集団的自衛権行使は一歩間違えると戦争に巻き込まれる危険性が非常に高い。
西日本新聞は、集団的自衛権の特集を組んで居るが今日は我が国のシーレン
防衛を絡ませた大変興味がある事例検証を掲載して居ます。
現在我が国の輸入する原油の8割・天然ガスの2割は、ペルシャ湾ホルムズ海峡
経由となって居るので、もしここが機雷等で封鎖されたら、日本のタンカーの往来が
困難となり忽ち日本経済は混乱する可能性があります。
事実2011年核開発問題で経済制裁を受けたイランが対抗措置としてホルムズ海峡
封鎖を示唆した経緯があり、当時の民主党政権が自衛隊派遣を検討した事もあった。
米国とイランは、今なお核開発問題で争って居て、何時海峡封鎖で機雷敷設しても
おかしくない状況です。
事実検証として、もし機雷でシーレンが封鎖された場合、我が国のとる道について問い
かけて居ます。
シーレン確保のため敷設された機雷徐去する。
機雷除去は武力行為に当たる、わが国の憲法で禁止されているので他国に任せ
日本は機雷除去は行わない。
この二つに一つの選択となります。
まず機雷による海上封鎖は軍事行動で、これを除去するのは敵対行為とみなされて
攻撃対象となり戦争に巻き込まれる恐れがある。
それではよその国が危険を犯して機雷除去した海峡を日本は知らないと平然と通過
出来るかです。
日本は克って中東湾岸戦争停戦後ペルシャ湾に掃海艇を派遣し、戦争の遺棄機雷
除去と云う名目でおこなった経緯があります。
ペルシャ湾封鎖となれば中東諸国を巻き込んだ戦争となるだろうから、現実問題
として交戦中に機雷除去と云う事にはならないので心配ないと云う声もある。
しかし将来の問題として二つに一つの選択を迫られる可能性もあると云う事です。