Action is my middle name ~かいなってぃーのMorrisseyブログ

かいなってぃーのMorrissey・The Smithsに関するよしなしごと。

モリッシー in Zepp東京 2012.4.24

2012-04-27 14:28:11 | Morrissey Live

24日にZepp東京で観たモリッシーのこと。少し遅れて書きます。

 

正直言って、丸2~3日やられていました、まだやられています。

消化しきれなくて、どう書いていいかわかりませんでした。

 

この日は、美人モリッシーファンM子嬢との、

ツイッターにおける奇跡の出会いのおかげで、

M子嬢1番に引き続いての2番というネ申整理番号でした。

 

前日に少し不完全全焼だった自分への反省もあり、気合いを入れて望みました。

 

が、

 

結論から言うと、モリッシーの気合いには太刀打ちできなかった。

最初から太刀打ちできる相手とはまったく思っていないけど!

 

声の出し方、情の込め方、

もう「いま・ここ・おれ」以外は何びとたりとも

存在させない強引さ、想定の範囲を超えていた。

 

前日「アシタ・アシタ・アシタ」とモリッシーが言ったのは、このことだったのかと、

いまになって納得しています。23日もすごいけど、24日はまったく違う

「Tomorrow」だぞ、って予告だったのですね。

 

Tomorrow,

Will it really come?

Yes! it has really come!!

 

わたしは、ライブの間中、

自分という肉体の外壁がもどかしかったです。

そんなもの捨てて、バラバラになって、あの声に、あのモリッシーの「気」

に溶け込んでしまいたかった!!

 

…落ち着け、わたし。

 

で、セットリスト。この曲順、わたしがいままで憧れていた、最高だと思っていた

ブラジル公演のセットリストを超えているんじゃないかと思いました。

 

 

重→重→アゲ→アゲ→重→重→超重→うっとり→重→

激重→うっとり→アゲ→うっとり→アゲ→重→うっとり→うっとり→アゲ

そしてアンコールに…激アゲ!!

 

<★参考画像:「激重」>

(おとなりリグレットくん撮影の画像をお借りしました)

ちなみに、この激重、会場後方から見るとフラッシュやストロボ

で往年のポケモン事件のような気持ち悪さを引き起こすそうです。

23日にお会いしたモリッシーファンさん、リアルダウン…

 

ほんとにこのセットリスト、

「激重」以降の「うっとり」と「アゲ」リズムが絶妙!!

 

そして、チリのサンチャゴやアルゼンチンのメンドーザのセットリスト

で見た、憧れの「Still Ill 終わり」!!

 

激アゲ!!!!!!

 

 

あのイントロは、理性や常識やら、なんだろう、普段とらわれているもの

の電極をひとつひとつぶったぎっていくパワーがある。

 

無駄死に is my middle nameのかいなてぃー、このアンコールで、

モリッシーがこっちに来た瞬間、われを忘れて柵を飛び越えました!!

気がつくと、I'm throwing my arms around モリッシー!!

…じゃなくってふるゴッツセキュリティー!!抱えられて連れて行かれ、

あの曲でモーモー泣いていた牛よりひどい扱いで外に引きずりだされた、まさに

ダイブ is Murder!!

母さん、空から汚物が降ってくるよ・・・

かいなってぃー葬送曲、脳内I know it's overが悲しくリフレイン・・・

モリッシー、You Have Killed me!!←てか、勝手に死んだのはあたし。

体中痣だらけ…

 

しかし、Irish blood, english heart、及び

The Queen is Deadでわたしが一番好きと言い続けている

I know it's overを初めてライブで聴けたこと、

Alma Mattersではスピーカー越しに、哀れな「ファンという病」にとりつかれた

重病患者かいなってぃーの手をモリッシーが握ってくれたこと、

初めて今回のモリッシーを一緒に観にきてくれたGeorgeがライブに感激してくれたこと、

(涙が出るほど素晴らしい彼のレビューはこちら

そしてモリッシーのPRADAと黒シャツタグ入り部分をゲットしてくれたこと…

 

素晴らしいこと満載のライブだった!!

