*ハッピーとラッキーのあいだ。

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ときにゆるく、ときにアツく。“一杯の”お話を(^ー^☆

海苔すき体験。

2010-03-13 11:34:45 | Weblog

住んでいる市の広報で募集してた「海苔すき体験」に応募して、当選、家族で行ってきました。もう先週末の話ですが

東京湾の一番奥、三番瀬という干潟に市が面しているため、この海を守ろうという活動がさかんにおこなわれているようで(今まで気づかなかったのだけど)、今回の「海苔すき体験」もその一環、環境学習プログラムという位置づけ。


あいにくの天候ということもあり、始まるまで三番瀬の資料館で待機していたのだけど、いけすがあって、三番瀬の生物をスタッフの人が説明してくれていた。それで、いけすの隅っこに、こんなヒトデを発見。

こんないびつなヒトデは見たことなかったので、スタッフの人に「これ・・、大丈夫なんですか?」と聞くと、あーこれはきっとカニかなんかに食べられたんでしょーねー、ヒトデは再生するんですよ、と教えてくれた。星の小さいとんがり部分は再生してきたところらしぃ。ヒトデは少しでも残ってればそこから再生するのだとか。のっけからそんなプチ情報を得


さぁそして海苔すき体験のはじまりはじまり~。朝から小雨だったので、海苔をすく体験はできても、干すことができず、自分がすいた海苔を乾かして持ち帰る・・まではできなかったのだけど、海苔ができる過程を知ることができた。

順を追って紹介すると。 ひきあげたばかりの生海苔は、海藻なので長い状態。それを、クワのような、歯が2枚ついた道具でトントンたたいて、ミンチ状に。



左奥にあるのがたたく前の長い生海苔、それをミンチしたものが右側の塊。

さぁそのミンチ状にした生海苔を樽のなかに入れて水で溶いたら、いよいよ海苔をすく作業。
 
升で一杯にすくって、 枠をおいたスダレのうえに、一気に左から右へ流し入れる。この、一気に、っていうのがポイント。もたもたやってると均等に流れないので、海苔の厚みにむらができてしまう。手首を返してザッと流し入れて、どうしてもできてしまう薄い部分には、後からたして均一に微調整。枠をトントンたたいて余分な水分を下に落としたら、すく工程は終了。
ちなみにこの手作業、プロで早いひとなら1時間に300枚分できるのだそう。今はこの作業もほとんど機械だから、機械だと1万枚できるらしぃですが。

真四角に生海苔を流し入れたら、スダレを枠にはめて干す。

3~4時間天日干しすれば、海苔のできあがり♪。・・なのだけど、今日は残念ながら干すことができず、すく体験をしたら終了・・残念っ。


海苔すき体験、これで終わりかと思いきや、次は、ひきあげた網から生海苔を直接摘む体験もさせてもらえた

水揚げされた状態の、長ーーい網には海苔がいっぱいぶらさがっている。今はもう、海の中でこの網の下を機械が通って生海苔を巻き取っていくらしぃです。
 
娘も海苔を引っ張ってとっては、袋へ。で、たまに食べて・・でも後半は食べる方が多かったような・・(笑)。

生海苔、そのまま食べると、やっぱりちょっともろに磯の香りでしょっぱいのだけど、食感はパリ・・というか、ショリ・・シャリ?!っというか・・なんつーんだろーね、あれは。あー、これ乾かしたらあの海苔のパリパリになるよね、ってカンジ。ワカメや昆布なんかよりずっとずっと繊細な薄さの・・でも海藻の歯ごたえは残しつつ・・・・表現力の限界だゎっ
摘んだ生海苔はそのままお土産でいただけるため、なんかみんな夢中になって黙々とやってた(笑)。


ここで、生海苔で作った佃煮やスープ、同じく採れたてのワカメをしゃぶしゃぶしたものなどがふるまわれ、これが寒かったから体があったまったこともあって本っ当においしかった。ワカメのしゃぶしゃぶ(といえば聞こえはいいが、単にお湯でゆでただけだけど)なんて、いけすから採ったワカメをぶった切りにしてお湯で軽くゆがいただけなのに、食感がワカメのイメージを覆すパリパリコリコリっとしたカンジで、普段は噛み切りにくいからあまり食べない娘が「もっと」とよく食べていた。何でもやっぱり鮮度って大事、と再認識。


今日は海苔すき体験だったのだけど、なんとお土産にそのワカメもくれるというので、ビックリ。三番瀬に、定期的に網にかけたワカメを入れて育てて、これまた定期的に引き上げているのだそう。生物が住みやすい環境作りにもってこいのワカメだけど、元々ワカメは三番瀬にはない生物なので、引き上げないと増え続けて生態系が変わってしまうから。

で、これもやっぱり引き上げたまんまの形で私たちの前へ登場。
 
すご。ワカメの原型って、初めて見た

根元の方から一本ずつ切ってもらい、それを袋へ詰め詰め。一本もって見ると、手元のうねうねしてる部分がめかぶ、持っているあたりの何もない部分が茎ワカメ、その先っぽがワカメ。長い物は2mくらいもあってビビる。


海苔すき体験のみならず、めづらしい物をいっぱい見て、新鮮極まりないお土産もいただいて、期待以上にとってもいい体験だった! ほかにも塩作りだとか市民参加の底生生物調査、とかやってるみたいだから、積極的に参加しようと思った。子どもにも、物心つく前からいろいろと見せておきたいし。そういうのを当たり前と思って、環境問題の取り組みとか生物を大切にする気持ちだとかを、自然に身につけていってほしぃな




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