「カガリ、お前になによりの土産だ。」
そう言ってきたのは、ZAFT軍ジブラルタル基地に潜入調査していたはずのキサカ。
先のミネルバとの交戦で深手を負ったAAが、何とかオーブ・アカツキ島のドッグまでたどり着いたころだった。
カーゴハッチに出向けば、その中から医療用ストレッチャーに乗せられた人影が現れた。
そう…見覚えのある姿、なんてものじゃない!
ずっと、ずっと会いたかった―――!
「アスラン…!?」
慌てて駆け寄れば、鼻を衝く鉄錆のような匂い。それだけで出血の酷さが口にせずともわかる。
「アスラン!アスラン!!」
キラも駆け寄ってきて、二人で競うように声をかける。すると
「…キ…カ…」
薄く開きかけた碧の放つ光は、今にもふっと消えてしまいそうなほど弱弱しかった。
「駄目だよ、動かないで!」
もう気が動転している私に代わって、キラが僅かに動いた彼の指先を捕らえ、その手を押しとどめようとする。
「おまえ…死ん…だ…」
すっかり血の気の失せた唇がゆるゆると言葉を紡ぐ。きっと彼がコーディネーターではなかったら、とっくに唇も指先も動かすことすらできなかっただろう。
「大丈夫だよ、アスラン、君、ちゃんと生きているって!」
必死に励ますキラ。
でも私はもう涙が溢れて止められない。
―――続きはこちらから
***
お久しぶりで、SSの方をpixivにUP致しました。
本編捏造。種運命の37話くらいです。
いえね、以前息子が「目が覚めたとき、一番最初に見れるのが君であって欲しい」という(*´Д`)ハァハァしまくる作品を書いていたので、「どうせなら『おはようからお休みまで、(ザラの)暮らしを見つめるラ○オン(の娘)』にすれば…」とか迂闊に突っ込んだら「書けますよね?(押し)」と返されて💦
で、先月に書き上げていたんですが、(見直し修正してからUPしよう)と思っていて、そのままうっかり忘れていました。
昨日息子に「忘れていたんですか!?Σ( ̄口 ̄#)」と突っ込まれていたので、今更ですがUPしました。
そう、ちゃんとお母さんはやっておいたのよ♥(*´▽`*)b 遠慮なく褒めて頂戴✨
テーマは無論「おはようから~」なんですが、ザラの甘えが出やすい(笑)このシーンで捏造。
AAでのアスカガオンリー再会は公式ストーリー上「死にたい気分だが、残念ながら生きているようだ…」とか自虐甘え(苦笑)を言いだすザラのところからですが、その前にこんな風なことがあってもいいかな?と思いまして。
多分AAで初めてアスカガ二人きりになって、いきなりあんな言葉を放つのは、これは相当アスランが護衛やっていた時に関係が深まっていた=お互い相手の心理を知り尽くしているほど、濃厚な関係♥(/ω\)イヤン(※断じてあくまで「家族くらい心を許している」的な!)でないと、いきなりは出てこないよなぁと感じまして。姫様も顔合わせづらい心理もあったでしょうし、そうするとアスランがいきなり自虐甘えしてきても、どう反応していいのか、多分「やめろよ。そういうこと言うの…」ってサラッと返せなかったと思うのですよ。無印の頃の何も後ろめたさのない姫ならサクッと返せたでしょうが、この頃はもう姫もユウナの件だったりいろいろあって、ある意味精神的に大人になっていますし。責任を背負うと後悔と後ろめたさって付いてくるんですよね。なので、二人の間にワンクッションあったほうが自然かな~と。勝手な妄想です。
最後はいつも通り、狼男の血が騒いだようですが(笑)…そんな簡単には姫様はやらぬ(ーー)
とりあえず寝る前と目覚めたときに姫がいてくれてよかったな。さっさと治さないと、この次のシーンではラクス様がインジャス抱えてやってきますから(笑)今のうちに存分に甘えておきなさい♥
そう言ってきたのは、ZAFT軍ジブラルタル基地に潜入調査していたはずのキサカ。
先のミネルバとの交戦で深手を負ったAAが、何とかオーブ・アカツキ島のドッグまでたどり着いたころだった。
カーゴハッチに出向けば、その中から医療用ストレッチャーに乗せられた人影が現れた。
そう…見覚えのある姿、なんてものじゃない!