 

↓こちら、せっかくの会話deふれ愛タイムにて、

「黒シャツ着てっとすっげー素敵」と言って

モリッシーにムッとされた、PRADAの黒シャーツ。

(こちらもおとなりリグレットくんお写真拝借)

 

<★この辺の、モリッシーファンとしての未熟さと切なさと心苦しさと

痛さはライブ後にモリッシーファン先輩にすでにこっぴどく指導入れられて

おりますのでご容赦ください…>

 

素晴らしすぎて、正直怖かったです。 

愛ってなんでしょうね。

一方的で、過剰で、破裂してこなごなになって、

それをつなぎあわせたいびつな形の気持ち悪いもの

なんかも愛の一種なんですかね。

それを考えると自家中毒に気持ち悪くて昨日は「モリッシーのファンもうやめたい」

と親しい人たちに嘆いていた。。。死んでもうるさいかいなってぃー。。。

 

でも、昼に大好きな鬼金棒でラーメン食べて活力充して、

夜に福岡公演があって、終わった後に皆さんの歓喜ツイートや画像見たら

すっごい元気もらいました。

モリッシーからきた愛を受けとめて、受けとめきれなさにおののきながらも

それを大事に心にしまう。。。それがジンジン伝わってくる皆さんのツイートを

ひとつひとつ、感激しながら読みました。

昨日のあたしみたいに「The・愛の片付けられない女」になっちゃいけないな

って思いました。

 

モリッシーは、24日のバンドメンバー紹介ではセクシーゾーンともミカバンドとも

わたしがうっすら、only slightly only slightly予想していた「ももクロ」とも

言いませんでした。

 

Next month celebrates, or, doesn't celebrate,

30 years of my singing voice.

And in all that time, my favourite band is now,

and they are~

 

と始めた。30年間、歌い続けている。続けているだけでなく同時に

進化し深化し、鬼増し(←鬼金棒ラーメン用語)している。

 

わたしは本当はモリッシーにマイクを向けられた時、こう言いたかった。

時間が巻き戻せるならこう言えばよかったともう100000000000回思った。

 

モリッシー、あなたはもうすぐ歌手30周年を迎える。

30年間走り続けてきたあなたを本当に尊敬している。

そして、間違いなく、この30年間の中で、今のあなたが一番好きだ。

 

Morrissey,

you've said you will have been a singer

for 30 years next month.

I really respect you for such a long-time career

as a great singer.

I'm sure as hell I love you at this moment

more than ever, though. 

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モリッシー in Zepp東京 2012.4.23

2012-04-23 23:39:52 | Morrissey Live

今日のケチのつきはじめは、ゆりかもめの降車駅を間違えたところからでした。

一緒にいった日本イチの「リアル・ニューヨーク・ドールズ・ファン」きくまるッシー

とのおしゃべりがおもろすぎて、すっかりZEPP東京の場所を間違えて「台場」で

降りちまった。

できたばかりのとってもフェイクなリア充空間、ダイバーシティーをすっごい形相で

かけぬけるデカい男と女!!みんなよけてたWWW

 

ついた時にはギリで入場が始まるところ、なんかかいなってぃー

心の準備ができていない入場でした。

フォロワーさんのコージさんやら

いつもの皆さんWWWに会って談笑していて。

 

井戸端会議か?

 

(楽しいんだけど)

 

かいなってぃー、モリッシーには慣れていないけど「場」に慣れてしまってる。

ダメ!気合いが足りなかった!!いま思うと。

外国人軍団には「かいなってぃーって25くらい?」と聞かれて

リアルエイジを言ってひかれるどころのさわぎじゃないくらい、さわいでいましたけど。

マインドセットの問題!!

 

今夜モリッシーが出てくるときに握っていたのは…

 

かなってぃーが勉強中のグラムロックについて。

これがふろく。

 

そして今夜のセットリスト・・・

ボウイ握ってくるわりにはおとなしい??感じ?

 

6曲目に、ノーマークのMaladjusted。

あらびっくり。

これが象徴しておりますな。

かいなってぃーちょっと「モリッシーのライブ」に慣れて

しまっていた。

そんなこっちには容赦のない意地悪モリッシー。

本当に自分が好きか?

なんで好きか?

ホワイホワイホワイ!!!???

と挑みかかっています。

モリッシーは、かいなってぃーの長年の研究によると

すべてに理由、こちらがそう思う根拠を求めます。

どんだけ心に茨持った中高年!!

 

ただ好き。

なんとなく好き。

うーん、好き。

 

なんて認めない!

容赦ない!

 

前の方来てみまぴた。

手を伸ばしてみまぴた。

一緒に歌ってみまぴた。

 

その「根拠」をはっきり提示しないまま、

「場」に慣れていた自分の甘さを突かれたライブでした。

 

かいなってぃー、

気合い入れなおします。

 

明日は行く前に作戦会議です。

ちなみに、あちらさんの気合いはこんな形で

(むりやり)あらわさせられています。

けっこう形から入らせる、タイプ。

 

ただ、今日はライブ中にモリッシーと「サシ話」しました。

モリッシーの「ベートーベン・ワズ・デフ」にも入っている

「レイジーだからフランス語できない」話に観客が言及したので

かいなってぃーはモリッシーの日本語は確実に(仙台より)うまくなってる!!

