ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

2016年以降深刻さを増すAKB48の「危機」、「願いごとの持ち腐れ」ルックアップ3位が語るもの [11Jun17]

2017-06-11 19:15:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント)

06月11日(日) [CD特典] 17枚目第6回個別握手会 in 千葉・幕張メッセ
06月11日(日) [演劇] 舞台『あさひなぐ』名古屋最終公演。大千秋楽

06月12日(月) [TV_地デ] 26:00〜26:25 テレビ朝日『妄萌がーる。〜恋したい女子が見てるって噂〜』高山一実

06月16日(金) [TV_地デ] 23:15〜25:15 テレビ朝日系『発掘!エトセトラさん』秋元真夏

06月17日(土) [CD特典] 17枚目第2回追加個別握手会 in 京都・国立京都国際会館アネックスホール

06月18日(日) [TV_BS] 23:00〜24:00 NHK BSプレミアム『乃木坂46のガクたび!』第2弾。福島県の農業系高校に、桜井玲香、高山一実、星野みなみ、松村沙友理が「転校生」として1日入学との情報あり

(演劇)

生田絵梨花がコゼット役でトリプルキャスト出演するミュージカル『レ・ミゼラブル』
====================
05/21(日)〜05/24(水) プレビュー公演 in 帝国劇場
05/25(木)〜07/17(月) 東京公演 in 帝国劇場
08/01(火)〜08/26(土) 福岡公演 in 博多座
09/02(土)〜09/15(金) 大阪公演 in フェスティバルホール
09/25(月)〜10/16(月) 名古屋公演 in 中日劇場
[出演メンバー] 生田絵梨花
[公式サイト] ミュージカル『レ・ミゼラブル』


「ブックマーク」内にある次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

定期日程(@Nov16)
重要日程(Jan~Mar17)
重要日程(Oct~Dec16)
重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



『乃木坂工事中』、2回目の休止は避けられそうですね。

全仏オープンテニスは、錦織圭選手が準々決勝で敗退したものの、日本時間11日(日)夜に行われる決勝戦を、テレビ東京が地上波で流すとの情報があって、乃木坂冠番組の行方は依然不透明だった。

しかし、試合の放送は、『欅って、書けない?』が終わってからと判明して、『工事中』を、目出たく、2週間ぶりに見られそうです(笑)。

毎年そうですが、世界卓球と全仏オープンは、乃木坂夏シングルの選抜発表と時期が重なるため、放送休止には、普段以上に、ヤキモキさせられます。

卓球とテニスが終わり、ようやく、平常運転に戻ったわけで、7月中に18枚目をリリースするつもりであれば、そろそろ、個別握手会の応募開始と選抜発表のタイムリミットだと思います。


7月26日(水)にCD発売なら、6月8日(木)9日(金)の応募開始で、オリコン初動への流し込みが7次分、15日(木)16日(金)で6次分、22日(木)23日(金)だと5次分となります。

このブログでは、3rdアルバムの販売と重なることから、やや多めの次数を確保するんじゃないかと考えて、6月8日、9日のスタートを予想していたんですが、アルバムをもう少しメインで売りたいのか、このスケジュールは採用されなかった。

確かに、18枚目の個別握手会に、17枚目を全欠席した白石麻衣、中元日芽香、松村沙友理の3人が参加すれば、それだけで大幅な売り上げアップを期待出来るので、初動前作越えには、6次分あれば十分で、可能性は低いと思うけど、5次分なんていうチャレンジングな日程すら、絶対ないとは断言出来ない。

従って、7月中のリリースがあるかどうかを見極めるには、もう少し、推移を見ないと分からない部分があります。

まあ、今夜の『工事中』最後に、次週の18th選抜発表が予告され、個別握手会の応募は、6月15日(木)16日(金)に第1次受付というのが、一番、ありそうなパターンじゃないでしょうか(笑)。

