![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/01/eed8c9fd1f9059a7592d94c71f70eeb2.jpg)
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ワンフェスで昭和・平成の名怪獣や独自のオリジナル怪獣を思い入れたっぷりの
造形力でソフビ立体化して発表しているゆたりさんのソフビーストブランド第1作、
昭和ガメラシリーズの映像化において企画のみに終わった幻の怪獣ガラシャープ。
「流星人間ゾーン」の恐獣シリーズでは複雑な形状の恐獣を次々と製品化している
ゆたりさんですが、この第1作ですでにそのこだわりの造形の片鱗がうかがえる
ところとなっています。いや、しまいこんでてこの間じっくり手にとって遊んで
いたんですけど、カッコイイっす。そして戦闘シーンを撮っててたのしいソフビだわ。
ワンフェス2006年冬の当日版権限定品として初売りされました。
ゆたりさんというメーカーはこのガラシャープの発売が1作目で、
特に告知もしてなかったので、当時ワンフェス会場で見つけたときは
びっくりしましたね。
幻のガラシャープをソフビ化するツワモノメーカーが居るなんて、と。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/50/ddc13f22f43125d39cc1b40ae13645d2.jpg)
ガラガラヘビの怪獣なので手足もないわけで一見デザイン画を見ると地味かと
思いつつも、(ヘビ怪獣というのはリアルタイムで発生した
ツチノコブームをあてこんだ、というには数年早すぎるし)
こうして立体化されると頭部のナイフのような角や尾の先のサソリのような
トゲなどで武装したガメラ怪獣特有のトゲトゲしい威嚇的なルックスを
ガラシャープも備えている
ことがわかります。
実際に映像化していたらおなじみのテーマソング「切ったぞ突いたぞGOGOGO~♪」の歌詞の通りにガメラ相手に壮絶な戦いを繰り広げたことでしょうね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/2f/df708b94f7bb56773486052427cfef35.jpg)
ガラシャープは昭和後期ごろに出始めたマニア向けの怪獣特撮系ムックで
企画書やデザイン画が掲載されて、その後レーザーディスクでジオラマによる
仮想ドラマとして製作されたことで、その姿がファンにも知られるところと
なったのですが、ソフビとして上から見るとこんな感じです。
胴体についているヒレは体の均衡を保ちつつ、移動などにも
使われるのでしょうが、左右で段違いについているアシンメトリーだったのは
このゆたりさんのソフビ化によって知りました。
「ソフビで見る立体怪獣図鑑」という感じです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/95/e684bbb70c6dcf34c7199dc1e4f6d0ad.jpg)
ガメラシリーズはガメラの飛行能力を生かして陸海空と縦横無尽な怪獣同士の
戦闘シーンが展開するのも見所。てなわけで空中戦風。
ガラシャープに巻きつかれてガメラが成層圏をグルグル回転しながら落ちていく
イメージ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/45/d3adc4a2d19d138a2dd9bb455202cd83.jpg)
ソフビメーカーさんのどのガメラとの対戦風景にしようかと思ったんですが
マーミットさんのはどれも大きめですし、旧マルザンのガメラも大好きですが
レトロすぎゆたりさんの現代的で洗練された造形のガラシャープ相手には
ちょっと違うかなと思いました。
そしてこのスラッシュカンパニーさんのガメラ(日東科学のミドルサイズ)だと
大きさ上でもガラシャープとの対比でちょうどよさそう。
このガメラも「対ギロン」頃の劇中ガメラによく似ておりタコフェバリットな一匹です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/e3/e887c709d2207f9f2187d56421558bdf.jpg)
平成のレギオンじゃないですが、このくらいサイズの差があると映像化されたら
ガメラもたじたじとなったことでしょうね。
そしてこのガラシャープの武装ぶりだったらガメラ名物の(笑)甲羅田楽刺しシーンは
あっただろうな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/0b/2cc76a3866089305594384b0326d6863.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/9e/17de5d70ffff1be59ac3639cc52a9047.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/37/50c49bb4e71807a65bae91d2ecde3b17.jpg)
平成ガメラシリーズが何度でも視聴に耐える怪獣映画の傑作なのはもはや
いうまでもないのですが、昭和ならではの荒唐無稽なストーリー、大胆な
デザイン・造形による敵怪獣たちとガメラが戦う旧シリーズもやはり
味がありますね。おおらかなつくりとリアル巨大生物戦闘シミュレーションで
昭和、平成それぞれの持ち味で時代を超えて楽しめる怪獣エンタメコンテンツであると
改めて思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/3b/235afebe547f6cc7595daa756558ed2a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/ee/2b684adca1399ce2fbc890054c2ecb57.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/cd/f36decfc876dd76c633138c4f1d6a7c1.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/d8/7327c5f8ed8cb849ee4c77d957efe726.jpg)
シルバーのミニのガラシャープは同様に没怪獣のマルコブガラッパといっしょに
ゆたりさんが製品化したもの。映像化される企画書を見ると劇中に子供の
ガラシャープが登場するようなので、このサイズだと子供ということで
スタンダードのガラシャープと並べるとちょうどよさそうなフィッティング。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/aa/7fe99b5d99eeecf59246008b7dd686b1.jpg)
マルコブガラッパのほう(ゴールドの怪獣です)
もイワクラの食玩で初期に立体化してくれているのですが、
ゆたりさんのほうではミニとはいえ、ソフビ化しておいてくれてよかったです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/ba/627cd850a2d59917c555bdc2d6def0fa.jpg)
ガラシャープも実際に当時の大映映画が倒産せずにガメラシリーズの生みの親、
湯浅憲明監督の手により映像化されていたら、昭和の名獣の1匹に数えられて
いたでしょう。そしてこのソフビはゆたりさんが愛着を持って
この怪獣のソフビ化をセレクトし、自作の第1作ソフビとして販売しようと思ったか
ということが、実際に手に取るとよくわかる出来となっています。
ゆたりさんがこれから怪獣史に残るどんな名獣を思い入れたっぷりに
ソフビ化していくのか、引き続き見守りたいです。
あっヘビだから来年の正月に載せたらよかったな!
じゃ元旦先行っていうことで。
【Gamera Vs. Garasharp 】
A Video of the 1972 lost project.
http://www.youtube.com/watch?v=nsSiFtSjN-c
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