快風丸

俺の船に乗らないか。

上原ひろみatしらかわホール

2009-12-16 23:47:10 | Weblog
 しらかわホールはクラシック専用ホール。
今回は、初のピアノソロアルバム「プレイス・トゥ・ビー」を引っ提げての日本ツアーである。名古屋は2DAYSである。

 12/9、地下鉄伏見まで歩く。御園座の向かい。

今回は、あまり良い席じゃなくて、2Fバルコニー席。オペラグラス持参。

 格調高いホールですね。高級ホテルのエントランスみたいで、クロークとかもあったり、じゅうたんとか、シャンデリアとか、田舎のねずみは目を白黒するばかりでございましたとさ。

 以外と狭いのね。でも、ドアとか、壁とか、やっぱクラシックな感じでございますのよ。

 登場。わぁー。ほんと、ふつうの人。

なにげにあいさつ、一曲目。

新譜、「プレイス・トゥ・ビー」



聞きこんできましたから。

もう、一曲目が終わると同時にすごい拍手の渦です。すごいです。
「ありがとうございます。今日は、皆さんと一緒に、良い音楽を作れたらと思います。よろしくお願いします。」

あまり良くない2Fのバルコニー席ですが、1Fの最前列の上な感じなんですね。上からだけど、距離は近い。舞台下手。

 するとですね、この席は、後ろ姿なのですが、鍵盤と、弾く手がよく見えるのです。実は、すごく良い席でした。もう、オペラグラス全開バリバリでした。

 曲もピアノも素晴らしい。
このアルバムのコンセプトは、「世界をめぐるピアノとの旅」。
上原さんは、世界中に呼ばれて演奏をしている人です。そんな経験の中から、実際の地方をイメージして作った曲なのです。

 ラスベガス、ニューヨーク、スイス、イスラエル、フランス、ほんとにその土地、風土、気候、食べ物、風俗など、音で具体的に表現して見せてくれました。

 とにかく楽しくて、遊園地とサーカスが一緒にやってきたみたい。

 そして、この人はとても謙虚。

カーテンコールで
「みなさんがたのしそうでほんとによかった。みなさんの笑顔を見るために、また演奏の旅を続けたいと思います。」

 もう、一曲終わるごとにすごい拍手の渦。ほんとすごいです。
超絶技巧とユーモア。すごいことやってるのに単純に楽しい。

 すごい楽しさを表現するために、すごい技術を習得したということなのだろう。とにかく楽しい。鍵盤の上の手は蝶が舞うがごとしでした。美しい。

 すごいけどすごくない、そこがすごいのだ。



矢野顕子at春日井市民会館

2009-12-16 00:38:57 | Weblog
 発売と同時にTEL予約した。12/4 19:00開演。
前から3列目、少し舞台上手寄り。上席。

 CDはいっぱい持ってますが、生で見るのは初めてなんです。しかも自宅から自転車で10分。なんという幸運。春日井に住んでほんとによかった。

 ピアノ弾き語り。
声も歌も、ピアノも、曲も素晴らしい。夢の中にいるみたいだ。幸せだ。
「ラーメン食べたい」、「DAVID」、「中央線」、奥田民生の「股旅」。

MC...音楽は、空気に触れたときから、みんなのものなの。私は、いい歌だと思ったら歌いたくなるの。


 この席からだとちょうど、お顔が拝見できるのだ。
この人は本当に楽しそうに演奏する。嬉しそうに歌う。その表情が好きです。

 ”幸せ”を直接手渡しで頂いた。
そんな夜でした。



 アンコール、「ひとつだけ」が終わって、カーテンコール。
そのお姿は、大日如来様でしたよ。

まだ、その余韻は覚めておりませんよ。

 来年、ツアーで、たぶん名古屋にも来るとおっしゃってました。
心の底からお勧めします。