ちなみに、生田絵梨花は、『レ・ミゼラブル』の福岡公演期間中に、仙台での全国ツアーに出演するようで、18th選抜に参加するのは、おそらく2列目福神だと思いますが、ほぼ確実でしょう。


さて、今日は、「総選挙」投票券付シングルである「願いごとの持ち腐れ」の発売1週目に関して、オリコンとビルボードの数字が出揃ったので、それらを眺めながら、AKB48の現状を考えてみます。

まずは、48枚目表題曲の Billboard JAPAN Hot100 を、「ルックアップ」を中心に、歴代シングル表題曲と比べてみます。

(表1) Billboard JAPAN Hot100 における、AKB48が2014年度以降リリースしたシングル表題曲のCD発売週ランキング

凡例
(BJ) Hot100総合順位 各項目の順位 [OC] オリコン順位 オリコン初動 : 発売日 曲名

#「各項目」の意味は、「S」ストリーミング数、「R」ラジオ放送回数、「L」PCによる読み取り数 (ルックアップ)、「T」 ツイート数、「M」国内動画再生回数、「F」ランクイン回数
#「各項目の順位」における「00」は、100位圏外
# すべての曲について、CD発売週の Hot100 とオリコン週間ランキングを示している
# 各年度には、「総選挙」投票券付きシングルを先頭に、「総選挙」選抜が担当する夏シングル、秋冬シングル、翌年最初の春シングルと、発売順に並べている

2014年度
(BJ)01位 S01/R03/L01/T03/M00/F04 (OC)01位 166.2万枚 : 2014/05/21 ラブラドール・レトリバー
(BJ)01位 S01/R07/L01/T01/M00/F06 (OC)01位 100.6万枚 : 2014/08/23 心のプラカード
(BJ)01位 S01/R02/L01/T02/M00/F04 (OC)01位 113.0万枚 : 2014/11/26 希望的リフレイン
(BJ)01位 S01/R05/L02/T02/M00/F03 (OC)01位 100.1万枚 : 2015/03/04 Green Flash

2015年度
(BJ)01位 S01/R03/L03/T01/M00/F04 (OC)01位 167.3万枚 : 2015/05/20 僕たちは戦わない
(BJ)01位 S01/R11/L01/T02/M14/F03 (OC)01位 127.8万枚 : 2015/08/26 ハロウィン・ナイト
(BJ)01位 S01/R21/L01/T01/M00/F02 (OC)01位 090.5万枚 : 2015/12/09 唇にBe My Baby
(BJ)01位 S01/R14/L01/T03/M00/F04 (OC)01位 123.8万枚 : 2016/03/09 君はメロディー

2016年度
(BJ)01位 S01/R05/L02/T05/M00/F02 (OC)01位 144.1万枚 : 2016/06/01 翼はいらない
(BJ)01位 S01/R08/L01/T06/M00/F04 (OC)01位 117.8万枚 : 2016/08/31 LOVE TRIP
(BJ)01位 S01/R08/L03/T04/M10/F04 (OC)01位 118.0万枚 : 2016/11/16 ハイテンション
(BJ)01位 S01/R08/L01/T04/M00/F02 (OC)01位 102.5万枚 : 2017/03/15 シュートサイン

2017年度
(BJ)01位 S01/R03/L03/T06/M15/F03 (OC)01位 130.6万枚 : 2017/05/31 願いごとの持ち腐れ


「願いごとの持ち腐れ」は、発売週のオリコン週間ランキングが130.6万枚の1位で、この大きな売り上げ枚数が効いて、Billboard JAPAN Hot100 も、総合1位、「ストリーミング数」1位を獲得しています。

また、ラジオを通したプロモーションが充実していたようで、エアプレイが3位と、かなり高い順位に入っている。

しかし、問題は「PCによる読み取り数」、つまり「ルックアップ」で、初動が130万枚出ているのに、1位を獲得出来ていない。


2014年度以降の表題曲について、CD発売週の「ルックアップ」順位を辿ると、2014、15年度は、年4曲の中、1曲が1位を逃す程度だったのに、2016年度は、半分の2曲で1位が獲れていません。

