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Action is my middle name ~かいなってぃーのMorrisseyブログ

かいなってぃーのMorrissey・The Smithsに関するよしなしごと。

「BLM」運動が飛び火!?BMGのモリッシー契約解除

2020-11-17 20:54:42 | Morrissey News

昨日は代官山蔦屋書店にて開催中のラフ・トレードのイベントでトークショーに出演してきました。タイトルは「ラフ・トレード~ザ・スミスとの歴史的タッグ、深化していくレーベルの今」。TBSラジオプロデューサーの長谷川裕さんと、ラフ・トレード創設者ジェフ・トラヴィスとモリッシーの確執の背景や原因を考察しつつ、「やっぱりラフ・トレードは(結果的に)凄い」というお話(そちら別途レポートします)。その中で

「まあ、インディーにかぎらずメジャーレーベルともどうせもめるんですよモリッシーは」
 
 
どんな背景があるのだろう?と考えてみたんですけど、今回は特に、モリッシーにとってひどい話ではないかと思いましたので書きます。
 
(Morrissey Central)
 
 
思い越せば2017年8月、BMG、どう考えてもどメジャーレコード会社と契約!!の一報が!!そして11月にはニューアルバムがリリースされる…ということで狂喜しました。
 
2014年、前作より(この時も)5年ぶりに“World Peace Is None Of Your Business”を発表後、ユニヴァーサル(傘下レーベル、ハーヴェスト)と決裂して以来のメジャーリリース。モリッシーによるとこのユニヴァーサルは「ほとんど殺そうとしてきた」と…。それでも再度、「絶対、メジャーからレコードを出す」道にこだわり続けての、悲願の契約でありました。

その時は、BMGのエグゼクティヴ・ヴァイス・プレジデントであるKorda Marshallをして、

「今やモリッシーと比べられるようなアーティストは多くない。彼は類いまれな才能の持ち主です。彼は並外れていて、教養があって、機知に富んでいて、優雅、そして何よりも勇敢だ。彼の歌詞、ユーモア、メロディーは多くの世代に影響を与えてきた。新たな記念碑的とも言えるアルバムの音楽それ自体が物語ってくれる。彼をBMGに迎えることができて光栄です!」

言わしめていた。

 

私の当時のブログには、

 

「モリッシーの『並外れたすばらしさ』をわかってくれているようですが…これが最初だけ!にならないことを切に祈ります」

 

と書いてあったw 幸いにも「最初だけ!」にはならず、「3年」続きました。

 

2017年 Low in High School

2019年 California Son

2020年 I Am Not a Dog on a Chain

 

…と、アルバムも3枚リリース。

 

モリッシー自身、今回の件で激おこながらも、

「BMGで出した3枚のアルバムは自分のキャリアの中で最高のものであり、死ぬまでそれを支持する。これらのアルバムのレコーディングは、人生において極めて重要な期間で、これまでのBMGのチームと関係者全員には感謝している」

としています。従来のチームとの関係は良好だった模様。けれども

「自分にとって、おのれのやり方で音楽活動をしていくことは依然として重要で、所属アーティストがどう振る舞うべきかをあれこれ指示してくるようなレーベルにはいたくない。『才能』という言葉が明らかに言及されもしない場合は特に」

と言っています。「才能」と言及し、最初のKorda Marshallの歓迎の言葉を皮肉っているのでしょうか。

 

なぜ、良好なチームワークを保っていたレーベルがいきなり「所属アーティストがどう振る舞うべきかをあれこれ指示してくるような」レーベルに豹変したのでしょう?

それは、2020年5月にアメリカのミネソタ州ミネアポリスで発生した、黒人男性を白人警官が死に至らしめた事件に端を発し世界的に広がった「ブラック・ライヴズ・マター」運動とも関連しているようなのです。

モリッシーによると、最近の新しいBMG新幹部は、BMGのアーティスト一覧を見つつ「多様性」を鑑みた新しい計画を発表し、予定されていたBMGからのモリッシーのリリース/リイシューをすべて廃棄することを決定したとのこと。このBMGの「多様性」ポリス的決定は、何に則っているのでしょう?

