亀の川登

難聴に苦しむ男の日記帳。

写謡の会

2021-04-05 | 写謡
 能楽美術館で毎月「写謡の会」というのがある。パソコンで写謡をやっているがたまには筆を取るのもいいかと参加した。
教室に入るともうすでに多くの参加者が来ている。今回は「景清」「杜若」「船弁慶」の3曲。
1時間しかやらないので、急行列車。一部しかやれない。プロの先生の曲の説明の後に、筆ペンで書き写すのだが、時間が足りなくて
A4の用紙を半分も埋められない。お隣の人のをそっと覗くとかなり書き込んでいる。不器用な私はとてもかなわない。
テキストに書いてあるのを先生は謡ってくれる。さすがにプロはうまい。その後みんなで謡うのだが、とてもついていけない。
耳が悪いのもあるが、口が回らずうまく謡えない。謡えないのは皆さん同じ、分かったような顔して小さな声で朗読している。参加者は全員素人ばかりだからしようがないのだが。
 何か質問のある方は後で質問してくださいね。と司会者が言っていたが、先生は講義が終わるとそそくさと退場。どこで質問すればいいのかよ。帰り際に会場を見渡せば、なんと、参加者は全員女性ばかり。こりゃ来るところ間違えたかな。
最近は能楽堂へ行っても女性ばかりが目立つ。もう能楽は女性の芸能になってしまったようだ。
ここが終わったら兼六園でも行って花見でもしようか、と思っていたがあいにくの雨。花も満開が過ぎて、道路をピンク色に染めている。
モクレンの花は散ると汚いが、桜の花は地に落ちても綺麗。
杜若(かきつばた)の手本。

お手本の上に薄紙を添えてお手本が透けて見えるようにして書くのだが何しろ字が小さい。とても忠実には写せない。これでも、謡本の1.5倍はあるのだが。手本を正確に写そうとすると4倍ぐらいないと書けない。
石川県立能楽堂には杜若の銅像?が立っている。何度も写真に収めているはずだが探したがない。今度行ったらもう一度撮ってこよう。
コメント (2)
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