*ハッピーとラッキーのあいだ。

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MERRY★有馬記念!

2006-12-24 23:58:22 | 乗馬・競馬
メリあり(=メリー有馬記念)

行ってきました、2006年の締めくくりとして、ディープインパクトのラストランを見届けに、中山競馬場までっ!
昨日19時の時点ですでに880人が入り口に列を成していたらしく、さらに今日は、通常9時の開門を繰りあげ7時20分に開場したとかで、あたし達が中山に到着した9時頃ではすでに、もう駅からして人が多くかった

競馬場に着いて真っ先に向かったのは、パドック やはり馬好きとしては、パドックで名馬たちを間近に見るのが、競馬場での一番の楽しみ。人は多いものの、いい場所が確保できたので、一安心。

今日は1Rからずっとパドックにいたのだけど、序盤結構馬券が当たって楽しめたので、わりとすぐにメインレース、有馬記念のパドックが始まった感じだった。 午前中の早い時間からみるみる人口密度は高くなっていって、9R有馬記念前には、すでに身動きがとれないほどの人がっ
そして、みんなが見守るなか、ついに有馬記念出走馬たちが登場ーー!





さすが、みんな名だたる、名馬たち! もう、このレベルではパドックを見たって、あんまり参考にならない。みんなよく見えるし。 ダイワメジャーは、どっしり落ち着いていて、なんだか卓越した領域を感じたし、トーセンシャナオーは、相変わらず外国人サーファーみたいなかっこよさであった。

そして、みんなの視線が注がれた本日の主役、ディープインパクト。

デビュー来どんどん減っていく体重ではあったけれど、全然ほかの馬に見劣って見えたりはしない。


そうしてパドックで馬たちをじっくり見られたからよかったけれど、こっから先が大変。やはりレースは直に見たいからパドックからスタンドへ移動したのだけど、人が多すぎて、スタンド1階はとにかく、朝のラッシュ時の満員電車以上にギュウギュウ詰めの、おしくらまんじゅう状態であった…。自分の意思とは無関係に、押されて体が持って行かれるから危ないったらないっ。まぁある意味、寒さを感じず温かかったけど(笑)。

で、そんな状態だったもんだから、あたしの身長ぢゃあその人ごみのなか何ひとつ見えるわけもなく、ターフビジョンのかけらさえも見えず、今年の有馬記念、終始何が起こっているのか不明だった。現地ならではの気分の高揚はあっても、ファンファーレに合わせて手拍子とることもできず(もみくちゃで動けないから)、ただ、レース最後でディープがきているらしきことしか、想像できなかった。
ものすごい緊張とか、感動とかを想像していたのだけど、実際はあまり感じられなかった。だって、見えてないんですもの。絶対、おうちでテレビ見てたほうが、リアルタイムでの緊張感はあっただろうなぁ…。 でも、とにかくもう、ディープインパクトが無事有終の美を飾っただけで、MERRY 有馬記念 だった。




全レースが終了し、16時半ころ、ディープインパクトの引退セレモニーが始まる。もう日も落ちて、薄暮、といった状態のなか、 空にはうっすら月も出ていて、スタンドの明かりがとてもきれいだったなか、 ターフビジョンではディープインパクトの軌跡を追う映像が流れる。これまでのレースでの圧勝ぶり。改めて、すごい強いんだなぁ、と誰もが思う。最後には、ほんの数十分前におこなわれた今日の有馬記念のレースもちゃんと映像に加えられていて、ドキュメンタリーとして完成度の高いものとなっていた。そして、「ありがとう」の文字と共に、最近の感動シーン定番のBGM、小田和正の「言葉にできない」が流れ、ひとつのストーリーは完成した…。
このとき初めて、あーそうか、本当にもうディープインパクトはターフを去ってしまうんだなぁ、今ここに、目の前を通ったのを最後に、もうその姿を見ることはないんだなぁ、と実感できて、急にすごくしんみりしてしまった。ついに、「伝説に幕が下りた」んだなぁ、と…。

今日の6Rで、ディープインパクトの弟、ニュービギニングという馬が、圧勝した。ディープ同様鞍上は武豊。最後方に控えてのレース展開だったから、えー、それはディープの弟だけどディープじゃないんだよぉ、と思うも、ラストの直線ではディープかと思うくらいのものすごい脚を披露して、圧勝! 
なんだか、ドラマみたい、と思った。兄が皆に感動を与え、計り知れない「衝撃」を残してターフを去り、しかしそこにまた、新たな伝説の兆しを見た。まさに、衝撃の後の“ニュービギニング”、であった。


ぜひ、お兄さんに並ぶ名馬に育って欲しい!


ディープインパクト、本当に、ありがとう。


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