と言いました。

「You're not lazy!!」いうと、少しうれしそうだったモリッシー。

認められたい子。

褒められると伸びる子。52歳。

 

本日は、本当にわたしたちが好きだと、モリッシー「うるるん」

と涙ためる一場面もあった。

 

やべ、負けそう。

明日はもっと本気で「好きさ」を出します!!

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モリッシー in クラブチッタ川崎 2012.4.21

2012-04-22 01:19:41 | Morrissey Live

モリッシー川崎公演、行ってまいりました。

終演後、初対面のモリッシーファンの酒盛りッシーに親友のればたんと参加。

とても楽しいひとときを過ごしました。わたしのモリッシー心友マナブさん、ありがとう!

 

そこで話題にあがったモリッシーが今日16曲目にやった「To Give」という曲について

早速調べあげたかいなってぃー探偵。

 

とりいそぎ書きます。

 

あ、これ、ソロモンがきれいに折ってかいなってぃーに「手渡し」でくれた

セットリスト。ソロモン、かいなってぃーに惚れたみたいで。← 超病気。

この画像Morrissey-soloにもアップされててびっくり。

この親指の爪がまぎれもないかいなってぃーですWWW

 

ツイッターのモリッシーフレンド、シュンスケさん撮影。

 

この「To Give」は、1960年代にアメリカで活躍したフォー・シーズンズ

のリードボーカルだった、フランキー・ヴァリが歌っていた歌のカバー

だそうです。

 

ヴァリはグループと平行してソロ活動も行い、あの「ディア・ハンター」で使われた

名曲「君の瞳に恋してる(Can't Take My Eyes Off You)」をヒットさせています。

 

このヴァリのオリジナルバージョンもかなりうっとり。

 

でも、モリッシーの「To Give」の良さときたら、比ではない。

これをいま、わたしたちに歌わなくてはいけない「意味」があるからです。

あ、かいなってぃーの長年の研究によると、

モリッシーの言葉、行動、記憶、引用、には

すべて意味があります。並大抵の凝り性ではありません。

筋金入りのこだわりがあります。

 

 

 

今日「SexyZone」とバンドのことを称しましたが、入念な下調べ

あってのことでしょう、これもwww

 

★比べてみよう!本家、ジャニタレSexyZoneと

モリタレSexyZone…

 

歌う前に"To give is the reason I live"と、

この曲の歌詞をつぶやいたモリッシー。

聖書の言葉にもありますが、この世界には「与える者と奪う者」が存在します。

モリッシーはもちろん前者。

 

なぜ歌うか?私たちに与えるため。

なぜ日本になぜきたのか?私たちに与えるため。

なぜ生きているのか?私たちに与えるため。

 

To give is the reason I live

To give all I can give

と歌い、

I must give all I can when I go

I'll go out empty hand

とはるばる歌いに来たのです!!

 

仙台のあの「あっとほーむ」(←ひらがなでほっこり)な雰囲気に比べて

今日の川崎は「あっとおどろくためごろう」だった。

モリッシーは調子に乗っていた。

いい意味で。

「俺が与える物」のマグニチュードをわかってずっと演奏していた。

 

かいなってぃーはSpeedwayとお琴のような和風なイントロの

Please please please let me get what I want

で号泣しました。

ちょっと離れていたのに、今夜のラッキーボーイ、モリッシーシャツゲッターの

ダグラスくんにも指摘されて恥ずかしかった。

なんでかというと、モリッシーはいつでも変なやり方だけどTrue to usで

what I wantを確実にくれるから。

わかっているから。

くやしくて、うれしくて、幸せすぎて、泣きました。

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仙台でモリッシーが投げた赤シャツ解体ショー

2012-04-20 23:17:24 | Morrissey Live

仕事もしなきゃ&寝なきゃなのですが明日にはもう川崎公演なので

今日中にもういっこ書きます。何回もすみません。

 

モリッシーが「Let me kiss you」くらいで脱ぎなぐって

場内に投げ込んだ赤シャツのことです。

 

1階席中央あたり…良いおとなたち、たぶん10人くらい?で

ひっぱり合いの大変なとりっこになったのです!!

誰も一歩も譲らず。。。

そのまま赤シャツが裂けてみんな持ってければよかったのですが、

 

こちらモリッシーのお気に入り、

お仕立てのよろしいイタリアのメーカー

Angelo Galassoのものなのです。

 

あのカラーシャーツやフリルなシャーツもみんなそう。

ロンドン、ミラノ、モスクワ、ニューヨークに店舗があります。

ほら、よく着ている。

背中のマークが見えますか?

