珈琲一杯分の話

2018年2月26日スタートのただのボヤキカフェです。
毒とユーモアを楽しんで頂ければ幸いでございます。

好きなことなら

2018-12-20 | 日記
先日、娘の大量の漫画本を押し入れにぶち込んだら、奥の方から私が買ってあげた数冊の本が出てきた。
隅に追いやられて全然傷んでいないそれは、遠い昔、私が何度も何度も読んで大切にした本である。
図書館から何回も借りて、くり返し読みふけった本が、歳月を超えてピカピカの新書で自分のものになったというのに、全く価値を見出されていない悲しさよo(T^T)o

そういえば夫は「伝記なんて一冊も読んだことない」と言っていた。
娘は私から無理やり読まされた、たった一冊のヘレンケラーに、
「感想別にない」と言った( ̄▽ ̄;)
(言い訳するわけではないが、家庭教師も同じことを言っていた)

伝記は人の胸を打ち、ためになり、生き方に影響を与える、とは限らない。
人による。

人は自分の中で「これだ!!」とピンとくるものでないと、入らないんだと思う。
無理やり詰め込まれたものなんて、いつか放り投げる日がくる。

ちなみに私が小学校の時、伝記より夢中になったものは
江戸川乱歩の「怪人20面相シリーズ」と、佐藤さとるさんの「コロボックルシリーズ」だった。

誰からも読めなんて言われたわけじゃない。
自分が勝手に興味を持って、一人で読みふけっていただけである。

あれから何十年もたって、いろんな「強いられた価値」は捨てたのに、自分から興味を持ったものは今も大好きで、鮮やかに残っているもんだなあと思う。




ずっとコンビを組んでらした、村上勉さんの絵も好きだったんですよね
コメント    この記事についてブログを書く
« 超感覚人間2 | トップ | 自由を思う3 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日記」カテゴリの最新記事