しかも、「総選挙」投票券付きシングルは、2015年「僕たちは戦わない」、2016年「翼はいらない」、2017年「願いごとの持ち腐れ」と、3年連続で1位を逃している。

1年にリリースする4作中、もっともCDセールスの大きなシングル表題曲が、「ルックアップ」で1位に入らないのは、一見、不思議に思えます。

何が起こっているのか、把握するために、「願いごとの持ち腐れ」発売週のHot100「ルックアップ」で、4位以上に入った曲とオリコン売り上げ枚数を調べてみました。

(表2) 2017/06/12付 Hot100「ルックアップ」が4位以上だった曲のオリコン成績

# Hot100は総合順位と「ルックアップ」のみを載せている
#「3週目」はCD発売3週目の意味

2017/06/12付チャート 集計期間 : 2017/05/29(月)〜06/04(日)
(BJ)13位 L01 (OC)11位 000.8万枚 : 3週目「背中越しのチャンス」亀と山P
(BJ)04位 L02 (OC)02位 004.9万枚 : 1週目「あんきら!?狂騒曲」双葉杏(五十嵐裕美)他
(BJ)01位 L03 (OC)01位 130.6万枚 : 1週目「願いごとの持ち腐れ」AKB48
(BJ)08位 L04 (OC)04位 002.7万枚 : 1週目「GALAXY HidE and Seek」AZALEA


6月12日付 Hot100「ルックアップ」の1位は、亀と山P「背中越しのチャンス」でした。

オリコン週間売り上げは、8千枚の11位ですが、発売3週目なので、レンタルCDからの取り込みが、数字を押し上げた可能性がある。

「ルックアップ」2位は「アイドルマスター」の「あんきら!?狂騒曲」で、オリコン売り上げは4.9万枚の2位、さらに、4位は、「ラブライブ」系のAZALEAによる「GALAXY HidE and Seek」が、オリコン2.7万枚の4位。

この2曲は、「願いごとの持ち腐れ」と同じく、CD発売1週目なので、レンタルCDより、購入CDからの取り込みが大きいと推察できます。


もちろん、複数枚買いは入っているだろうから、4.9万人が4.9万枚を買ったわけじゃないと思いますが、多めに数えることを覚悟して、1人1枚で考えると、「願いごとの持ち腐れ」をPC に取り込んだ人数は、2.7万人以上、4.9万人以下、つまり、3〜5万人程度になる。

かりに5万人が全購入者だとすれば、1人あたり平均26枚買った計算で、非常に熱心なコアファンが収録楽曲以外を目的として、大量のCDを求めた状況が見えてきます。

「総選挙」投票券付きシングルが、とくに「ルックアップ」1位を逃しやすいのは、投票券だけでなく、それを売ることで、事実上、大幅に安くなる個別握手会参加券など、通常より特典が充実しているため、楽曲を聴こうという雰囲気が薄れてしまうのかもしれません。


しかし、収録楽曲へ関心低下は、「総選挙」投票券付きシングルに限ったことではない。

(表1)の「ツイート数」順位を眺めると、2014、15年度、AKB48のシングルは、発売週、常にベスト3に入っていたのに、2016年度は、一度も3位以上にランクインせず、2017年度最初の「願いごとの持ち腐れ」も6位と、その流れを受け継いでしまっている。