 

だからやすやすとは破けない!

52歳の中年男性が脱いで投げたシャーツを、

とりあいっこする、よいおとなたち

愛ある空間でも、むき出しのエゴイズム炸裂!!

 

しかし、その中のH美さんの「みんなでわけよう!」

という鶴の一声で冷静になり、勢い、かいなってぃーが

終演まで責任を持ってあずかるという特命を受けることになりました。

 

責任重大…

そして…にぎっているだけでシャツから漂ってくる、

加齢臭、じゃなかった華麗臭。

いいにおいすぎます!!

まわりの人たちとも一緒にライブ中なのにクンカクンカしました。

 

終演後、赤シャーツをにぎる責任重大なわたし…スタッフの方に

はさみを借りました。

「モリッシーわかち愛隊」のみなさんで平和にわけっこするために

この高級なおシャーツにはさみを入れるのです!

H美さんが「元の形も撮っておきましょう」と撮影してくれました。

 

<Before>

 

<After>

(かいなってぃーがいただいた、首周りロゴつきの襟)

 

必死に赤いものにはさみを入れて小間切れにしていくその様子は

まるで「マグロ解体ショー」でした…

 

(★参考画像:マグロ解体ショー)

 

それで良いおとなたちが

「袖ください!」「脇ください!」「襟ください!」

とわけっこして(繁盛の雰囲気、さながらlike a 築地市場)

クンカクンカにおいをかいでいる・・・

 

モリッシー愛という名のもとに…

 

どんだけ変態なんだWWW

 

しかし、解体ショーのおかげで、

10~15人くらいの間で、平和にわけっこできました。

 

それにしてもモリッシーのシャーツの良い香り…

オリエンタルというか白檀のようというかそれでいて

ヨーロッパっぽい。

(終演後においをかいだM子嬢によると「お寺のにおい」W)

 

H美さんによるとモリッシー愛用のこの香りは

通称「ギャルソンのアヴィニョン」

 

Comme des Garcons Series 3:

「Incense Avignon Eau de Toilette」

 

わたしの取り分のマグロの切り身、じゃなかった襟からがまだ香ってきます。

このモリッシー臭を失いたくないわたしはジップロックに格納いたしますた。

ますます「生もの」的な扱いwww

 

時々ジップを開けてはクンカクンカ♪

やっぱ、

どんだけ変態なんだwww 

  

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モリッシー in Zepp仙台 2012.4.19

2012-04-20 18:37:08 | Morrissey Live

モリッシーの2週間にわたる日本ツアーの幕開け、Zepp仙台公演。

何があったかを記します。自分のためです。

開場時間の6時に行くと、一緒にモリッシー奇跡の邂逅を果たしたKenta君が

自腹で箱買いしたグラジオラスの造花を配っていた。

わたしはライダースを脱ぎ「MOZ」Tイチで寒くて震えていたけど

すでにオーディエンス間に流れだす「UNITE」な雰囲気。

ツイッターのモリッシーフレンド、モリッシーな雰囲気の王子様フリルシャツで

いらっしゃったリグレット君にも無事会えた。

入場と同時にステージ最前列ど真ん中、リグレット君の隣に猛ダッシュ!!

 

うわーーーーーーーこんな近いの、ここに来るの、と気が狂いそうになり

ながらふたりで世間話。スゥエーデンから、今回のモリッシーのアジア・アメリカツアーを

追っかけているジョアンナたんとも世間話。世間話世間話世間話。こんなに

贅沢な場所でする世間話ってはじめて!!

 

6時45分頃よりステージにはモリッシーお気入り映像が流れ始める。

ショッキング・ブルーのMighty Joe(わたしがツイートしたのはこの映像)

モリッシーと同じく動物愛護運動に熱心なブリジット・バルドーtの

Bubble Gum、フランソワ・アルディといったフレンチカワイ子ちゃん系

そしてスパークスのNever Turn Back On Mother Earth、

そしてにゅ、にゅ、ニューヨーク・ドールズのI'm Looking For A Kissで

かいなってぃーすでに大興奮!!


NDの後、おなじみLipsynkaの雄たけびが始まった。

そしてちょうど7時に鐘が鳴り…開演の合図!!ぎゃーはじまる~~~!!

モリッシーは黒のラメラメカーディガン。キラキラ十字架を2つもぶらさげている。

ボズは…ボズ子!!化粧ノリがあんなにいいなんて!!確かに駅で会った時

つるつるむき卵みたいだった。

そして、ほかのメンバーは上半身裸。胸に「男」と書かれている!!!!

