うたたね日記

アニヲタ管理人の日常を囁いております。

2020春アニメ最終回⑤

2020年06月25日 21時09分52秒 | アニメ
お仕事の方も、何とか来月辺りで落ち着きそうな目星がついてきました💦
ようやく土曜出勤もなくなりそうで、これで落ち着いてヲタ活動に勤しむことができそうな気がしてます♪
早く家でのんびりアニメ見られるようになりたい☆
とりあえず今週分の最終回はこれで以上になるかな?
『神ノ塔-Tower of God-』:韓国のウェブ漫画のアニメ化作品でした。
主人公の少年:夜は何もない真っ暗な空間で目を覚まし、以来一人で過ごしていたところ、突然天井に穴が開き、そこで夜はラヘルという少女と出会う。夜は孤独から救い出してくれたラヘルが大事な存在であったが、ある日ラヘルが「神の塔を登って星が見たい」と一言を残し消えてしまう。彼女の後を追った夜は神の塔に選ばれなかったイレギュラーな存在でありながら、ヘドンのテストに合格し、塔の最上階まで上り詰めたユリという「ザハードの姫君」から黒の三月の一つである刀を譲り受け、神の塔を登り始める。途中でクンやラークというライバルとチームを組み、塔に登る試験官の課題をクリアしていく夜。そして試験途中でラヘルと再会する。しかし上層階に上り詰めた彼らは、まず夜がイレギュラーな存在であることと、ラヘルがけがをし、歩けない状況となったことで、試験から脱落を命ぜられることになったが、夜の嘆願とライバル兼友人たちの願いにより、夜とラヘルは管理者の特別試験を受け、合格すれば再度塔を登れることとなった。しかし、ようやく合格が見えたその瞬間、ラヘルが夜を突き落とす。ラヘルは実は自分のほうが塔に登る資格を持っていないこと、そして何も持っていなかったはずの夜が、人間関係に恵まれ、最強の武器まで借り、水を操る力に目覚め、ラヘルの方が何も持っていないことを痛感していた。嫉妬と友情の狭間でラヘルは自身の願いを貫くことに決め、夜を陥れた。無事戻ってきたラヘルは合格。夜は死んだと目され、仲間たちは夜の代わりにラヘルを塔の最上階まで連れていくことを誓いあう。一方奈落に落とされた夜は目を覚まし、今度こそは自身の希望で塔に登ることを決意するのだった―――というストーリーでした。
…え?これで終わり!?(゚Д゚;)―――というのが最初の感想でした。多分原作がまだ続いているので、塔の最上階にたどり着く前に終わってしまったんだと思いますが、一体塔の上に何があるのか?夜とラヘルの関係がどうなるのか?肝心な目的の部分が果たされないまま終わってしまったので、ちょっとすっきりしなかったです。
「塔に登る」という行為を通して、ある意味人間の醜悪な部分が浮き彫りにされて、いっそ清々しい人間描写でした。登場人物は皆野望を持っているんですよ。野望というか欲望というか。生きるか死ぬかの瀬戸際で、その欲にどこまで溺れているのかが分かりますが、そこで善人と悪人、そう呼ばれる人の差がはっきりしてます。特にラヘルは自分の欲のためなら、他者を蹴落とすし、何も持っていなくて見下げていたはずの夜が実は恵まれていたことに激しく嫉妬したり。人間の「醜」の部分を凝縮した感じです。反対に夜は「ラヘルに会いたい」以外何も欲を持っていない「善」。この「相手のふり見て我がふり直せ」じゃないですけど、一種の道徳観がここにはありました。果たして善人:夜と醜:ラヘルのこの先がどうなるのか。2期目は…なさそうですが、初めて夜は「欲」を持ち、ラヘルはどこか後悔をもっているので、和解して二人とも願いの叶う未来が待っていて欲しいですね。
『BNA』:オリジナルアニメでした。
世界に人間と、人と獣の交わった獣人という存在があり、獣人は長年人間からの迫害を受けている世界。主人公の女子高生:影森 みちるは人間だったが1年前突如タヌキの獣人になり、学校にも行けず困り果てていたところ、獣人だけの街アニマシティの存在を知り、ようやく街にたどり着く。そこで出会った狼獣人で街のSWである大神 士郎に仮住まいと市長から住民票を貰うことができ、晴れて獣人社会で生活することとなった。しかし、大神とともに様々な事件にかかわる中で、人間の会社ながら獣人のために存在するというメディカルセンターが、獣人を解く薬を開発しているとの案件に出会い、人間に戻ることに希望を見出す。そんな中、銀狼を神と崇めるカルト集団:銀狼教団が現れ、なんとその教祖がみちるの友人で、彼女の目の前で攫われた日渡 なずなだった。アイドルを目指していたなずなは獣人になりながらも、その変身能力で銀狼に化け、神と崇められることにやりがいを見出していた。しかしメディカルセンターが実は獣人化の薬を開発し、誤って事故に遭ったみちるとなずなに点滴してしまった事実。教団の長:ボリスの暗躍などを知り、みちるはなずなに危険を訴えるもなずなは聞く耳を持たない。価値観がずれていく中、なずなはボリスより「メディカルセンターが獣人化を解く薬を開発した。実は教祖であるなずなも人間であることをカムバックし、薬を使うことの安心感を持たせよう」と、ライブでなずなに告白させることとなる。しかしみちるの説得により、告白を留まるなずなだったが、ボリスが代わりに彼女らが人間であることを告白。人間に対し悪感情を抱いている獣人たちは暴徒と化し、二人に襲い掛かろうとする。