１６．希望の光
「…起きたか？」
まだ夢と現実の区別がつかない様相のアスランに、私はそっと声をかける。
激しい雨の叩きつける嵐の中、キサカが連れ帰ったアスランと、もう一人のＺＡＦＴの少女、メイリンは大破したグフごとＡＡに移送されてきた。
アスランの酷い出血と傷を見た瞬間、悲しさと怒りと、そして無事だったことへの安ど感という、奇妙な綯交ぜの感覚で私は涙が止められなかった。
「大丈夫！君、生きているよ！」
キラが必死に声をかけると、光を失ったままの翡翠が覗いて…安心したかのようにまた意識を落とした。
あれから何度か医務室に足を運び、ようやく今、二人きりで話ができる時間を持てたのに、アスランは妙によそよそしく、体で唯一動かせる視線は私を避けた。
無理もない…だって、私はアスランに黙って結婚しようとした。
オーブを救う手立てがそれしかない、と思って。
馬鹿、だよな。散々お前のこと「コーディネーターでもバカはバカだ。」って言っておきながら。
自分を身売りすることでしか、国を救えない。なんていう傲りだったのだろう。自分にそれだけの価値があるなんて思いこんでいたんだから。
だけど、私にそんな価値も力も微塵もなかった。あっという間にオーブは戦乱の渦に巻き込まれてしまった。前の大戦と同じ、互いを滅ぼさなければ得られない平和、という考え方が世界を覆いつくした。
世界を覆いつくす暗闇と混沌の中で、人身御供以外何もできなかった私と
平和を勝ちとる手立てを探しに行ったはずなのに、結局デュランダル議長の暗躍を回避できず、再び「勝つための戦い」に身を投じざるを得なかったアスラン
キラもラクスも未来への礎を見据えていたのに
私たちって―――二人して、何やっていたんだろうな。
「大丈夫か？」
ぼんやりとしたアスランの頬に、髪に、そっと手を触れようとする。が、彼は私の手を避けた。
・・・続きはこちらから
＊＊＊
昨夜は3か所も蚊に刺され、非常に痒い痒いなかもしたです💦
しっかり蚊取り線香炊いたのになぁ（Ｔ△Ｔ）
薬塗ってもなかなか腫れも痒みもひかないし、最近の蚊は毒性が強くなっているのだろうか。
―――そんなかもしたの事情はさておき。
先日ガンカフェで新しい種の公式グッズを買い漁って満足したのか（笑）、原稿だけでなく、久しぶりにサイトの方のＳＳを更新しました。
『運命カガリの10のお題』なんですが、ひとつ前に更新したのでも2013年、概ね2005年あたりに書いたものが殆どですので、ものすごい久しぶりです。実に7年ぶり…
完成させなくちゃ！とは思っていたんですが、なかなかに手が付けられず、しかも幾つか既にＵＰしていた作品のデータが飛んじゃっていて💦 さらに元データも残っていない、あっても使えないフロッピーディスクに入ったままという…orz
ＦＤ読み取りの外部ＨＤあるんですが、手元にあるのはＸＰの時までしか使えない機種なので、もし使うとしたら、また10対応のＨＤ買ってこないと… 給付金入ったらそれこそ買ってきて、今までのＦＤを全部ＵＳＢに保存しておこうかな、と。ＣＤもあるんですが、これもそのうち読み取りしないものになっていきそうなので、時間できたら移植しないといけませんね。
ちなみに今回のＳＳは、例の公式描きおろしイラストを題材にした―――のではなく、フツーに運命（アスラン脱走後から、ＡＡがラストバトルに向けて宇宙へ飛び立つまでの37～43話の間)の出来事です。
この辺り、公式小説の方で二人の細かい心理描写があったりするのですが、そこはもう、ど返しして、割と前向きにとっている形にしました。
