第三章“石ころと流れ星”(短期集中再掲載) 28.黒ヘルの行く末① 2013年01月23日 | 日記 黒ヘルの行く末 ① “ディキシー”までのわずかの距離を山下君と肩を組んで歩いた。心が弾んだ。一度立ち止まり、「ほんま、久しぶりやなあ」と強く肩を引き寄せると、山下君は「ほんまやなあ」と照れ臭そうに、しかし顔いっぱいに笑った。 そのままの勢いで“ディキシー”のドアを開ける。ドアの鈴は昔のままだったが、その音への反応は大いに変わっていた。 「いらっ . . . 本文を読む