日々好日

さて今日のニュースは

本当にデフレ状態で増税可能か?

2012-08-01 08:24:25 | Weblog
野田首相は、参院社会保障と税一体改革特別委員会でデフレのもと
での増税で大丈夫かとの質問に答えて可能で充分期待出来ると回答
されました。

各党の質問はデフレ下での増税は究極のデフレ政策で益々カネづまり
を呼びデフレスパイラルを加速させる可能性があると指摘された。

これに対し首相は増税分を社会保障に充て将来の安心を確保出来れば
消費や経済活動でお金が充分廻る可能性があって、デフレ下でも充分
國の税収は伸びると期待感とも取れる回答をされました。

ただ此は経済が好転しての条件つきとの事で、回答としては余り形を
なして無い感じは否めません。

本当にデフレ状態下での増税は首相が言う様に楽観出来るものなのか?

国民はまず自分のサイフを見るのが普通ではないか?

幾ら政府が、社会保障にカネをつぎ込んで将来の不安が無くなったと
言っても、国民は安心してサイフの紐を緩めるでしょうか?

国民は毎日出て行く増税分に益々不安を募らせ余計サイフを引き締める
のは予測出来る事です。

ここの処が政治家と庶民の感覚のギャップです。

野党が突くのはその点で現実問題ですが、首相はそれにたいし期待論で
答えて居る事が問題です。

確かに日本の財政は絶対絶命に追い詰められて居ますので、本当の処
増税しか選択の余地がない処まで追い詰められて居るのも事実です。

下手をすると日本経済破綻。ひいては日本の全システムの崩壊を呼び
かねない危険な賭でもあるが、やらねばならないことで時間的な余裕
が無くなって居る事も事実です。

国民はいつまでも目をそむけてばかり居ては不可ないのでしょうか?

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沖縄は極東防衛の為で日本防衛のためでは無いと断言

2012-08-01 07:29:50 | Weblog
歴史の陰に隠された事実が米国外交文書公開でまた一つ明らかに
なりました。

佐藤政権が沖縄返還の対米交渉を本格化させる前の古いお話です。

それに依ると沖縄駐在米国高官が日本の外務省幹部に「日本の防衛
だけなら沖縄は必要無い。沖縄基地は極東の安全のためのもの」と
言明して居る事が判った。

日本政府は米軍の沖縄駐留は日本防衛の抑止力となると強調して来たが
米国は日本防衛の事はどうでも良い事で、まず極東全体の安全保障優先
である事を考えて居ると言う事です。

其れは極く当たり前の事ですが、日本は米国が守ってやっているから
もっとカネを出せと言われ続けて来た事が何か空しい感じ。

現在問題になっている垂直離着陸輸送機オスプレ沖縄配備問題も対中国
を狙い東南アジアの防衛を狙ったものと言われる事と一脈通じるものが
感じられます。

米国は国益第一ですから、国益の為には喩え友好国でも平気で裏切る事は
これまで幾らもあった。

しかし日本が頼れる処はアメリカしかない現実見れば、矢張りどうしよう
ない事で甘んじて受けなければなりません。

問題はこの時点で、沖縄基地が日米安全保障条約で定めた事前協議の対象外
にして米国の戦闘作戦を自由に認めるなら何時でも全面返還した方が良いと
思って居るとその当時発言して居た事です。

当時の沖縄は日本復帰すれば米軍は沖縄から撤退し、昔の沖縄に戻れるものと
期待していましたが、米国は当時ベトナム戦争真っ最中で、沖縄基地返還等
論外の状況だったらしい。

沖縄返還で一応、米政府も基地を自由に利用出来るなら全面返還を考えて居た
事実が判明したもので意義深い。

ただ日本政府の対応の拙さで、最終的には日本は米国の言いなりになり返還後
の基地自由使用を容認してしまいました。

此が今までずっと沖縄県民と日本国民を苦しめる事となった様だ。


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