そして同時にエミリコが生き人形の班長となる。最初の課題は残されたベルを役割に戻すこと。しかしもう一人のベルを失った恐怖がまだ取れず、エミリコはゆっくりと回復を待つことを提案。強気の姿勢に他の星付たちも留飲を下げる。しかし一方でコーヒーを飲まなくなったエミリコは、徐々に人間だったころの記憶が戻り始めていたのだった―――というストーリーでした。
一期の時から見ていましたが、やはり面白いですね!「お披露目」だったり「お呼ばれ」だったり、なんか幼い子相手に使う可愛らしい言葉の裏に、とんでもないダークさが隠されていて。まどマギもそうですが、「可愛い」と「不気味」って最初は違和感感じるだろうと思っていましたが、本当にいい意味で期待を裏切ってくれて、ますます見たくなるという、ループに見事に嵌りました!(^^ゞ ダークというかホラーチックな感じは嫌いじゃないので、これはまだまだ続きを見たいですね。どうにもあの終わり方だと、続きがあるような気がしてなりません!(≧▽≦)ノ 他の煤とは違うケイトの言動だったり、記憶を取り戻しつつあるエミリコの過去が合わさってときに、果たしてシャドーハウスはどう変化するのか。二人はマリーローズとローズマリーのような悲劇は起こさないか、二人の戦いを是非最後まで見てみたいです。
『プリマドール』:ゲームとアニメの総合メディア作品でした。
皇国軍が戦争を繰り返し、そこに実戦配備された自律人形。戦争が終結した街で、主人公の自律人形「灰桜」が目覚めるとそこは地下室。記憶の無い灰桜は地上に上がると、そこは自律人形たちが働くカフェ『黒猫亭」だった。行き場のなくなった自律人形を引き取り、技術将校だった遠間ナギがマスターとなって運営している店で、灰桜も店員として働き始めた。物覚えが悪く、不器用ながらも歌の美味い灰桜はステージを行い人気者に。更に仲間の鴉羽、月下、箒星も悩みを抱えながら生きていたが、灰桜が一緒に悩むことで解決に繋がり、次第になくてはならない存在になってきた。また人間の千代ちゃんなどの友達もできたが、しかしまだ完全には終結していない。敵国からの自律人形:レーツェルの侵入に、通常の戦闘人形では敵わないところを、灰桜の歌で戦闘人形の動きを停止させ、ナギのとりなしでレーツェルも仲間に加わった。そして黒猫亭メンバーでお祭りのステージに立つことを夢見て、皆で歌の練習を行う日々。しかし黒猫亭の地下では、ナギが連れ帰ってきた人形の灰神楽が目を覚ました。記憶の無い彼女はひと時、黒猫亭で灰桜が面倒を見ていたのだったが、お祭り本番の日、彼女は歌を発した瞬間、自動戦闘人形たちが暴走を始める。あまりの強力な攻撃に黒猫亭の自律人形たちは動けなくなってしまう。灰神楽の正体は、かつて戦争を終結させるために開発された二体の最強の自律人形「桜花」と「菊花」姉妹。元々は桜花だけが戦闘に向っていたが、故障のため菊花が代わりに戦闘に出撃したものの、無理が祟り暴走をはじめ、桜花はそれを止めるために姉妹機で戦うことになってしまった、その菊花のデータが入っていたのだった。彼女を止めるにはそれと同等の力が必要であり、その力を持っているのは桜花のかつての補助人形、ペットロボットの灰桜だった。桜花の歌を間近で聞いていた灰桜は、その歌で灰神楽に対抗。オーバーヒートを繰り返しながら、戦闘人形を停止させていく。しかし、負荷が大きくこれ以上の戦闘が無理となり、再び灰神楽が攻撃に転じる。しかし千代の危機に黒猫亭の自律人形が再び立ち上がり灰神楽を押さえる。そして灰桜の最後の力で灰神楽は停止。ようやくこの騒動に終止符が付いた。灰神楽は軍の命令により「起動停止の上封印」。そして灰桜は戦闘の後遺症で記憶回路が故障し、修繕は不可能となっていた。どんどん消えていく記憶を悲しんだ灰桜は、新しく記憶を積み重ねるために、初期化を選択。そして修理後記憶の無い灰桜はまた再び黒猫亭の人形たちから教わりながら、新しい記憶を積み重ねていくのだった―――というストーリーでした。
