快風丸

俺の船に乗らないか。

ソロ・デビュー決定

2007-05-29 08:48:42 | Weblog
 ご近所の楽器屋さんへギターのピックを買いに行く。ちっちゃい店だが、ス
タジオもあり、LM楽器は一通り置いてある。数ヶ月に一度立ち寄る程度。
 
 チラシが目に止まった。シニア(だいたい30歳以上とのこと)のためのL
IVE、出演者募集。出演料は¥1,000、+ドリンク¥500。激安。
私としたことがこんなとこでも買い物王の本領を発揮してしまうのね。

 場所は近所の喫茶店。ドラムは置けないし、場所がらあまりうるさいのはダ
メということ。面白そう。一人で出るか。地元で音楽仲間ができるかも。

 しかし、問題は、6/2(土)が本番ということ。1週間後だ。準備できる
のか?6/10(日)はピアノの発表会ですぜ。でもエントリーしました。

 大学の頃から、夢見ている音楽スタイルがある。
「草バンド構想」と名づけて暖め続けている。こんな感じ。

 家族に「ちょっと行ってくるわ」とギターを担いで、出て行きます。
歩いていける小さなライブハウスへ。月いちくらいで、出演するのです。
終わったら、さっさと帰って、お風呂に入って、ご飯食べて、家族に「まあまあ
だった」と報告する。こんな感じでライブをやりたいのです。「草」は草野球。
まるで草野球のように、ライブをやりたい。これなんです。
 生活の中にライブがある、そんな生活にしたいんです。

 私、生まれも育ちも福岡県。大学で京都に出てから、現在まで、実家から離れ
て暮らしてきた。ずーっと地に足が着かない感覚が抜けない。今でも抜けていな
い。長い旅行をしているような気持ち。だから、落ち着きたい、今、住んでいる
この地を自分の地元と確信して暮らしたいと思い続けている。結婚したら、子供
ができたら変わるかなと思ったが、変わらなかった。心の奥底に、いつも喪失感
がつきまとう。何かが足りない。何かが欠けている。

 だから、生活の中で、「歩いていける」ことがうれしい。
歩いて買い物へ行き、歩いてピアノのお稽古に行き、歩いて郵便を出し、歩いて
飲みに行く。これができると、幸福を感じる。あ、今、この地域に根ざしている
のだな、ここが俺の地元なんだと心から思える。

 今回、図らずも、残念ながらバンドではないが「草バンド構想」が実現するの
である。歩いていけるんです。単なるソロ・デビューだけでなく、私にとって、
意義深いLIVEなんです。

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