ずっと、ずっと会いたかった―――!
「アスラン…!?」
慌てて駆け寄れば、鼻を衝く鉄錆のような匂い。それだけで出血の酷さが口にせずともわかる。
「アスラン!アスラン!!」
キラも駆け寄ってきて、二人で競うように声をかける。すると
「…キ…カ…」
薄く開きかけた碧の放つ光は、今にもふっと消えてしまいそうなほど弱弱しかった。
「駄目だよ、動かないで!」
もう気が動転している私に代わって、キラが僅かに動いた彼の指先を捕らえ、その手を押しとどめようとする。
「おまえ…死ん…だ…」
すっかり血の気の失せた唇がゆるゆると言葉を紡ぐ。きっと彼がコーディネーターではなかったら、とっくに唇も指先も動かすことすらできなかっただろう。
「大丈夫だよ、アスラン、君、ちゃんと生きているって!」
必死に励ますキラ。
でも私はもう涙が溢れて止められない。
―――続きはこちらから
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お久しぶりで、SSの方をpixivにUP致しました。
本編捏造。種運命の37話くらいです。
いえね、以前息子が「目が覚めたとき、一番最初に見れるのが君であって欲しい」という(*´Д`)ハァハァしまくる作品を書いていたので、「どうせなら『おはようからお休みまで、(ザラの)暮らしを見つめるラ○オン(の娘)』にすれば…」とか迂闊に突っ込んだら「書けますよね?(押し)」と返されて💦
で、先月に書き上げていたんですが、(見直し修正してからUPしよう)と思っていて、そのままうっかり忘れていました。
昨日息子に「忘れていたんですか!?Σ( ̄口 ̄#)」と突っ込まれていたので、今更ですがUPしました。
そう、ちゃんとお母さんはやっておいたのよ♥(*´▽`*)b 遠慮なく褒めて頂戴✨
テーマは無論「おはようから~」なんですが、ザラの甘えが出やすい(笑)このシーンで捏造。
AAでのアスカガオンリー再会は公式ストーリー上「死にたい気分だが、残念ながら生きているようだ…」とか自虐甘え(苦笑)を言いだすザラのところからですが、その前にこんな風なことがあってもいいかな?と思いまして。
多分AAで初めてアスカガ二人きりになって、いきなりあんな言葉を放つのは、これは相当アスランが護衛やっていた時に関係が深まっていた=お互い相手の心理を知り尽くしているほど、濃厚な関係♥(/ω\)イヤン(※断じてあくまで「家族くらい心を許している」的な!)でないと、いきなりは出てこないよなぁと感じまして。姫様も顔合わせづらい心理もあったでしょうし、そうするとアスランがいきなり自虐甘えしてきても、どう反応していいのか、多分「やめろよ。そういうこと言うの…」ってサラッと返せなかったと思うのですよ。無印の頃の何も後ろめたさのない姫ならサクッと返せたでしょうが、この頃はもう姫もユウナの件だったりいろいろあって、ある意味精神的に大人になっていますし。責任を背負うと後悔と後ろめたさって付いてくるんですよね。なので、二人の間にワンクッションあったほうが自然かな~と。勝手な妄想です。
最後はいつも通り、狼男の血が騒いだようですが(笑)…そんな簡単には姫様はやらぬ(ーー)
とりあえず寝る前と目覚めたときに姫がいてくれてよかったな。さっさと治さないと、この次のシーンではラクス様がインジャス抱えてやってきますから(笑)今のうちに存分に甘えておきなさい♥