オープニングから戦闘モードだったので、ただのほのぼの系の展開にはならないだろうな、とは思っていましたが、やっぱり最後は戦闘でしたね。ただそれまでに各自律人形のエピソードが色々あって、毎回優しくて温かい世界でした。誰にあっても「思いやり」の大切な世界感でしたね。お約束と言われればそれまでなんですが、最近こうした温かい人間関係(人形だけど)を築いていくシーンが少なくなっているので、物語ではありますが、結構癒されました。最後は記憶をなくす=初期化で、ちょっと悲しいラストでしたが、彼女の人格は変わっていないので、また一から一緒に思い出を築き上げられるシーンがあってそこは救いでした。
『ラブオールプレー』:小説原作のアニメ化作品でした。
主人公の水嶋亮は中学生の間、バドミントン部でプレイしていたが、殆ど勝利したことが無かった。しかしそれが姉の通っていた横浜湊高校バドミントン部の顧問、海老原先生より声が掛かって、偏差値の高い横浜湊へ推薦ではなく実力で受験することを決意。同じ部活の友人たちと「高校生で県大会で戦う」と約束し、1人横浜湊に入学。そこには全国でも有名なエース:遊佐 賢人もいたが、一年生の水嶋達に厳しく当たるだけだった。また想像以上にきつい練習や実力差に悩み、幾度となく落ち込む亮。そんな彼に県大会で中学の同級生と戦う機会が訪れたが、彼が足を故障しているのを見抜いた海老原監督から「そこを狙う様に」と指示され、辛い試合をするなどで、バドミントンへの情熱を失いかけたこともあった。しかしその度仲間の叱咤激励を受けて立ち上がり、新人戦では勝ち抜けなかったものの、翌年のインターハイでは団体戦で優勝を飾る事ができた。更に個人戦ではシングルで勝ち上がり、決勝で憧れの存在であった遊佐との一騎打ちとなった。遊佐は以前故障していた足を庇いながらのプレイだったが、勝利のために、相手への非礼(怪我を気にして手を抜いた試合をする)を避けるために、あえて遊佐にゆさぶりをかける。しかしそれに気づいた遊佐も全く手を抜かず、接戦の末遊佐が勝利。頑張ってきた分悔しさが後から滲む亮だったが、最高学年として再びインターハイのコートになった亮は、心身ともに成長したプレイヤーとなっていた―――というストーリーでした。
2クール作品でしたので、結構長丁場で放送されていました。けど、1~3年まで凝縮して描かれていたので、凄く短く感じましたね。かもしたも運動部だった(これでも)ので、この挫折感とかフェアプレイへのこだわりだとか、上級&下級生との関係とかで、結構苦労しましたので主人公の水嶋君の気持ちは何だか凄く共感出来ました。作品も試合時間より日常の部活の時間のシーンが濃厚に描かれていましたけれど、こういったスポーツものって、ジャンプ系のスポーツ漫画のように「試合中のドラマ」をテーマに描くか、「部活動練習も含めて、心理的精神的成長」を中心に描くかで、分かれるんですよね。この作品はどちらかというと後者ですが、重要な試合はしっかりと描いてくれていたので、ハラハラしながら行方を見守れた感じです。最後の決勝はホントどっちが勝つのか!?とドキドキ物でしたが、敗北を知らない者は成長しないんです。これで最終学年で本当に強くなった姿が見られたと思うのですが、そこを見せる前に終了させた脚本の書き方がニクイ!(笑) 友情も根性もいい形で描かれていて面白かったです。