うたたね日記

アニヲタ管理人の日常を囁いております。

夜涼みに想いを馳せて

2021年07月31日 20時43分27秒 | ノベルズ
「暑っ…」
クーラーの利いた私室から一歩外に出れば、夏の香りがした。
時々車の通る振動とエンジン音。それ以外は恒例の蝉の大合唱だ。
プラントにももちろん「夏」の設定はある。当然のことながら人為的に起こすため、暑いとはいえ、ジッとしていてじんわり汗をかく程度。
しかし―――地球の夏はそうはいかない。
ましてやここ、オーブは赤道に近いこともあって、これぞコーディネーターの人知をも超えた自然の驚異をひしひしと感じる。
照りつける太陽に、潮風、そしてこの時とばかりに茂る草木の碧…
初めて地球に降り立った時から計算の立たない天候に、正直ストレスもあった。
それが何時からだろう。自然…いや、地球そのものという、誰も作為できないその生々しい程の美しさを感じたのは…

―――「あー!いい気持ち!」

突然やってきたスコールに、喜んでその身をゆだねる彼女。
雨なんて濡れるだけで鬱陶しいもののはずなのに、彼女は顔を天に向け、笑顔で雨粒を迎えていた。
きっとあの時だ。地球の…ナチュラルな美しさに初めて触れたのは。
天を仰ぐ彼女―――金の髪の一房から滴り落ちる雨粒さえ、眩しく見えたものだ。

あの時の情景を一つ一つ思い出の宝箱から拾い上げつつ、冷蔵庫のミネラルウォーターのボトルを取り出し、グラスにも入れずにそのまま口を付ける。―――と、今度は壁のコルクボードに張り付けてあった写真に視線が引き込まれた。
それは、俺とキラが幼い時に遊びに出かけたときの夏のある日、背景には一面黄色の花畑。

「向日葵か…」

文字通り「太陽に向かって咲く大輪の花」
精一杯背筋を伸ばし、真っすぐに光指すほうへ顔を上げて。
それを見れば、自然と再び彼女を想う。

カガリ―――どんな逆境でも決して屈せずいつも前を向いている彼女。
直ぐに躓き俯く俺を叱咤し、勇気づけ、前へと踏み出す力をくれる人。
明るい平和な未来を望み、それに向かう彼女は正に向日葵のような人だ。


―――続きはこちらから。


***


現在ひたすら時間があればオリンピック見て応援してますかもしたです。
今日は柔道団体が銀メダルだったり、MB見たり、競泳みたり、色々見て喜んでましたw
勝っても負けても、とにかくかもしたには絶対できない凄いことをやっている人たちばかりなので、もう感心するばかりですね。そして世の中こんなに沢山の競技があるんだ、と新しい種目も楽しんでます。昨夜はエペ(フェシング)を始めてみましたけど…「全然早すぎてわからん(==;)」
ものすごい動体視力無いと絶対見れませんよ、あれ(゚Д゚;) 多分コーディネーターだったら見れるんだろうな(笑)

そんなこんなで、オリンピック見つつ珍しくSS書いたので、pixivの方にUPしました。
ガンカフェでアスランが夏祭りに行っているうえに浴衣まで来ていたので、それをネタにしつつ、「女の子の浴衣も見たいぞぉー(」・∀・)」 オーイ」という気持ちで姫様に浴衣を着ていただきました(*´Д`)ハァハァ 可愛いだろうなぁ~女の子浴衣✨

イメージとしては運命後、無論アスランはオーブ軍にいますけれど、あの運命の時の一端二人は離れた後、果たしてどういう距離感なんだろう??と劇場新作がどうなっているのか、ハラハラ悶々としているので、折角だからザラから押し倒し―――ゴホン、アスランからまた距離を詰めてもらおうじゃないか!と書いてみました。
結局力の使い方は違えど、見ている方向は同じ名二人なので、きっかけがつかめれば、多分発展すると思うんですよね。なので押し倒し―――(殴っ!

まぁ、特に深い意味はございません。思う存分イチャイチャしたまえ!
(※月下美人をお持ちの方、イメージ壊して申し訳ありません。はい、本物の花はとっても綺麗ですよ✨)
コメント
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