AKB48が音楽的なアピール力を失い、その楽曲に惹かれていたライトファンが、とくに2016年以降、急速にグループを離れていったことが、浮き彫りになっています。


こういったファン離れは、ライトファンだけでなく、CDセールスを支えるコアファンについても、近年、顕著になっています。

(表3) 2011年度以降のAKB48「総選挙」投票券付きシングルに関する、劇場盤特典イベント1日当たりのオリコン初動枚数

凡例
シングル番号 オリコン初動 (1日当たり初動効率) 劇場盤特典と日数 + 店頭販売CD特典と日数 : 発売日 タイトル

#「個4+全7」は個別握手会3日と全国握手会7日
# 48枚目の劇場盤特典イベントに記された「他」は「ゆかた祭り」
#「初動効率」は、オリコン初動枚数を劇場盤特典イベントの日数で割ったもの

21枚目 133.4万枚 (44.5万枚/日) 個3+全? : 2011/05/25 Everyday、カチューシャ
26枚目 161.7万枚 (53.9万枚/日) 個3+全? : 2012/05/23 真夏のSounds good!
31枚目 176.3万枚 (44.1万枚/日) 個4+全7 : 2013/05/22 さよならクロール
36枚目 166.2万枚 (41.6万枚/日) 個4+全7 : 2014/05/21 ラブラドール・レトリバー
40枚目 167.3万枚 (55.8万枚/日) 個3+全7 : 2015/05/20 僕たちは戦わない
44枚目 144.1万枚 (36.0万枚/日) 個4+全7 : 2016/06/01 翼はいらない
48枚目 130.6万枚 (18.7万枚/日) 個6他1+全7 : 2017/05/31 願いごとの持ち腐れ


「総選挙」投票券付きシングルの劇場盤特典イベントは、2012年までは、3日間の個別握手会だけでしたが、2013、14年は4日間に拡大。

2015年は3日に戻したものの、総部数を抑えなかったため、常軌を逸した過密スケジュールとなり、中核メンバーの体調不良が続出し、島崎遥香「卒業」の切っ掛けを作った感があります。

2016年の44枚目「翼はいらない」は、再度、4日に増やしたものの、オリコン初動が144.1万枚に低下、さらに、そこまで40万枚/日以上を維持してきた1日当たりの枚数効率は、36.0万枚に落ち込んでしまう。

そして、2017年の48枚目「願いごとの持ち腐れ」は、個別握手会を、一気に6日間へ拡大した上、「ゆかた祭り」という別種のイベントまで追加。

しかし、オリコン初動は、2016年から14万枚近く下がり、1日当たりの効率は18.7万枚/日と、21枚目「Everyday、カチューシャ」の半分に届かない数字になっています。


握手会の日数を増やすのは、経済的な面だけでなく、メンバーの精神面、肉体面にとって、非常に厳しいことですが、それをやらなければ、「総選挙」投票券を付けたシングルが、ミリオン割れする危険がある。

AKB48にとって、絶対に避けたい状況で、ライトファン、コアファン、ともに減少傾向にある中、「総選挙」シングルに「相応しい」数字を叩き出すには、特典イベントの規模を拡大するしかない。

もちろん、年々、個別握手会の総部数は増えていて、「願いごとの持ち腐れ」は、6千9百部という、目を疑いたくなるような規模のレーンが組まれています。

乃木坂「インフルエンサー」が総部数880で初動87.4万枚、欅坂「不協和音」が677部の63.3万枚なので、坂道GとAKB48の間には、以下のように、5倍近い効率の差が発生しています。

(表4) 乃木坂、欅坂、AKB48の最新シングルに関する、個別握手会100部当たりのオリコン初動枚数

凡例
百部当たり初動効率 : タイトル (グループ名_シングル番号)

9.9万枚/百部 : インフルエンサー (乃木坂46_17枚目)
9.3万枚/百部 : 不協和音 (欅坂46_04枚目)
1.9万枚/百部 : 願いごとの持ち腐れ (AKB48_48枚目)


AKB48は、(表2)が示すように、CD購入層の脆弱化が急速に進んでいるのに、一方で、「ミリオン」維持という至上命題があるため、大規模な特典イベントによって、少ないコアファンを可能な限り呼び集めるしかありません。

