亀の川登

難聴に苦しむ男の日記帳。

梅見頃

2016-03-12 | 兼六園

北陸新幹線が金沢まで伸びて観光客が大勢押し寄せて金沢の街は賑わっていると報道されているが。実際は開通前の1.3倍に増えただけ。ただ金沢にはそれを受け入れるだけの器がない貧弱な街だということだけなのだ。

ただここ兼六園だけは開通前の2倍の観光客が押し寄せている。

「ふー、あー、ゆー!」朝ドラでお馴染みの五代友厚が刺客に襲われた時とっさの思い付きで発した言葉。これは、潮文庫の出版「五代友厚ー蒼海を越えた異端児(高橋直樹著)の一文。外人に見せかけて刺客の気をそらして危うく危機を乗り越えたシーン。

ここ兼六園には外人観光客が多い。青い目の観光客ばかりが外人ではない、一見日本人と変わらない中国人、韓国人もたくさん来ている。日本人だと思って近寄ると、テレビでお馴染みの韓国語や中国語だったりする。

最近流行の自撮り棒で撮影している若い人が一杯いる。

最近は和服で観光することが流行っているらしい。ここ兼六園でもあちこちで見かける。

これって枝垂れ梅?それとも早咲きの枝垂れ桜かな・・・?

かつては天然記念物だった。兼六園菊桜。とうとう去年に枯れてしまった。その後に二代目菊桜(本当は三代目)の苗木が植えられていた。兼六園の菊桜は300以上の花びらを付けるという。果たして今年は咲いてくれるだろうか。

カバーを被った立派なカメラを脇に置いて老人車に座っているおじいちゃんに出会った。「バードウォッチですか」「この木にはメジロが来るんですよ。ずーっと待っているんだけどなかなか来なくてね。」「いい椅子があって結構ですね」「ハイ、この中にはカメラに機材が入っているのです」と、気分よさそうに自分の撮った大きな写真をぱらぱらとめくって見せてくれた。ブログで紹介されているような見事な写真だった。

ロケーションかな?見事な枝ぶりの唐崎の松が見える。琵琶湖のほとりに唐崎と言う所がある。そこでは松の苗木を育てて全国に出荷しているらしい。その唐崎から前田のお殿様が種を貰ってこの地に植えたらしい。

この手前には有名な琴柱灯篭がある。若者がいる場所は虹橋と言う橋。兼六園のメインになるところだ。

前日はポカポカ陽気で初夏を思わせるよう日だったがこの日は打って変わって真冬に戻ったような寒い日だった。

 

 

 

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