快風丸

俺の船に乗らないか。

今ある気持ち

2013-06-30 17:56:59 | Weblog

 

’13.6.29 緑の募金東日本大震災復興支援チャリティコンサート in 西日本

 上田正樹、加美南中学校コーラス部のリハーサル。

炎天下、上田氏が直接、中学生に歌唱指導していた。

その言葉は、やさしく丁寧だった。

「良かったよ。次はもっと気持ちをこめてみよう。石巻の中学生たちに会ってきました。

みなさんと同じ年代の人たち、目の前で、友達や、家族が無くなった。そんな人たちのことを

思いながら、もう一回歌ってみよう。」

そのアドバイスを受けて、格段にコーラスが良くなった。魂が震えるのを感じた。

上田正樹は、もう、過去の人だと思っていた。

歌手なんていうものは、胡散臭いものだと決めこんでいた。

チャリティーと言いながら、一回音合わせして、テキトーに歌って帰るんだろうな。それで結構なギャラをもらうん

だろうと思っていた。完全に間違っていた。

 上田正樹の人間性に触れた。

 マリーアンドファナーズの演奏が終わったらとっとと退散する予定だったが、上田正樹の本番も見て帰る

ことにした。

 

   すべてがプロフェッショナルだった。

ヒット曲「悲しい色やね」も演奏した。曲紹介で、「僕の生活を支えてくれた歌です。」

ほんとにすごいヒット曲だったので、いろいろ思うところはあるのだと思う。それをこの短いコメントで、

説明することなく伝えたそのMC術。

 MCと曲のつながり、独特のイントネーションで、一時間のライブを一つの曲みたいに感じた。

そして、バンドのミュージシャン、ドラム、ベース、ギター、キーボード、すべてがハイエンドレベル。

これ以上は思いつかないほどの素晴らしい演奏。音は大きいがうるさくない。

この野外で、そんな厚い音を作るPAも素晴らしい。

バンド紹介で、驚いた。ドラムは、正木五郎、あのサウストゥサウスの。

あんなに鳴るドラムは、めったに聞けるものではない。スネア、タム、バス、シンバルまで。

そして、ベースも。バスドラと完全にシンクロして、どちらの音か区別ができないほど。

 そして、最後に、中学生コーラスとの共演。

上田氏が指を指す先には、天国のオーディエンスがいる。

 なんとなく気楽に参加したイベントだったが、とても貴重な経験をさせていただいた。

 

正木五郎氏   http://ameblo.jp/goro60/entry-11563237903.html

上田正樹氏   http://www.masakiueda.com/information/info/20130628012604.html


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4 コメント

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Unknown (NOB)
2013-07-01 20:01:48
お疲れ様でした。

僕もプロは確かに違うって実感したことあります。
アマの人にはない「奥行き」と言ったら良いのか
つまりまるで2Dと3Dくらい違いがあるような・・・。

いずれにしましても、貴重なライブ体験だったようで
何よりです。
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2Dと3D (oni)
2013-07-01 22:55:21
 うまい表現ですね。
まさしく次元が違う。アマチュアの延長線上ではないです。
 バスドラとベースだけでバンドサウンドが成立している。低音が腹に響くがうるさくない。ただの低音ではなくて、いろんな倍音が鳴っていて、いくつもの楽器が鳴っているように感じた。
 言葉で説明するのは、なんとももどかしいです。
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以前 (TOTORO)
2013-07-03 22:57:28
クワガタ関連の学者先生に講演を依頼したことがあって、
その方と上田さんが懇意にしてて、一緒に飲ませて頂きました。。。
少年のようなところもある方で、感性が凄かったです。。。
私は緊張しっぱなしでしたが、この人凄いって呑みながら思いました。。。

そのクワガタ関連の学者先生ですが、世界的に有名な昆虫学者の方で、ムシの学名にNAGAIと入ってるのがこの先生が登録したムシです。。。
そのムシ中にキーボーって学名あります。。。

最高でしょ!
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この人凄い (oni)
2013-07-05 00:50:20
 シンガーとして、それ以前に、その人間性に迫力を感じました。
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