 

アメリカの音楽業界が中心となり、2020年6月2日火曜日に「ブラックアウト・チューズデイ」が実施されました。

 

業務を一時中断し、黒人差別撤廃のために行動することを呼びかけるものでしたが、この1週間後の6月9日にBMGのCEOであるHartwig Masuchは早速、人種差別と不平等に対するスタンスを打ち出しました。ミュージック・カンパニーは、「黒人に与えられた歴史的な不正に対処するため、自分たちの役割を果たす必要がある」と誓約して、何千人ものアーティストやソングライターにメッセージを回覧したそう。

「私たちは皆、過去数週間の人種的偏見と不利益のひどい現実に直面するよう求められてきました。本当に自分たちが気にかけているかどうかは、結果として実際に行動を変えたのかどうか、そして長期的に継続してくかどうかでテストされます。BMGがそのテストに合格することを保証すると、約束します」

と、Hartwig Masuchの言葉。立派ですよね!CEO自ら先頭きってすぐ動くなんて。

モリッシーはBMGでまわってきた宣誓を読んできっと・・・「なるほどなるほど。ごもっとも」と思っていたのではないでしょうか。もしくは「ふーん。ほんとにできるんか?」とか。実際にミュージック・カンパニーがとるべき姿勢として間違ってないですよね。

 

そして、BMGの宣誓はこう続きます。音楽業界が行ってきた「黒人アーティストに対する恥ずべき扱いの歴史」を念頭に置き、

 

「すべてのレコード契約の見直しを開始します!不平等や異例の事態が見つかった場合、BMGは30日以内にそれらに対処する計画を作成します」

 

モリッシーはこれを読んでもきっと・・・「なるほどなるほど」と思っていたのではないでしょうか(嵐の前の静けさ・・・)。BLMをきっかけにしてBMGはミュージック・カンパニーとしての在り方を見直し、社内には新しくグローバルダイバーシティ&インクルージョンカウンシルまで設立してしまったそう。社内のすべての多様性とその受容に関するイニシアチブを取り、アドバイスを提供する中核的存在にするそうです。話だけ聞くと「いい話」に聞こえますね。

 

ちなみに、コロナ禍やBLM旋風が吹き荒れるその頃、モリッシーは何をしていたかと言うと・・・

…パンを買っていたのであります(5月、マンチェスターにて)。

 

まさかその後、「30日以内にすぐに対処プランを立てる問題となるレコード契約」のブラックリストに載る運命を夢にも思わず!!

 

だって、モリッシーは巷に「問題にされる」アーティストではありますが、自らは「問題となる」音楽を作っているとはこれっぽっちも思っていない(し、作ってもいない)。それなのに、世の中の評判やレッテル、立ち位置ではかってみて今後のBMGにとって「排除すべきアーティスト」と思われたのではないでしょうか・・・。かなり簡単に言えば、BMGが「グローバルなダイバーシティ(多様性)&インクルージョン(受容)カンパニー」を目指すにあたって「あんた邪魔。いると色々勘違いされるから出てってね」と言われたわけです。この顛末をモリッシーは、

 

「このニュースは、2020年にもたらされた情け容赦ない電気ショックのような恐怖と完全一致」

 

と表現しています。このニュースを報じた自身のサイトの中に、黒人のちびっこがモリッシーのスマホ待ち受け画像を見せている写真があります(このブログ冒頭)。これはモリッシーからの静かな抗議だと思います(文章で激しく怒ってるけどw)。

 

多様性ってなんでしょう??その受容ってなんでしょう??もちろん色々な人への「配慮」を表に出すのは立派なことです。けれども、あの人「差別的だよね」とくくって、排除することで解決される問題なのでしょうか?本当の「解決」に目を向けた、対話はあったのでしょうか?モリッシーの文句を読んでいると、かなり一方的に「BMGカラーに合わせるために、あれすんな、これしろ、じゃなきゃさよなら」みたいな感じだったのではないかと、ちょっと暗くなります。BMGは良かれ!!多様性のために!!いざ!!と思って、決して悪意ではなくやっていることなので、いろいろ考えると更に暗くなる。こういう「不一致」は本当に不幸なことだと思います。

 

思えば2020年は、断続的な電気ショックのような、情け容赦ない恐怖にガンガン見舞われた年でした。コロナ…BLM…アメリカの大統領選挙にまつわるいろいろ…地球に生きる個人個人にとって大変困難が多かった。モリッシーの2020年が、また新たなるレーベル浪人という困難に見舞われで締めくくられるとは胸が締め付けられる思いもします。でも、きっと、「モリッシーズ・ライフ・マターズ」のレーベルがあるはず。すぐに契約できるはず。

できなきゃおかしい、と思います。

なんて言ってもモリッシーは「並外れていて、教養があって、機知に富んでいて、優雅、そして何よりも勇敢」なのですから!!


