新しいスピーカーに変えたら、いろんな音楽を聞きたくなった。
最近はアナログばかり聞いていたが、CDも聞いてみようと。
ミニコンポで聞いていたときは、あまりピンと来ていなかったが、改めて
70W+70Wで聞いてみると、この演奏の凄みがわかった。
リズムセクションがドラムとベースのみで、ピアノレス。
トランペットとバスクラ、4人編成。
アンサンブルに柔らかさをもたらすピアノが無いので、その分、音が強い。
速いパッセージを正確に刻むベース、そしてアイデアに富むエリックドルフィー
のバスクラ。
まるで色彩のない、墨の直線で描いた抽象画のよう。
強く激しい。
何かに突き動かされるかのような演奏はあまりにリアルで恐ろしい。
そしてそれは本質的に美しい。