噛み癖を治すために犬の訓練所に行っている。
回を重ねるごとに少しずつではあるがおとなしくなってきている。
今日も月参りが有ったが、いつもうるさく吠えるワンちゃんがいつになく吠えなかった。
大半の犬はおとなしいのだが、たまに手におえないワンちゃんがいるらしい。
訓練士たちは犬の血統書を見れば飼いやすい犬かどうか分かるらしい。
ペットショップはどんな犬であれ高く売れればそれでいいんで、犬の性格などあまり関係がないらしい。
この前テレビでキツネでも6回交配を繰り返せば犬のようになると言っていた。「業者は高く売れさえすればいいんで犬の性格など考えていない」と訓練士。
下手に悪徳業者につかまるととんでもない性格の犬を飼うことになる。
犬に咬み殺されたと言う飼い主さんもいるという。
犬の躾に百万円以上かけたと言う飼い主もいる。
最近は保健所でも犬を引き取ってくれないらしい。
処分に困った飼い主さんは山に捨てに行くしかない。
人間から餌を貰わなければ生きていけない犬たちは、そこで野たれ死にするしかないのである。
犬は一度野生に返ってしまうと飼育をするのは非常に難しい。
犬が可愛そうだからって自由に放し飼いしている家庭があるらしいけどとんでもない間違いだと訓練士さんが言う。
人間と違って縦社会の犬は常に順位争いして生きている。
上に上がるために命がけの戦いを繰り返しているのだ。
「あなたたちのやっていることは間違っている犬にも自由と言うものがある。と言っている人がいるが、言うことを聞かない犬はこうやるしか仕方がないんだ。」と訓練士は言う。
ということで、可愛そうに、我が家のワンちゃんは完全に自由が束縛されている。野生の犬は暗い穴の中でじっとしている。外へ出れば敵だらけだから穴の中から出ようとしない。あなの中の方が安全なのだ。小さなケージに入れておくのは可愛そうだと言うけど。犬はその方が安心していられるのだと、決して可愛そうではないんだよと訓練師は言う。自由になりたければ噛み付いたりしなければいいのにっておもうけど、幾ら利口なプードルだってそこまで計算は出来ない。
確かにプードルは賢い。どんな難しいゲームでも難なくこなす。ゲームが好きなんだ。と思った。けど、人との関係が上手くいかなければ、芸を仕込むことも出来ない。早く分かってくれよなコウ君。
そのうちテレビに出られるよににしてやるからな。
なんて、思ってもいるのだけど…。
大分おとなしくなったらしいのでもう少しの辛抱だ。
梅昆布茶
以前、家内に梅昆布茶どうしたと責めたことがある。
「あなた、そんなもの、とっくに飲んでしまったじゃないの。」
合点がいかない。どうしても梅昆布茶を飲みたい私は再び注文した。
「150gってこんだけしかないのよ。」と家内は言う。
梅昆布だと言うから赤い色をしているのかと思ったら、そんなことない。
そう言えば梅干しっていうのは、梅にシソを入れてて色を出している。梅自身の色ではないのである。これでは入っているのかどうかよく分からない。自分にはゴミにしか見えない。純度の悪い昆布茶を掴まされたと思っても仕方がない。
ビンに移し替えたのは家内で自分ではない。相当あると思っていたのだ。
「匂いを嗅いでみて。梅の香りがするでしょう。」
言われてみれば確かにか梅の香りだ。」
納得。
「梅と言ってもこれだけしかないのよ。これでは梅の味がしないよね」と家内に言われて、なるほどとガッテンする。