今日のシネマ
2018年 アメリカ
久しぶりに映画ネタです。
昨日公開になった 『犬ヶ島』 を観てきました。
私はペットも飼っていないし、ワンちゃんが死ぬほど好き、というわけでもないのですが
ウェス・アンダーソン監督 の独特の世界観と
想像すらできないほど手間のかかる ストップモーションアニメを見たくて劇場へ。
とにかく親日家で知られるアンダーソン監督の日本への愛をすごく感じました。
設定では近未来ということになっていますが
そこここに感じるノスタルジックな雰囲気。
彼の作品はいくつか観ていますが
(グランド・ブダペスト・ホテル、ムーンライズ・キングダム、ザ・ロイヤル・テネンバウムズなど)
ちょっとクセのある、そしてそれがクセになる、
なんていうか、ユニーク&シニカル&チャーミングな世界が
この映画の中にもた~くさん広がっていました。
ただ、その ”クセ” が万人に受けるかというとわかりません。
苦手な人は逆に全然ダメかもしれません。
ストーリーは、犬インフルエンザの蔓延で ”犬ヶ島” に追いやられた犬たちの中から
少年アタリが彼の唯一の友だった飼い犬スポッツを探し出すという単純な話です。
しかしそれを単純で終らせず、政治や冒険や友情やジョークを散りばめて
お洒落な作品に仕上がっています。
一度観ただけじゃその全てを網羅できないかも。
DVDになったらゆっくりじっくりまた観たい作品です。
あと、声優陣もすごく豪華!
あの オノ・ヨーコまで!!
好きか嫌いか分かれる映画だとは思います。
そして、 あ、あの人は多分好きだろうな、
っていうのも想像がついて、自分でニタニタしちゃいました。