本日は、モリッシーのお誕生日。このブログでモリッシーの誕生日祝い投稿をするのも、今年で13年目!!そして、このブログでお祝いするのは、これが最後になります…。と、いうのも!
私がさぼってる間に、goo、ブログやめるってよ!
ひぃー、まったく知らなかった。ブロガー失格。でも、gooユーザーのAndyさんに教えてもらったけどお引越しができるようで、そっちでやります!13年もここにいたんで、いろいろ愛着はあるけどまあ仕方ないし、せっかちなので、さっさと引っ越します。引っ越し先は、このブログとXでまたお知らせしますね!
前置きすみません。そんなわけでモリッシーの誕生日。仕事をさっさと切り上げて、「推しの誕生日なんでお先に失礼しまっす!」と心の中で叫びながら(誰にも聞かれてないから)帰ってきたので、先に進みます。
今年も…ここでは最後の…心からのお祝いの言葉を…
お誕生日おめでとうございます!
毎年、自分の誕生日よりうれしい。自分の誕生日はもう最近「また年とったのう、、、」という感じだけど、モリッシーがいつになってもお達者現役バリバリッシーなことは、本当に胸アツで、元気になるからです。本当に本当に、心から祝えて、今後を期待して、また1年、そしてその先1年、お祝いしたいと思える「推し」がいる己の幸福をかみしめています。同じ地球に同じ時代に人間でいて、本当によかった!!
で、そんなに寿ぎまくってるけど、その対象はどうしているかというと・・・
4月26日にアメリカツアースタート。ネバダのリノ、カリフォルニアのフレズノ、ベーカーズフィールドとガンガンと12日程を進めているかと思ったら、、、4日目以降の日程が、モリッシーの副鼻腔炎のひどいやつで延期になりました(泣)。4分の1…でも、その4月のたった3回のライブの映像ではめちゃくちゃ元気そうで、声もよくて、しかもセトリがめちゃくちゃよくて・・・。5月31日からはアイルランド、UKツアー、6月12日から8月まではヨーロッパツアーが始まるので、そこでの元気な復活を祈っています。もう治って、元気に誕生日迎えているといいです。
で、そのたった3回のライブで特に印象的だったのは、初日のリノ公演で“Best Friend on the Payroll”を2009年から16年ぶりに、“Hand In Glove”を2014年から、11年ぶりに演ったのです。
Morrissey-HAND IN GLOVE [#TheSmiths]-Live @ Grand Sierra Resort, Reno, NV, April 26, 2025 #Moz
他にも久しぶり曲はあったのですが(“One Day Goodbye Will Be Farewell”も11年ぶり)“Hand In Glove”演ったのは2014年の前は、2004年、2002年だけなのでかなり貴重な機会が巡ってきたのだと、今回のツアーのセトリに期待大ト思いました。アイルランド以降、その期待に、倍返しで応えてくれるでしょう!!きっと!
で、ふと思ったのは、モリッシーは最近はザ・スミス曲を当たり前のようにやっていて、毎回セトリに何曲か入れてきてるけど、いつから、どのくらいやっているんだ?ということです。それで、お誕生日スペシャルで、「モリッシーの歌う『ザ・スミス』」曲と回数を調べて、表にしてみました。
ダントツでHow soon is now? なんですよね。これを2004年から571回やっているわけで、もうザ・スミスの曲というより「モリッシーの曲」でもいいんじゃないでしょうか。ザ・スミスの曲は、いつからやっていたのかというと、1988年のザ・スミス解散直後のウォルバーハンプトンのソロライブにて、Stop Me If You Think You've Heard This One Before, Sweet and Tender Hooligan, Death at One's Elbowあたりは演奏したものの、1995年のLondonを演り始めるまで7年間は封印しています。その後、1997年にThe Queen Is Dead, Paint a Vulgar Picture、1999年にHalf A Person, Is It Really So Strange?, Last Night I Dreamt That Somebody Loved Me, Meat Is Murderと、徐々にスミス曲を演り始め、、、2002年以降は、まるで堰が壊れたかのよう。There Is a Light That Never Goes Out, Please, Please, Please Let Me Get What I Wantなど、今や定番になったそもそもスミス定番曲をラインナップに加え、そこで“Hand In Glove”も開封。
“Hand In Glove”って、ご存知の通り、ザ・スミスのデビュー曲ですよね。解散して15年、この曲が出てから19年…再び演奏するのは、どういう心理なのでしょう。吹っ切れたってこと?「もうお前のことなんて克服したぜ」「俺はソロとしてやってくんだもんね」という自信ゆえ?
そう思って思い出したのはこのインタビューでした。
Morrissey Interview - Part I (Music Express) (2005)
アイルランドのジャーナリスト、デイヴ・ファニングによる、2002年のモリッシーへのインタビュー(2005年に「ミュージック・エクスプレス」で放送)。当時モリッシーは43歳です。まあいつものようにモリッシーはポップスター「フェイムゲーム(名声獲得合戦)」をすることに対する皮肉(今も同じ)、ボーカリストとしての声の重要性(今も保持)、そして歌詞よりもメロディー優先していること(まあモリッシーにおいては歌詞があってのメロディーなんだけど)、十代の頃の音楽への執着、学生時代の苦痛(今も同じ)、そして音楽業界への文句(ここまで、すべて自伝に書いていること)そしてスミス解散後のソロキャリアについて語っています。
ここでモリッシーは、スミスの曲を90年代にあまりライブでやらなかったことについて、もし自分が解散後に「スミス、心の思い出ツアー」をしたら批判されるだろうし、意図的に避けていたと語っています。でも、今や(2002年)、
「スミス曲は、誰のものでもない、私のものだと感じる。他のヤツらのものじゃない。だから、私は歌うつもりだ」
と断言。だから、2000年以降、やりだしたわけか。そこからはや20年以上、今モリッシーの歌うスミス曲を聴くと「俺のものだ感」はますます増して・・・もう上のHand In Gloveなんてノスタルジーでもなんでもなく、「今!!」感があります。
そうそう、このインタビューの中でモリッシーは“The Older I get I feel happier“(「年取れば取るほど、どんどん幸せ」) と言っています。そして、突然白髪になるかもなのも、とってもいいねって笑。
今でも、今日の誕生日も、そう思っているといいです。
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