アムステルダム国立美術館の改修ドキュメンタリー。改築ではない改修、すなわちリフォームに10年かかったという話。
2003年より閉館して、2008年オープン予定が、さらに5年後、2013年に。
なかなかおもしろい。
議論を重ね、もちろん国家を挙げての大プロジェクトなので、みんな、どの立場の人も真剣なのだが、
どこか喜劇的でもある。
なぜこれが映画として楽しめたのかを考えたのだが、「納期最優先ではないことの痛快さ」ではないかと思い至った。
結果よりも過程が大切だということがある、ということを具体的に知らしめてくれたこと。
異論を無視しない、より良い展示を追及するため、費用もかさむ、それでもあるべき姿を優先する。
オランダという国が一気に好きになったし、身近に感じた。
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