モリッシーは「こんにちは」と日本語であいさつし、すっごい遠くからわざわざ来ました、と言い

始まった曲はなんとなんと

Everyday is like Sunday!!

じゃなかった、後から気付いたのですがEveryday is like Sendaiを演奏し始めた。

セットリストにもそう明記WWW

 

「奇妙な白い粉」シーンでは、体中に手を這わせ「あ~いやだいやだ!」というふうに

手を払いのけるパフォーマンスつき。やだよね!ほんといやだ。ほんとにいやなものを

歌わせたら世界一のモリッシー!!!

そして2012年のツアーではだいたい最初にやっているFirst of the gang to dieが

始まり、と私の死ぬほどスキスキソングたちが続き…

Black Cloudの間にこのライブで初めてモリッシーの手も握ってしまった!

実は今回のライブの間でもう数え切れないくらい、10回前後触れることができた。

 

両手を伸ばし、体をこれ以上ないくらい伸ばし、

握りしめたグラジオラスまで使って彼に、1mmでも近くに近づこうとすると

ちゃんと手を差し伸べてくれる。握り返してくれる。

それをあっちに行きこっちに行き、一方的な「ライブ」というより、本当に

「モリッシー触れ愛フェア」だ。

声に触れ、彼の感情のすべてに触れ、指先に触れ…ファンみんなはモリッシーの愛に触れる。

みんな狂ったように「モリシー!モリシー!」と彼の名を呼び続ける。

モリッシーが「イエス!」「ハイ!」「ホワット?」といくら応えても呼びかけ続ける。

なぜならモリッシーが目の前にいるからだ。人物がいるだけでなく、

モリッシーの「愛」が見えるからだ。

モリッシーという「愛」を呼んでいる。

そこいらじゅうに「愛」しかない、「愛」が可視化された空間。

このいまの世の中でこんな場がほかにあるだろうか?

 

 

仙台ふうに言うと「牛タン喰うな」ソングMeat is Murderの途中で消えた彼は

薄いパープルの服にお着替え。スミスからの曲はアンコールまで含め5曲を演奏。

ファンも多いPlease Please Please~でのモリッシーは「静寂のドス」がきいていた。

あまりに静かなゆえにむしろ体感的にはラウドに響き渡る、断末魔の祈りみたいな歌。

苦悶の表情が忘れられない。モリッシーの歌う絶望と枯渇。それらがどのくらい

「本気」かが直接脳内にプラグインされてくる。

let me get what I want 「this time」・・・は、わたしの頭の中では「tonight」

に置き換わった。

そしてその次のLet me kiss youくらいだったか…

またまた着替えていた赤シャツを脱ぎ捨てた。

(ここからのお写真は、おとなりのリグレット君が

目の前の屈強セキュリティガン見攻撃を突破して撮影したもの!!

即行の画像ご提供どうもありがとう!!感謝します!!)

 

この赤シャツは会場内に投げ込まれ・・・(この後のことはまた別途書きます。)

 

その後また白いシャツに着替えて再登場し南米公演でもチャカポコ感で「ドグラマグラ」を

超えていたI will see you far off placesを演奏し「サヨナラ!」と叫び去っていった。

わたしは男性の「脇汗じみ」だけでなく「胸板汗じみ」をはじめて見た!

アンコールでは黄色いシャツにお着替。Kenta君が持ち込み、そのおともだちが投げ込んだ

「日の丸」を腰に巻きつけた!!

関取の「化粧まわし」状態!!日の丸を腰に巻きいた彼は、

「これからどこへ行っても、何が起こっても、けっして忘れないで」

と言った。わたしは「ネバー!!!!」と叫んだ。

 

あ、モリッシーが「とっても悲劇。ボズはビール飲み過ぎて階段から落っこちて

死んじゃった。ここにいるのはとってもきれいな芸者でつ!」と語った

ボズさんのいる写真も↓

 

はっきり言ってこの仙台公演は客の入りが悪かった。

しかし、その「セールス」の成功・不成功とは別の次元の

「すっごいもの」が行われた。その場に居合わせてしまった。

 

こういうものがあと何回も、この日本列島で続くのである。

絶望も希望ももうなんの意味ももたない、今の日本に、

モリッシーが「その先に見るべきもの」を提示しにやってきた。

もう、こっから先はあたしの話なんて意味をなしません。

自分で見るしかないのです。

いろんなご事情で、行くかどうか迷っている方もいると思います。

モリッシーのライブを見てみてください。

 

本当に、それだけです。

 

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