*ハッピーとラッキーのあいだ。

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福山雅治の写真展。

2007-01-05 23:33:28 | Weblog


母からの誘いで、1月14日まで六本木ヒルズのギャラリーで開催されている福山雅治の写真展、「福山雅治 PHOTO STAGE -追憶の箱庭-」へ行って来た

今回の写真展は、福山雅治が中心となり、CDジャケットの撮影などを通して出逢った5人の写真家とのコラボレーションで成り立っているもので、
1.福山雅治が被写体となった写真が展示されているステージ、
2.世界的に認められた写真家であり、福山雅治が敬愛する、故・植田正治(うえだしょうじ)氏の作品が並ぶステージ、
そして、
3.福山雅治自身が撮った作品が展示されているステージ、
といった構成。


高校時代から「福山雅治好き」、とは言っても、欠かさずライブへ行くとか、CDは絶対買う、というようなファンではなくて、顔が好きという、にわかファンタイプな私。今回も母が「チケットもらえそうだから、行く?」と声をかけてくれなかったら、行くことはなかったであろう。。。母よ、どうもありがとう。


いろんな写真家によって撮られた、さまざまな表情の福山雅治が並ぶスペースでは、BGMに「桜坂」「YOU」「恋人」といった特選バラードのインスト版がしっとりと流れていて、かなりいい雰囲気。
それに、やっぱりカッコよすぎ。あたしの後方で、カップルで来ていた男の子が「…カッコよすぎて笑えてくる」といっていたのが、ちょっと笑えた。


植田正治氏の作品は、初めてまともにじっくりと見たけれど、「演出写真」といわれる独自の作風が、かなりインパクトのあるものだった。砂丘など非日常的なものを背景とする撮影を好んだ写真家で、たとえば砂丘という、無に等しい空間に被写体を配置して作り上げた写真のなかには、やはり独特の「間」があった。明らかに静止しているのに、「動」を感じるダイナミズムがあるような…。
自然の美しさそのまんまを切り取った写真もあれば、植田氏の作品のように、世界観を作りこんだ写真もある。絵画の世界と似ていると思った。写実主義と印象派、のような?! やっぱり、アートなんだなぁ。。。

最近、エッセイに写真を使うこともあって、写真自体にも興味があったのだけど、今回の写真展、本当に行ってよかった。 考えてみたら、絵はよく見に行くけれど、写真と直に向き合う「写真展」は初めてかもしれない。最近はカメラもいいものがバシバシ出ているし、写真はワリとみんなにとって身近なものなのだけど、でも、全っ然違う。写真家が何かを感じて切り取った瞬間には、やはり何か語りかけてくるものがあるし、写真を通じて、その写真家が感じた世界が見られるわけで。
好きな絵を見ているときのように、終始、「おぉおおおおお!」といったテンションの盛り上がりがあるカンジだった。


きっかけは「福山雅治」だったけれども、写真の奥深さを知った、いい機会だった。かといって、自分で撮りたい、ということでもないのだけど、写真のステイタスがあたしの中でグンと大きくなった気がする。

どうもありがとう。←何に対してかよくわからないけれど、今、そんな気分