今朝、昨年の桜花賞馬、ラインクラフト(牝・4才)が亡くなった。
放牧先の牧場で調教中、急性心不全を発症。
お昼の競馬番組で入ってきたこの知らせには、かなり驚いて動揺さえしてしまった。
し、いまだに信じられない…。
信じるとか信じないとかの問題じゃないんだけど。
ラインクラフトは、2005年桜花賞を制したあと、牡馬に混じってのNHKマイルC(GI)も制し、今後もマイル路線での活躍が期待されていた馬。女の子。
なんだかものすごく一生懸命走ってるように見える健気な姿と、額にある特徴的な稲妻のようなマーク。
もちろんスピードもあり、ほぼ確実に好成績を収める堅実さ。
才女の早すぎる死だ。
その血統を、日本の競馬界に残せなかったことも、残念でならない。
でもやはり一番ショックなのは、ラインクラフトのデビュー来13戦、すべての手綱をとってきた福永祐一ジョッキーでしょう。
ある番組でのオフショットで、馬房から顔を出すラインクラフトにエサを与えながら、「まず、かわいいですよねぇ。素直だし。」と、本当にベタ惚れしているように語っていたのを思い出す。
それでいて、期待に応えて強かったんだから、良きパートナーを急に失うのは、やはり相当つらいことなんだと思う。
一ファンとしてのあたしも、ポッカリと穴を感じるのだから。
ラインクラフト号のご冥福をお祈りいたします。
興奮を、感動を、どうもありがとう。
こういうこともあるのだから、馬をいいコンディションにキープして、レースに無事に出して、そして無事に走り終わって帰ってくることがいかに難しいことか、有り難いことか…。
そんなことを改めてかみしめながら、明日は札幌記念、観戦してきます。