今日のシネマ
2016年 日本、フランス合作
映画レビューがたまりにたまっているので
記憶を呼び起こしながら少しずつアップしています
下町で小さな金属加工工場を営みながら平穏な暮らしを送っていた夫婦とその娘の前に、夫の昔の知人である前科者の男が現われる。
奇妙な共同生活を送りはじめる彼らだったが、やがて男は残酷な爪痕を残して姿を消す。
8年後、夫婦は皮肉な巡り合わせから男の消息をつかむ。
しかし、そのことによって夫婦が互いに心の奥底に抱えてきた秘密があぶり出されていく。(映画com.より)
第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で審査員賞を受賞。
う~ん・・・感想が書き辛い作品ですね。
映画に ”娯楽” のみを求めるとするなら、対角線上にある映画です。
一言で表わすとすると、
・・・不気味・・不快・・??
浅野忠信が その不気味感を半端なく演じてます。
すごい人です、ほんと。
崖の淵に立ってその下の暗闇を覗き込む、
まさに、そんなタイトル通りの映画でした。
深田晃司監督の期待通りになったと思いますけど。
でも、後味は悪いです・・・
上手く言えないけど 人間の心の奥底に潜む様々な感情。
いろんな意味で印象に残る映画でした。
深田監督・・・コワイ。