大人になった、というより、相手の発言で自分を客観視できた感じの二人（というか、カガリたん主人公なので、彼女がメインで）です。決して別れとかではなく、一旦私事な感情を置いて、皆の…それがひいては二人の未来のためになる―――そんな観点です。
今は公式イラストが旬♥なので、各所あのパーティドレス＋スーツの作品がいっぱい描かれていて、拝謁させていただきとっても(*´Д`)ﾊｧﾊｧしておりますｖ
ただ、あのイラストは多分何事もなければガンカフェで5月に「キラカガ双子バースデー」の企画が開催されて、それ用の描きおろしグッズだったんでしょうね。双子がお花をそれぞれカノカレからいただいて、お祝いされている、という。
キラがラクスからピンクと白の薔薇の花束を貰い、カガリはアスランから深紅の薔薇（ｳﾋｮｰ!）の花束を貰っておりますが、昨日気になって花言葉を調べてみたんです。そしたら
ピンク：「上品」「気品」「温かい心」「 恋の誓い」「しとやか」「満足」「愛を持つ」
白：「私はあなたにふさわしい」「尊敬」「純潔」「約束を守る」「無邪気」「恋の吐息」
で、まだどちらかというと、恋というより相手への尊敬を意識した感じのキララクにぴったりかな、と思うのですが、問題（？）はこちら
深紅：「愛情」「模範」「貞節」「情熱」「熱烈な恋」「あなたを愛します」
なんですか！？この「熱烈な恋」って！！
貞節を謳っておきつつ熱烈。まさにアスランそのままじゃないですかｗそしてカガリたんのドリンクは「今夜、その想いにこたえたい」．．．
(/ω＼)ｲﾔﾝ♥♥
とりあえずよく分かったことは、「ガンカフェさんは、アスカガクラスタをやる気にさせるのが、すごく上手い」（笑）ってことですね。
いいでしょう。そちらがその気なら、どんどんかかっていらっしゃい♥(´∀｀*)ｳﾌﾌ
喜んでこれからも「カモられます」♥(￣▽￣)
「…起きたか？」
まだ夢と現実の区別がつかない様相のアスランに、私はそっと声をかける。
激しい雨の叩きつける嵐の中、キサカが連れ帰ったアスランと、もう一人のＺＡＦＴの少女、メイリンは大破したグフごとＡＡに移送されてきた。
アスランの酷い出血と傷を見た瞬間、悲しさと怒りと、そして無事だったことへの安ど感という、奇妙な綯交ぜの感覚で私は涙が止められなかった。
「大丈夫！君、生きているよ！」
キラが必死に声をかけると、光を失ったままの翡翠が覗いて…安心したかのようにまた意識を落とした。
あれから何度か医務室に足を運び、ようやく今、二人きりで話ができる時間を持てたのに、アスランは妙によそよそしく、体で唯一動かせる視線は私を避けた。
無理もない…だって、私はアスランに黙って結婚しようとした。
オーブを救う手立てがそれしかない、と思って。
馬鹿、だよな。散々お前のこと「コーディネーターでもバカはバカだ。」って言っておきながら。
自分を身売りすることでしか、国を救えない。なんていう傲りだったのだろう。自分にそれだけの価値があるなんて思いこんでいたんだから。
だけど、私にそんな価値も力も微塵もなかった。あっという間にオーブは戦乱の渦に巻き込まれてしまった。前の大戦と同じ、互いを滅ぼさなければ得られない平和、という考え方が世界を覆いつくした。
世界を覆いつくす暗闇と混沌の中で、人身御供以外何もできなかった私と
平和を勝ちとる手立てを探しに行ったはずなのに、結局デュランダル議長の暗躍を回避できず、再び「勝つための戦い」に身を投じざるを得なかったアスラン
キラもラクスも未来への礎を見据えていたのに
私たちって―――二人して、何やっていたんだろうな。
「大丈夫か？」
ぼんやりとしたアスランの頬に、髪に、そっと手を触れようとする。が、彼は私の手を避けた。