【速報】 モリッシー ニューアルバム “Low In HIgh School” 収録曲と販売形式判明

2017-09-19 17:42:13 | Morrissey News

そろそろラジオでモリッシー新曲やったかな~と思っていたら

夕方17時2分(日本時間)、モリッシーの公式ストアMPORIUMより

“Low In HIgh School” お楽しみセットのお知らせが!衝撃的な

内容の前に、まず、アルバムの収録曲が明かされていたのでお伝えします。


【モリッシーニューアルバム“Low In HIgh School” 収録曲】


・My Love, I’d Do Anything For You

・I Wish You Lonely

・Jacky’s Only Happy When She’s Up On The Stage

・Home Is A Question Mark

・Spent The Day In Bed

・I Bury The Living In Your Lap

・The Girl From Tel-Aviv Who Wouldn’t Kneel

・All The Young People Must Fall In Love

・When You Open Your Legs

・Who Will Protect Us From The Police

・Israel

タイトルだけでふくらむ妄想…すばらしい予感。。。


【プレオーダー販売形態】


●“Low In HIgh School” CD+アルバムTシャツ+赤ピンバッジ

●“Low In HIgh School” アナログ(スタンダード透明)+アルバムTシャツ+赤ピンバッジ

●“Low In HIgh School” アナログ(フランス語 青盤)+ネイビーERNSTTシャツ+青ピンバッジ

●“Low In HIgh School” アナログ(スペイン語 オレンジ盤)+黒ERNSTTシャツ+オレンジピンバッジ

●“Low In HIgh School” アナログ(日本語 透明黄盤)+白ERNSTTシャツ+黄色ピンバッジ

●“Low In HIgh School”7インチボックスセット+「モリッシーマイラブ」Tシャツ+白ピンバッジ

●“Low In HIgh School”7インチボックスセット+CD+カセットテープ

●“Low In HIgh School”カセットテープ+警察Tシャツ+白ピンバッジ


…お値段は様々ですが、36ポンドからいろいろ。どれ買ったらいいんだろう

というそこの奥さん、衝撃の


●“Low In HIgh School”全4色レコードセット


…なんてのもありますよ!ロイヤルストレートフラッシュか~!


7インチのBox Setまで出るとな!7インチファンには嬉しいばかり。

6枚の透明盤、6枚のアートカードとDLコードつき。

そして何よりびっくりなのが、カラーレコードは


透明→スタンダード

青→フランス語

オレンジ→スペイン語

黄色→日本語


…で、スリーブと歌詞が書かれている模様。

ご当地じゃがりこか!?各色で売上競わせたりして!?(笑)

ちょっとどれを買ったらいいか、作戦会議です(脳内で)

 

【モリッシー新曲情報】

そして待望の新曲、“Spent the Day in Bed”は、

Spotifyで聞けます。一気に涙があふれました(外で聞かない方がいいです)。

てか、Youtubeは歌詞つきだよ~~~!!!

Morrissey - Spent the Day in Bed (Lyric Video)


「待っていた甲斐」以上のものがありました。にじみ出る現役感。

またこのことは、ゆっくり。

あ~喜んだり驚いたり泣いたり、忙しいw

でも、「モリッシーの新譜」にまたありついた。

ただただ、幸せです。


Spent the Day in Bed - Morrissey


モリッシーがついに!「SNS、はじめました」

2017-09-19 15:46:10 | Morrissey News

11月17日のニューアルバムリリースに向けて、モリッシー

のプロモーションアクションもけっこう気合入れてきたみたいで…。


今まではオフィシャルにはフェイスブックだけで、ファンサイトやら

バンドメンバーや甥のインスタやらでバラバラと情報を出しておりました。


情報の統一化、及び現代のSNSというネットワークにフィットさせようと

いうねらい?だか、メジャーレーベルからのセッティングだか、

ニューマネージメントの戦略だか、とにかくいきなり「モリッシー情報化」

の波が押し寄せてきました。

 

◆まず、先週9月14日、モリッシーのオフィシャルサイトがオープン。

 

メーリングリストの登録も受付中。

 

◆そして、9月15日、まさかの、ツイッターアカウントが開設

 

さて、ここで、振り返りたい、因縁の「モリッシー、ツイッター茨道」↓


●2009年6月、「オフィシャル」とされるツイッターアカウント開設。ツイッター社が

オフィシャルと認定する青いマークつき。しかしずっと放置。

 

●2014年5月14日、突然「ハロー。テスト、テスト、1,2,3。地球さん、そこにいますか? 