メディセンで獣人を凶暴化する薬を注射され、更に凶暴化する獣人たち。そこに現れたのは、メディセンCEOのアラン殺人未遂の罪で追われていた士郎だった。彼らは士郎の遠吠えを聞くと大人しくなる事実に気づき、みちるは士郎の遠吠えをアニマシティ中に響かせる計画を立案。市長は解毒剤を作り、士郎はアランと対峙。実はアランは獣人であり、優れた能力の獣人の血をかけ合わせた最高の種と自負していた。そしてメディセンが開発した獣人が人間になる薬を用いて皆を人間にし、自分だけが最強の獣人であり、神という存在であろうとする野望を抱いていた。アランの力に圧倒される士郎だったが、市長がみちるの血液で作った獣人を人間にする薬への抗生物質によってアランの野望を阻止。凶暴化した獣人たちも士郎の遠吠えを聞かせたなずなの活躍で落ち着く。アニマシティは再び平和を取り戻し、みちるとなずなは獣人も一つの個性として受け入れ、この街で生きることを決めたのだった―――というストーリーでした。
人間と獣人という関係は、ある意味「健常者と障碍者」としてみると、分かりやすいかもしれません。障害を持つ人に対し、大分寛容な世の中にはなってきましたが、それでもまだ受け入れられない人や場所もあるのが事実。みちるという主人公も、ある意味人間の一番楽しい時期をいきなり事故で奪われて、逃げたりあらがったりしてはいましたが、最後は個性として受け入れる。多分獣の姿で代弁しましたが、今も結構あちこちでいじめや差別なんかがあります。そこをどう乗り越えるか、支えるか、という視点のヒントがこの作品にあった気がします。
自分と違うものって、どうしても恐れてしまうのですよ。それをどう相互理解していくか、みちる&なずなみたいに柔軟に受け入れられる、そんな時代が来るといいですね・
『プランダラ』:漫画原作のアニメ化作品でした。久しぶりに2クールアニメ。
主人公の陽菜は、アビスという地の底に引き込まれてしまった母親から「廃棄戦争を終わらせた、伝説の撃墜王を探して」という言葉とともに、オリジナルバロットを託される。旅の中、ナナとリヒトー=バッハに出会い、カウントについて知る。陽菜は撃墜王を詐称する男との星奪戦によりカウントを失ったが、リヒトーに助けられ、彼が「閃撃」の撃墜王であることが判明するも、「自分は君の探している撃墜王ではない」としてその場を立ち去った。
軍に指名手配されたリヒトーは、ホムホゥの街でジェイル=マードックとの戦闘になる。戦闘の最中にリィン=メイが崖から落下したことによってリヒトーはその場を逃走し、リィンはジェイルともにリヒトーを追うことになる。 その後、移動酒場に戻ったリヒトーと陽菜は、リヒトーを追ってきたジェイルと蜂合わせる。空を飛ぶという「アビスの悪魔」に対してリヒトーが質問を受けていると、アビスの悪魔と呼ばれるヘリコプターが現れた。ジェイルたちの協力によりアビスの悪魔を捉えるも、そこにリヒトーのかつての部下である「追撃」の撃墜王、園原水花と銃を持った部下が現れ、町の人々を皆殺しにしようとする。リヒトーはそれを止めたが暴走状態となってしまい、最終的にジェイルによって止められる。
ジェイルはリヒトーたちをかくまっていたが、アビスの悪魔との戦闘時に議会に手を出した事が軍上層部に露呈し、ジェイルがリヒトーを連行しようとする。ナナはそれを止めるため、自身の能力によってジェイルや陽菜たちを過去へと飛ばす。
彼らが飛ばされた先は廃棄戦争前の日本。彼らは若き日のリヒトーこと坂井離人や園原たちが通うことになる軍学校の眼の前に飛ばされ、そこに入学することとなった。軍の元帥:シュメルマンが校長を務めるこの場で、離人たちは「殺さない軍隊」を目指そうと誓い合うが、戦闘力上昇のためにバロットの移植術を受けた離人は過酷な戦争の中で、次第に正気を失っていった。彼を正気に戻そうと義兄弟の坂井 時風が離人に挑むが、あっけなく殺されてしまう。そしてこの時風こそ、陽菜の父親だった。その瞬間、陽菜たちはナナによって元の世界に戻される。だが陽菜は離人を許し、ともに居たいと願う。そんな矢先、学生時代に離人や時風と対立していた重撃の撃墜王こと道安 武虎が離人を抹殺しに現れる。また暴走した園原も共に離人に襲い掛かるが、園原はジェイルによって正気を取り戻す。そして離人も陽菜の声でもう一度道安に立ち向かう。それを見た道安は離人の決意を知り、自ら退いていく。みんながアビス送りにならないための方法を探し、オリジナルバロットを求めて離人と仲間たちは新たに旅立つのだった―――というストーリーでした。
結構伏線の多い物語で、回収するためにも2クール分必要でしたね。そのおかげでしっかりと回収されて、全体を通してようやく世界観と人間関係の重厚さが分かりました。セリフ一つ一つにとっても、さらっと「〇〇でしたね」みたいな一言が、後で起こった事件の重要なキーワードだったりしていたので、半分お軽い♪世界観でもあったので、ほわ~( ̄▽ ̄)っと聞いていたら大変なところを聞き逃していました💦回想シーン、ありがとう(-人-)
こちらも原作はまだ続いていることもあって、最大の問題「アビス送りにならない方法」とアルシングの壊滅など、まだ解決に至っていないのですが、とりあえず無気力に300年間生きてきた離人が前向きになった、というところは無事解決かな。面白かったです。はい。