・・・続きはこちらから
＊＊＊
昨夜は3か所も蚊に刺され、非常に痒い痒いなかもしたです💦
しっかり蚊取り線香炊いたのになぁ（Ｔ△Ｔ）
薬塗ってもなかなか腫れも痒みもひかないし、最近の蚊は毒性が強くなっているのだろうか。
―――そんなかもしたの事情はさておき。
先日ガンカフェで新しい種の公式グッズを買い漁って満足したのか（笑）、原稿だけでなく、久しぶりにサイトの方のＳＳを更新しました。
『運命カガリの10のお題』なんですが、ひとつ前に更新したのでも2013年、概ね2005年あたりに書いたものが殆どですので、ものすごい久しぶりです。実に7年ぶり…
完成させなくちゃ！とは思っていたんですが、なかなかに手が付けられず、しかも幾つか既にＵＰしていた作品のデータが飛んじゃっていて💦 さらに元データも残っていない、あっても使えないフロッピーディスクに入ったままという…orz
ＦＤ読み取りの外部ＨＤあるんですが、手元にあるのはＸＰの時までしか使えない機種なので、もし使うとしたら、また10対応のＨＤ買ってこないと… 給付金入ったらそれこそ買ってきて、今までのＦＤを全部ＵＳＢに保存しておこうかな、と。ＣＤもあるんですが、これもそのうち読み取りしないものになっていきそうなので、時間できたら移植しないといけませんね。
ちなみに今回のＳＳは、例の公式描きおろしイラストを題材にした―――のではなく、フツーに運命（アスラン脱走後から、ＡＡがラストバトルに向けて宇宙へ飛び立つまでの37～43話の間)の出来事です。
この辺り、公式小説の方で二人の細かい心理描写があったりするのですが、そこはもう、ど返しして、割と前向きにとっている形にしました。
大人になった、というより、相手の発言で自分を客観視できた感じの二人（というか、カガリたん主人公なので、彼女がメインで）です。決して別れとかではなく、一旦私事な感情を置いて、皆の…それがひいては二人の未来のためになる―――そんな観点です。
今は公式イラストが旬♥なので、各所あのパーティドレス＋スーツの作品がいっぱい描かれていて、拝謁させていただきとっても(*´Д`)ﾊｧﾊｧしておりますｖ
ただ、あのイラストは多分何事もなければガンカフェで5月に「キラカガ双子バースデー」の企画が開催されて、それ用の描きおろしグッズだったんでしょうね。双子がお花をそれぞれカノカレからいただいて、お祝いされている、という。
キラがラクスからピンクと白の薔薇の花束を貰い、カガリはアスランから深紅の薔薇（ｳﾋｮｰ!）の花束を貰っておりますが、昨日気になって花言葉を調べてみたんです。そしたら
ピンク：「上品」「気品」「温かい心」「 恋の誓い」「しとやか」「満足」「愛を持つ」
白：「私はあなたにふさわしい」「尊敬」「純潔」「約束を守る」「無邪気」「恋の吐息」
で、まだどちらかというと、恋というより相手への尊敬を意識した感じのキララクにぴったりかな、と思うのですが、問題（？）はこちら
深紅：「愛情」「模範」「貞節」「情熱」「熱烈な恋」「あなたを愛します」
なんですか！？この「熱烈な恋」って！！
貞節を謳っておきつつ熱烈。まさにアスランそのままじゃないですかｗそしてカガリたんのドリンクは「今夜、その想いにこたえたい」．．．
(/ω＼)ｲﾔﾝ♥♥
とりあえずよく分かったことは、「ガンカフェさんは、アスカガクラスタをやる気にさせるのが、すごく上手い」（笑）ってことですね。
いいでしょう。そちらがその気なら、どんどんかかっていらっしゃい♥(´∀｀*)ｳﾌﾌ
喜んでこれからも「カモられます」♥(￣▽￣)