そう望むしかないけれど…」というつぶやきが上がった!!第1のつぶやきから24時間で

20万人以上ものフォロワーを集めました。その他ヘンテコなモリッシーらしからぬ

つぶやきも…

 

●2014年5月16日にTrue to youにてモリッシーは、声明を発表。

 

「はっきり言っておきたが、私はTwitterやFacebookのアカウントは

持っていない。“It's Morrissey”という私名義のTwitterアカウントが出たらしいが

それはMorrisseyではない。誰がこのアカウントを開いたのかは知らないが、

これがなりすましアカウントだということは知っておいて欲しい。無論、

ほんのわずかでも気にしていたら、の話だが。

Untwitterably yours,

MORRISSEY

(「ツイッタ―のできない信愛をあなたにこめて、モリッシー」

みたいな!?w)」

 

てか、ほんとこのなりすまし、誰だったんだろ。。。

 

●2016年4月5日、“The Smiths”のツイッターアカウントが立ち上がる。


しかしこれは、モリッシーの許可なく、ザ・スミスの所属レーベル

ワーナーUKが開設したものと判明。またまたTrue to youにてモリッシーは

「このアカウントは自身の承認のないものであり、自身に繋がっているものではない

ことを強く主張したい。自己責任でフォローしてください」と述べていました。

その後「自己責任でフォロー」は少し流行りました(←私だけしか使ってないw)。

 

これを受けてワーナーUKは同アカウントの目的を「ザ・スミスによるその歴史と音楽を純粋に

たたえるため」と明示するツイートを行い弁明しましたが、まあ商用目的で他のバンドなら

おかしくないことです。ただ、スミスはスミスなだけにw、ファンは「スミス再結成!?」

とか「なんか起こるの??」騒いでしまっていましたね。 

 

…で、今回も、ツイッターアカウント開設以降、何もつぶやかないので、また

ニセモノじゃなかったらどうしよう?と若干の不安もありました。


そうしたら、今朝起きたら、本日日本時間の早朝5時39分に、初つぶやきが!!


「いやいや…おいおい、起きろよ!」…と一瞬思いましたが、これ、本日9月19日にBBC6

で初披露される予定の、新曲タイトルのようですね!ツイッターでは「モリッシーらしいつぶやき

過ぎる」と大騒ぎでしたが、正岡子規の「仰臥漫録」じゃあるまいし、さすがのモリッシーも

ひねもす寝てはいないと思います!w


あと、この直後にNMEがすぐツイートで報じました。


すごいな、つぶやいただけでニュースになるんだ!!

まあツイッターアカウント開設しただけでもニュースになっておりましたし。


改めて日本語でそのニュースを見るとなんだかほほえましいというか笑えます。

 


「初めてママと言う」「初めてあんよする」みたいなwww 育児日記ぽいwww

「這えば立て、立てば歩めの親心」とは、子供の1日でも早い成長を待ち望む親の心をいう言葉ですが、

ツイッターではファンがそんな気持ちになって見守っているというか(笑)。

ツイッター始めたらつぶやけ、つぶやいたら…今度は何を期待しましょうかね。

とりあえず、プロモーションでもぜんぜんいい、なんか言ってほしいけど。


今後、


「モリッシー、初めてのリプをする」

「モリッシー、初めてのふぁぼをする」

「モリッシー、初めてのリツイートをする」

「モリッシー、初めての画像投稿をする」

「モリッシー、初めて巻き込みリプされる」

「モリッシー、初めてフォロー外から失礼される」

「モリッシー、初めてブロックをされる」

 

…などなど、どんな「モリッシー初めて物語」がニュースになるの

でしょうかwww

お約束で余計なこと言いすぎて

 

「モリッシー、初めて凍結される」

 

にはならないことを願います!!!


