米軍中枢に取り込まれる日本自衛隊？

日米両政府はワシントンの米海軍作戦本部と空軍参謀本部に自衛隊の連絡官を
常駐させる方向で調整を始めたとの事です。

実現すれば米国海軍・空軍両軍の中枢組織へ自衛官派遣で完全に米軍に取り
込まれ、一翼を担う事になりはしないか？

一応大地震や災害・東アジア有事の対応・海賊対策に迅速に対応出来る体制
造りが狙いとなっています。

今回の東日本大震災の際、いち早く米軍は命がけの救援活動「ともだち作戦」
を行い数多くの同胞を救って呉れました。

その事を思えば何等文句のつけようが有りませんが、何となく不気味で奇異に
感じます。

米国の狙いは東アジアで有事の場合いち早く日本がその一翼を荷負う様な体制
作りを狙って居る様な感じです。

日本の自衛隊はミサイル防衛ＭＤでは既に米軍の指揮下に入って居ます。
情報の共有化は今や常識で、あたかも米軍の手足となった感すらある。

日本の自衛官が此まで米軍関係の司令部等に常駐した経緯は何回かあった。

此から米同盟国のイギリス・オーストラリア並みに米軍中枢部に常駐して
情報の共有化や関係強化を進める事となります。

派遣される自衛官は空自が１佐１名。海自も１佐か２佐１名の予定。
配属先は空軍のシュワルツ参謀総長・海軍のグリナード作戦部長を補佐する
部署の予定とか。

増税法案前に共産等野党は内閣不信任案・自民は問責決議？

盆を挟み消費税増税法案の採決を巡って各党それぞれの攻防が出て参りました。

まず民主党は、参院での採決で更なる分裂を恐れ、又採決後直ちに解散を請求
される事を恐れて民主党は何とか採決を先送りしたい意向です。

民主党は一刻も早く消費税増税法案は可決成立させたいものと思って居たら、
其処に政治力学が介入し国民には何とも判りずらい構図になって居ます。

是に対して一刻も解散総選挙に追い込みたい自民党は参院で８日までに法案の
採決が行われないなら総理を問責決議にかける意向です。

参院の問責決議は法的には何等拘束力はないが、ダメージは大きく此まで問責
決議で幾つかの実績を積んで来たので戦略として有効です。

又共産・社民・みんなの党・生活第一新党・新党きずなの５党は消費税増税
法案阻止のため参院採決前に内閣不信任案決議を共同提出する方針で一致した
とか。

問題はこの５党の参院では内閣不信任案は決議出来ない事です。

後は民主党造反議員の在留議員と自民党・公明党がどう対処するかです。

与党側も何時までも引き延ばし出来ない事が判り、どうやらしぶしぶながらも
１０日採決論が浮上して来た様だ。

此処で三党合意が威力を発揮出来るか微妙ですね。

場外に放り出された、共産・新党等が出す内閣不信任案が決議されるか？
それとも三党合意で法案可決成立・解散まで進めるか？

それとも民主党が守り切って９月・１１月更には来年通常国会冒頭での解散
になるか？

いずれも、今後の行方は掴む事が出来ない様だ。