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相田みつを美術館。

2007-08-22 21:40:44 | 美術・絵

↑盗撮!? と思いがちだけど、これは撮影OKな記念撮影スポット


今日、東京国際フォーラム内にある「相田みつを美術館」へ行ってみた

相田みつをさんといえば、独特な書体で綴るメッセージが、その特徴的なスタイル。好きとか嫌いでなく、きっと誰もが一度は目にしたことがあるんじゃないかなぁ。( って、それもよく考えたらすごいことなんだけど。)
あたしは、相田さんの特に何が好きということではなかったので作風くらいしか知らなかったのだけど、そんなノリで行ったからか、美術館では想像以上にかなりいい時間が過ごせた!


相田さんの作品は、そう長い文章のものはあまりない。どちらかというと、ズバリと端的に表現しているものが多い。でも、やっぱりそんなシンプルなように見える言葉の裏には、そこにいたるまでのたくさんの想いがあって、丁寧につむぎだされているということがわかる。
詩人でもあったという相田さんは実際に、表現したいことがあるとまずはある程度の長さの詩にして、そこから言葉のエッセンスをギュッとしたものを書として、筆で書き表していたようだ。だから、筆で書かれた言葉は、力強い。
まぁあたしは、美術館に展示されていた、元の詩を読むほうが楽しめたりしたのだけれど。

それに、相田さんの思想の根底には仏法があるようで、そういった軸となる思想がきっちりあってのあの発想、言葉は、なるほどな、と思えた。


そう広くはない美術館内にはたくさんの素敵な/力強い/うなづける言葉があって、それだけでもとてもよかったのだけど、美術館全体の雰囲気が、東京のど真ん中にあるとはとても思えないような、静かでリラックスできるカンジだったのがもっとよかった。どこか山奥の美術館といった雰囲気だった。ところどころにIT技術を駆使した(!?)おもしろい仕掛けがあったのもよかったし。

とにかくすごく落ち着ける、都会の穴場的な場所だった。 いいところを見つけたもんだっ ! 
これからは定期的に行ってみよう、と思う。