まあツイッターはあくまでも「モリッシー公式ツイッターアカウント」であり、直接本人

がうちらみたいに個人としてにつぶやくわけもなく(笑)どのSNSも、マネージャーとか

スタッフが、モリッシーに「口述筆記」させられている古事記形式だとは思っていますが

(モリッシーはスマホ持っていないし)、それでもふと、ビッグマウスストライクスアゲイン

な御大がのぞいてみてなんかしちゃわないかな~んかも、少しだけ楽しみにもしております!

 


モリッシー ニューアルバム“Low in High School” アルバムジャケットアートワーク公開

2017-09-11 10:01:42 | Morrissey News

昨晩、インスタグラムを見ていたら、モリッシーバンドのベーシスト、マンド・ロペスが、

いきなりモリッシーのニューアルバム“Low in High School”のアルバムジャケットを公開!

この男の子はマンドの息子のMaxくんだと!!




その後、バンドのメンバーや関係者も次々にSNSにてアートワークをアップ。

モリッシーが「よし、いけっ!!」と号令を出したのでしょうか?

しかしこのアートワーク、君主制廃止のプラカードと斧を持ってものものしい!

こ、これは何かが起こる…と思っていたところ




ひぃーやはり…モリッシーの子供の頃からの昔なじみジェイムス・メーカー←昔スミスの

ライブでベズ的な立ち位置にいたこともあったひと。最近ではモリッシー映画のこと

「あれ、違う!!」と文句いってましたね。 が、「友達と、民主主義のために」

モリッシーニューアルバムジャケットが「攻撃的」だからと、レコ屋流通拒否の通達を

BMGが受けていると公表!!イギリスのHMVはじめいくつかのレコ屋は仕入れもしないとな~。

モリッシーバンドのジェシーもそう公言してました。

しかし、BMGはそれでもこのアルバムジャケでリリース決めてるみたい。。?

マンドはファンからの質問に対して、BMGはこのアートワークで許可したと言っていました。

友情と民主主義心に厚いジェイムスさんは「モリッシーとBMGがアートワークさしかえないと、

新譜キャンペーンの危機かも!」だと言っているけど、、、


そんなの気にするくらいならモリッシーは「モリッシー」じゃないし(笑)、

長年「モリッシー」なんて、やってられませんよね

そこで思ったのは、モリッシーがやっとメジャー契約先に選んだBMGさんは、

けっこう「漢」なんじゃなかろか??契約に対するコメントは、単なるおべんちゃらじゃない

のかもしれません(と、期待。まだわからない、おとなのせかい。。)。



「BMGにとってモリッシーと契約できたことは夢のような出来事」

と語ったBMGの副社長コーダ・マーシャルさん

彼は、80年代にはブロウ・モンキーズを当てた敏腕音楽業界人。過去のインタビューを

読んだところ、モリッシーの一歳下で、時代を共有し、グラムな音楽のバックグラウンドも

似ています。初ライブは73年のボウイだし …信用できるかも!?

でも、途中で激しすぎるモリッシー炎におののいて逃げださないことを、切に願いますよ~。

リリースまでまだ2か月以上、望むわけではないけれど、まだひと波乱、ふた波乱ありそうで、

引き続きウォッチしたいと思います!


(その後…9月11日午後8時現在)

なんとHMVが、巷で言われているのに反して「モリッシーのニューアルバムを売ることを

拒否していない」と反論!先週BMGにアルバムジャケット見せてもらってから、

リリース楽しみにしているとツイッターで言っています。


反論全文↓



HMVは「モリッシー陣営が、ちゃんと事実確認しないままHMVに関してなんか文句言うの、

今年2度目なんですけど…」とうんざりモード。これが本当なら、ちょっと気の毒…。

HMVのおっしゃる1度目とは、モリッシーが怒った6月のThe Queen Is Deadの限定

リイシューレコード販売時にHMVが貼った「お一人一枚限り」シール問題のことですな。






モリッシーは「HMVが販売凍結してる!」「ファン諸君は7種類のヅラかぶって変装して、

好きなだけ買いに行け!」と激おこしたけど、HMVとしては、限定盤に対してとる当然の

販売方法をとったまで、買い占めや転売対策であり(って、すぐわかりますよね)、レコード

販売を邪魔する気はないことをピッチフォークに弁明。本当のファンにちゃんと行き渡るように…

という善意だったわけです。

今回の「誤解」も本当なら、HMVはほんと気の毒…(・・;)

で、繰り返しますが、まだひと波乱、ふた波乱は想定の範囲内w …引き続きウォッチいたします!

