日豊本線、下りホームにて。
そして、特急に乗り換え。
汽車にあって電車にないものは「未練」であると言ったのは、誰だっただろうか。
電車に乗った。
希望と絶望は裏と表なのかもしれないと知りつつある。
今は、絶妙のバランスで、その狭間にいる。
電車は「未練」に向かって走り出した。
では、改めまして、再生したスピーカーで、アナログ盤など鳴らしてみましょう。
低音、いい感じ。とりあえず、このプリメインの限界性能は引き出せている感じ。
ネットで検索すると、リペアしてくれる店もあり、30cmウーファー、ペアで¥30,000~。
買うよりは、ずいぶん安くつく。もし、またダメなら次はこれを検討してみよう。
それにしても、このトリオもすごい。うまいとかヘタとか、そういうことじゃなくて、手を抜くとか、
ハスに構えるとか、そういったところが微塵もなくて、大の大人が真剣にやっている。
暗く屈折した殺気が満ちている。
不健康な格闘技に何を賭けたのか。音楽家の意地か命。
とても子供には聞かせられない。
ジャズとアナログと30cmウーファー、腑抜けになるよ。
で、その「はがし剤」を筆で、エッジに塗ります。そして、化粧用コットンパフでふき取ります。
左右とも、2周しました。
なんか、柔らかくなったみたい。ネットによると、数回繰り返すとのこと。
注意点として、エッジの本体への接合部分に塗ると、ハガれてくるので要注意とのこと。
コーンに着かないようにすること。
また、これは有機溶剤なので、こぼれや、他の場所に付着させないこと。
実は、少し慣れたころ、床にたらしてしまい、フローリングのニスが、直径3cmほど溶けました。
また、筆の軸の塗料がハガれ、手に着きました。
かなり、浸透力のあるサラサラの液体なので、ほんの一滴で、広がってしまいます。そして、
強力な剥離力です。要注意。
有機溶剤なので、においがありますが、さほど強くもなく、持続もしないようです。
用途として、手に着いた接着剤を落とすことも想定されており、手に着いても、荒れることも
ありませんでしたので、これは安心あれ。
ネットでは、情報が少なく、本当に有効に方法なのか、疑わしい部分もあります。
ま、古いスピーカーを再生してやろうなどという酔狂は、多数ではないと想像できます。
で、上の作業をその次の週にも行いました。
はがし剤は、少量のようで、あと一回くらいは行けそうです。
あまりやり過ぎると、エッジが緩み過ぎてコーンのセンターがずれたりと、良くないそうです。
つづく。
ネットで発見した方法を実践してみます。
100均で買った、「瞬間接着剤はがし液」と筆。合わせて¥210。
「瞬間接着剤はがし液」は主成分がアセトンという有機溶剤。
これで、エポキシ樹脂を軟化させて、はがすというのが本来の用途。
ダイアトーンのスピーカーエッジは、布製で、そこにビスコロイドという物質を塗布して、
軟化させた状態で安定させているらしい。
それが、経年変化で硬化する、それを「瞬間接着剤はがし液」の成分であるアセトンが、
軟化させるというのである。
つづく。
YAHOOオークションで、なんとなく中古オーディオなんか見てましたら、
「スピーカーエッジの軟化剤 ¥1500」
え、何それ。
スピーカーって、経年変化で、ウーファーのエッジが硬化するのだそう。知らなかった。
触ってみましょう。
確かに、硬くなっているような気がする。
参考までに、ミニコンポのを触ってみると、耳たぶみたいに柔らかい。
この部分が硬化すると、スピーカーコーンの前後動が制限されることになるので、低音が出なくなってくるのだそう。
そうか、アンプじゃなくてこれか。
もっとネットで検索してみる。
「エッジを軟化させ、再硬化させない方法」
あった。しかも、100均ショップで手に入るものだそう。
つづく
プリメインアンプを買い替えたときに、グッと低音が減った。
大須のオーディオショップで聞き比べをした。それまで使ってたのは、20年ものONKYO。
当時は、各メーカーから各価格帯に相当のタマが投入されていたので、選択肢は多すぎるほど。
しかし、5年前のONKYOと同価格帯の7万円前後となると、数種のみ。
で、あきらかに低音が足りない感じがした。
「20年前のその価格帯だと、今なら12万円クラスが同等です。」
音を聞いて納得したが、個人的な財政状況が納得しなかった。7万円のDENONをローンで買った。
そんなワケだが、引っ越してきてからこっち、アナログレコードでチャールズ・ミンガスなんか聞いてると、
以前にも増して、低音が響いてないような気がする。
演奏はすごいです。
最近知った、この時代のジャズの過剰なまでの熱気、ああ、もっと低音が欲しい。
腹に響くウッドベースとバスドラムのコンビネーションのエモーションを感じたい。
つづく。