しかし、その結果、大きな経費を投入している割に、生まれる売り上げが少なく、CDセールスの効率が悪化の一途を辿っている感がある。

とくに、2016年度以降は、状況は深刻さを増しており、特典イベントの規模も、増やせる限界に近づきつつあるように思えます。

もし、これ以上、AKB48本店の特典イベントを巨大化させるなら、姉妹グループは、シングルを年1作程度しか出せなくなる危険があって、実際、SKE48は、2016年から、そういった状況に陥りつつある。


事態を打開するには、AKB48が「ミリオン」という、CDセールスの「総量」追求を止め、現在のファン数に見合った「効率」重視へ、方針転換するしかないと思います。

また、CDの売り上げ枚数だけではなく、楽曲人気をアップさせ、グループの音楽的存在感を取り戻すことが、人気回復には必要不可欠でしょう。

現在のAKB48が抱えている最大の問題点は、CDセールスを支えるコアファンの減少傾向に歯止めが掛からないだけでなく、楽曲人気が上昇する気配がなく、ライトファンもグループを離れつつあり、コアとライトの両層が、同時に縮小していることだと思います。

「願いごとの持ち腐れ」の iTunes Store ランキングは、AKB48の楽曲人気が、相当にシビアな状況に陥っていることを物語っています。

(表5) 乃木坂、欅坂、AKB48の最新シングル表題曲に関する、 iTunes Store トップソングにおける配信全期間に渡る順位帯分布

凡例
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] (200位以内ランクイン日数 / 配信日数; 確認出来た最高順位) 曲名(収録CDのタイプ)

# 上記 A〜H と Z は、全配信期間において、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# 各曲について、配信開始日から2017年6月10日(土)まで、毎日1回記録した順位データをまとめている
# 同一曲が複数の配信源を持つ場合は、もっとも成績の良かった配信源を載せている

表題曲のトップソング順位
09-06-11-08-03 / 29-20-02 [00] (88/88日; 04位) インフルエンサー
14-04-02-03-11 / 30-03-00 [00] (67/67日; 01位) 不協和音
00-01-01-03-03 / 04-01-02 [00] (15/15日; 20位) 願いごとの持ち腐れ(TypeA)


表題曲「願いごとの持ち腐れ」は、配信15日目なので、ランクイン日数に関しては、まだまだ、これからです。

しかし、上位への食い込みを比べると、「インフルエンサー」と「不協和音」が、トップ20に2週間以上留まったのに対して、1日だけのランクインで、明らかに上昇力が弱い。

そして、より明確な差が出ているのは、カップリング曲です。

(表6) 乃木坂、欅坂、AKB48の最新シングルC/W曲に関する、 iTunes Store トップソングにおける配信全期間に渡る順位帯分布

# 楽曲の順番は、ランクイン日数がより多いものを上に載せ、同じ場合は、最高順位がより高いものを上にしている
#「*」は共通曲

乃木坂46「インフルエンサー」C/W
0-0-0-1-0 / 7-2-4 [74] (14/88日; 034位) Another Ghost
0-0-0-1-0 / 6-3-2 [76] (12/88日; 036位) 意外BREAK
0-0-0-0-0 / 0-4-3 [81] (07/88日; 121位) 三番目の風
0-0-0-0-0 / 0-4-2 [82] (06/88日; 125位) 風船は生きている
0-0-0-0-0 / 0-4-1 [83] (05/88日; 121位) 当たり障りのない話
0-0-0-0-0 / 0-0-1 [87] (01/88日; 164位) 人生を考えたくなる*

欅坂46「不協和音」C/W
1-1-1-1-1 / 3-10-11 [38] (29/67日; 007位) エキセントリック
2-0-1-0-1 / 4-1-2 [56] (11/67日; 005位) W-KEYAKIZAKAの詩*
0-1-0-1-0 / 2-2-3 [58] (09/67日; 017位) 割れたスマホ
0-1-0-1-1 / 2-1-1 [60] (07/67日; 014位) チューニング
0-0-0-1-0 / 2-1-2 [61] (06/67日; 032位) 僕たちは付き合っている
0-0-0-1-0 / 1-1-1 [63] (04/67日; 036位) 微笑みが悲しい