(その後…9月12日午後10時現在)



今日もまだまだ続くモリジャケドラマ(もうええて…)。

BMG UKも、日本時間の12日になってすぐ、HMVのモリッシーの新譜入荷拒否はない

正式に発表しました!



私が勝手に好感を持っている(笑)副社長のコーダ・マーシャル氏は、

「HMVがモリッシーを検閲しようとしてるという示唆があったが、それは見当違いなものだ。

真実なのは何かというと、このニューアルバムにおいてモリッシーが語らなくてはならないこと

に対する、巷の興奮と関心のレベルが驚異的だということ。モリッシーは黙らせられないし、

黙りはしない」

 

と語っております。

「モリッシー陣営!いい加減なこと言うなや!」という非難ではなく、ちゃんと「自社アーティスト」

モリッシーを嫌味なく大プッシュでほめて、モリッシーを理解したかっこいいキャッチフレーズで

まとめてる!!さすが敏腕音楽人、コーダ様。

「モリッシーは黙らせられないし、黙りはしない」


ニューアルバムでモリッシーは、どんだけ饒舌なのでしょうか?それをサポートして世に出すBMG様

には足をむけて寝られません(が、どっちがわがBMGだか方角がよくわかんない。とりあえず西?)。

 

…で、繰り返しますが、まだひと波乱、ふた波乱は…(だから、もうええて(>_<))。

えーい、もう乗り掛かった舟だ、引き続きウォッチいたします!


ロミ・モリ 写真展“Superlative”で、モリッシー見てきました!

2017-09-09 22:43:04 | Morrissey News

昨年の12月に続き再び!ロミ・モリさんの写真展“superlative”が東京、新代田のPOPO

にて開催中。早速いってきました!



今回、前回は未公開のザ・スミス/モリッシー写真があると聞いていて、見る前からわくわく。

会場は新代田駅の真ん前。ちょうど併設ライブハウスのライブ終わりだかで混雑する人を

かきわけ、奥に進むと…


モリッシーの写真コーナーが真っ先に、目に飛び込んできました。空間に翻るモリッシー。

写真て、不思議。特にロミさんの写真が不思議。30年以上前の空気感が、二次元に

真空パックされている。二次元なのにすごく立体感がある。場のにおいまで香り立つ、

4Dの写真たちが壁に。


ひとつひとつに対峙すると、吸い込まれそうになり、見惚れて動けなくなりました。

圧倒的なのは写真の色です。ロミさんがこだわって、その場の雰囲気を色で再現して

いるそうですが、その表現力は実に詩的だと思いました。


これはもう、見ていただくしかないと思います。まさにSuperlative(最上級)。

見つめていると、単なる「記録」ではない、無比の写真表現だと私は思います。

中学の時、スミスが好きで好きでたまらなくなったあの日を思い出す。

いったいイギリスでどんなライブをしてるんだろ~と思いを馳せた日々。

スミスは見られなかったけど、スミスのいちばんキラキラした瞬間を切り取ってくれた

ロミさんがいてくれてよかった。

その後お話しできたロミさん、お話の中で“Bought on stolen wine~♪”と

I Don't Owe You Anythingを口ずさんで、「この歌のすごく優しい感じが好き」

とおっしゃっていました。


ああ、ロミさんの撮ったモリッシーは、モリッシーがいたその瞬間は、彼にしかない

そこにしかない「優しさ」をとらえているから、ずっと見ていたいんだなーと思いながら、

その後も網膜に焼き付いたモリッシーを反芻しまくりました。

会場では、Tシャツやポストカードも販売しています。




(おまけ)

ロミさんがモリッシーを撮った頃に住んでいたロンドンのセレブな地域の庶民的なお住まい

の写真がさりげなく飾られているのですが、「すだれ」みたいのがうつってて、東京の下町

風情があってとても好きでしたw

会期中にぜひ、ご覧ください。9月20日まで。