消費税増税法案成立に黄信号か？

新聞紙上は、ロンドンオリンピックでの日本選手のメダルラッシュを書き立て
重要な国内問題は隅っこに追いやられた感じです。

勿論我が国の選手が世界の強豪に伍して大活躍をする事は、喜ばしい事ですが
忘れてはなら無い事は今、日本は大変な事態にある事です。

国会は消費税増税を柱とする社会保障と税一体改革関連法案採決を巡って攻防
が続いて居ます。

自民党は三党合意の絶対的条件の法案成立後直ちに解散総選挙が確約されない
事への苛立ちで、自民党若手議員はしびれを切らし三党合意の破棄を執行部に
求め、力に依る倒閣運動を要求してきました。

谷垣自民党総裁もどうやら対決姿勢に切り替え独自の内閣不信任・首相問責決議
の両案の同時提出を検討始めた模様です。

民主党は野田首相が言う法案早期成立は望む処だが、採決に当たり党内の更なる
分裂と、野党からの解散総選挙要求が激しくなる事を恐れ、解散確約が出来ない
で居ます。

お互いに党利党略優先のぶっつあいこで、ニッチモサッチも行かない状況だ。

野党七党は消費税増税法案廃案を狙い、内閣不信任案を共同提出する事がすでに
決められています。

恐らく採決前に小沢新党主導で国会に出されるものと思われます。

自民党は衆院解散を確約しない民主党に対し対決姿勢を露わにしてきました。

後民主党が頼りにするのが公明党の一体改革法案成立優先する公明党頼りと
なって来たがこれも、どう変わるか判らない状況です。

それよりも民主党は深刻な党内問題を抱えて居ます。

まず採決になれば、鳩山グループや造反残留組の動きです。
恐らく法案反対で動きさらなる民主党の分裂が予想されます。

そうなると日本野政界はひっちゃかめっつゃかになってしまいます。

其処で政界再編が起きる可能性もありますが、案外何事も無く民主党政権が
来年春まで続く可能性も残されています。

政治家が考えて居る事は国民には兎角理解が出来ない様だ。