日々好日

さて今日のニュースは

来年度の予算編成は大丈夫か?

2012-08-09 08:09:03 | Weblog
政治がどう混迷しようとも途絶出来ないのが國の予算編成です。

自民党政権時代には6月頃までに予算の傾向を示す骨太方針発表。
7月までに概算要求の上限を示すシーリング発表。
8月末各省庁の概算要求締め切り。概算要求の調整。
そして12月まで各省庁の予算要求決定し来年度予算案編成完了。

と言うプロセスで進んでいました。
しかし此は大蔵省現在の財務省のスケジュール、官僚主導で行われて居ました。

此が政権交代で政治主導となり、各省の政務三役が主体で此に代わろうとしたが
なにせシロウト集団最終的には官僚の言うままの元の形になってしまった様だ。

國の予算編成はそれなりの手順と時間・時期が不可欠条件です。

7月までに概算要求基準を決め8月末までに予算要求を締め切らないと来年度予算
編成は出来ないのが常識です。

処が現在国会は消費税増税法案でそれどころではない様です。

可成り遅れて居る模様です。

このままでは来年度予算編成が大きく遅れて国政に支障が出て来る恐れさえ出て来た。

それに消費税増税法案成立と同時に衆院解散総選挙が「近い将来」ある事が明言された。

その前に民主党代表者選挙・自民党総裁選挙・公明党代表者選挙が9月一杯目白押しです。

此でまた新しいリーダーの交代。新しい政権の誕生となれば國の予算編成は折角作成しても
やり直しと言う事態が起こりかねない状況となってきました。

本当に来年度の予算編成は大丈夫なのか?

一部では幾ら政治家がイチャモンつけても最後は財務省官僚のツルの一声で決するので心配
要らないと言う向きもある様ですが、それでは折角政権が代わっても何の意味もなくなります。

民主党はあくまで政治主導を演出するためう予算要求基準の内容・策定スケジュールは民主党が
決めると財務省に通告して居る模様。

しかし相当遅れ各省庁の予算要求締め切りは9月まで延ばされるのは、間違い無い様ですね。

又将来のリーダーが未定の段階では幾ら知恵を絞った予算案も鳩山政権誕生の時と同じように
白紙撤回もあり得る事で、益々来年度の予算編成年内成立は、厳しくなりそうですね。

その前に2012年予算は債券発行特例法案が野党の党利党略の人質となって今だ審議されて
ないので、予算執行さえ出来なくなって居ると言う現実があります。

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増税法案明日成立なれど。近いうちとは何時の事?

2012-08-09 07:04:12 | Weblog
一体改革関連法法案採決を巡りて絶対絶命の窮地立った野田首相最後に取った
手段は自民公明党首との秘密会談で合意を得る作戦。

此がうまくいって増税法案は明日成立の見通しになった。

これで小沢新党等7党が出した衆院への内閣不信任案や、参院への野田首相
問責決議は完全に宙に浮いてしまい中小野党は蚊帳の外となってしまった。

党首会談はまず民主・自民の野田首相と谷垣総裁それに両党幹事長同席で始まった。
其れが間もなく両党幹事長を外し野田首相と谷垣総裁とのサシでの会談となる。

そして増税法案に理解を示して居る、公明党山口代表が合流し忽ち三党首の合意が
成立しました。

基本的には三党首とも増税法案成立には賛成で、後は三党合意の近い将来に民意を
問うと言う事項をどう詰めるかにかかっていました。

結論から言うと「近い将来」と言う字句が「近いうち」と言う字句に変わりあっさり
合意した事になります。

我々シロウトには「近い将来」も「近いうち」もたいして代わらないと思えますが
政治の世界では大きな意味を持つもので、この字句一つで政界が大きく変わる可能性
があると解説しています。

何故野田首相は明確な解散時期を確約出来ないのか?
何故谷垣総裁や山口代表は近いうちで合意したのか?
何か党首間だけの密約が交わされたのではないか?

私達には理解出来ない事ばかりです。

野田首相は衆院の解散権は内閣総理が持って居る固有のもので軽々しく明言すべきもの
ではないと言外に含みを持たせたいい方で逃げました。

谷垣氏も山口氏も基本的には増税案には理解を示して居て此処で対決して廃案にすべきで
ないと判断したものと思われます。
一応谷垣氏は内閣不信任案や野田首相問責決議を完全に引っ込めたものではない、状況
次第では検討する余地を残して居る事を匂わせています。

民主党内では解散時期明示要求に応じなかった事に一応ホットして居るが、増税法案
そのものに反対する鳩山グループを中心にした反発は一層強くなっています。

又自民党の中には、武闘で民主党を叩きのめす事を主張する若手議員が今回の谷垣総裁の
合意に可成り反発を持つことも予想されます。

此は今回三党首合意に参加した公明党も同じで、党内には強固な増税反対勢力がある様で
いずれ三党とも複雑な党内事情を抱えて居る様ですね。

まだまだ明日の増税法案成立には、一波乱も二波乱もありそうな気がしてなりません。

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