AKB48「願いごとの持ち腐れ」C/W
0-0-0-0-0 / 1-0-1 [09] (02/11日; 077位) 瀬戸内の声
0-0-0-0-0 / 0-1-0 [10] (01/11日; 109位) イマパラ*(TypeA)
0-0-0-0-0 / 0-1-0 [10] (01/11日; 108位) あの頃の五百円玉
0-0-0-0-0 / 0-1-0 [10] (01/11日; 130位) 前触れ
0-0-0-0-0 / 0-1-0 [10] (01/11日; 131位) 点滅フェロモン


「インフルエンサー」のカップリング曲は、200位以内へのランクインが10日以上の曲があり、最高順位で50位圏内に入る曲が出ています。

「不協和音」に至っては、すべてのC/W曲が40位以内にランクインし、「W-KEYAKIZAKAの詩」と「エキセントリック」はトップ10に入っている。

欅坂の音楽に対する期待感が、非常に高まっていることを示すデータだと思います。


一方、AKB48は、STU48「瀬戸内の声」の2日がもっとも長い200位以内ランクインで、他の4曲は1日しかリストに留まらなかった。

「イマパラ」は指原莉乃、「あの頃の五百円玉」山本彩、「前触れ」渡辺麻友、「点滅フェロモン」松井珠理奈と、各曲のセンターに、有名メンバーを割り振り、特色を打ち出したものの、ダウンロード数の上昇にはつながっていないようです。

また、グループの音楽に対する関心の高さを測る指標として、シングル丸ごとのダウンロード数で順位を付けるトップアルバムの成績があります。

(表7) 乃木坂、欅坂、AKB48の最新シングル表題曲に関する、 iTunes Store トップソングにおける配信全期間に渡る順位帯分布

配信パッケージのトップアルバム順位
10-03-01-03-03 / 07-09-04 [48] (40/88日; 001位) インフルエンサー (Special Edition)
09-03-01-02-04 / 16-17-09 [06] (61/67日; 001位) 不協和音 (Special Edition)
00-00-00-00-00 / 00-00-00 [11] (00/11日; 122位) 願いごとの持ち腐れ(TypeA)

#「願いごとの持ち腐れ」の最高122位は、配信開始直後に示した値で、最初の計測時点においては、200位圏外に去っていたため、ランクイン日数はゼロになっている


音楽面での人気において、乃木坂が欅坂に敵わないと感じるのは、配信パッケージである「Special Edition」のトップアルバムにおける200位以内ランクイン日数が、同時期発売シングルに関して、常に、欅坂が乃木坂を上回っているからです。

上表のように、「インフルエンサー」は、40日ランクインでほぼ決まりで、先に配信されたのに、「不協和音」の61日に届いていない。

そして、「願いごとの持ち腐れ」は、ランクインしたのが、配信直後、少しの間だけで、順位を記録する時点では、200位圏外に去っていました。


C/W曲のトップソング、配信パッケージのトップアルバムから、AKB48の音楽に対する関心は、低下していると判断せざるを得ません。

こういったライトファンの消失が、コアファンの減少を加速させ、先の見えないCDセールスの「効率」悪化を引き起こしている可能性がある。

「総選挙」や個別握手会などに注いでいる、莫大なお金と時間と労力を、音楽面での質向上に振り向けない限り、AKB48を巡る状況は、何も変わらず、CDセールス、楽曲セールスともに、今後も、悪化の一途を辿る危険があります。

(表1)と(表3)が示すように、2016年以降、事態はいよいよ深刻さを増していて、目先の量的拡大で乗り切るのではなく、抜本的な方針転換を決断する、タイムリミットに差し掛かっていると思います。


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