茂原市ことぶき堂鍼灸院

茂原市で鍼灸治療院を営んでおります。
東洋医学や日常生活のあれこれを日々綴っています。

壽堂日記6月13日「胆石症」

2012-06-13 21:33:32 | 日記
今日は2ヶ月に一度の通院の日でした。
私は胆石症なので2ヶ月に一度診察と投薬を受けに通院しています、午前7時前に受付に並んで番号札を貰い、診察を終えると午前中一杯かかりますが、市内に公立の大きな病院があるのはありがたい事です。
混んでいるのは、一般外来が午前中だけで、午後は入院患者や手術があるからなので文句を言ってはいけませんよね。

本当に救急搬送されて入院設備のある病院のありがたさが良く分かりました。
退院して半年、主治医からそろそろ胆嚢のCTの検査をしましょうという話しがあったので、人間ドックの時に一緒に検査することにしてドックの予約もしてきました。

胆石症になってから、生卵・天ぷらは絶対禁止といわれ退院後一度も口にしていません。生卵・天ぷら禁止の理由は食べるとコレシストキニンという物質が分泌され、それが胆汁を出させるために胆嚢を収縮させるからなのですが、油物禁止は痩せて良いかも知れませんね。
コレシストキニンは鍼灸学校の生理学で勉強しましたが、こんなにコレシトキニンさんと親しくなるとは思いませんでした。

今回から毎食後の「熊の胆」と同じ成分の胆石を溶かす薬をジエネリックに変更しました、小さな所から医療費削減に協力です。

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壽堂日記6月11日「北川式美顔鍼」

2012-06-11 20:02:56 | 日記
私は「北川式美顔鍼」を創られた北川毅先生の中医美容学の講座で学び「北川式美顔鍼」の手ほどきを受けました。

私のホームページを見て額の「皺とり」のお客様がいらっしゃいました。美容鍼の中でも「リフトアップ」や「ほうれい線」の治療と違い、額の「皺とり」は深く刻まれた皮膚の下の結合組織を鍼でほぐす、どちらかと言うと「手術?」みたいな感じです。
去年、北川毅先生に私も「額の皺」を取ってもらいましたが、まだ効果が持続しています。

今日は「北川式美顔鍼」の特徴である鍼管を使わない二指推鍼法を用いて、皺部分に50本余りの鍼を隙間無く刺し置鍼。
さらに額の皺に横刺し旋撚置鍼しました。

細胞の修復力を活用して「皺をとる」というのが鍼で皺が取れる理由ですから、しっかり確実に刺すと云うのが何より重要ですね。

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壽堂日記6月9日「梅雨入りと関節の痛み。」

2012-06-09 20:24:10 | 日記
関東地方が梅雨入りしました。
朝から気温が上がらず湿度も高いため、「腰痛」「膝痛」「頸椎症」などの関節の痛みを訴える患者様が来院されました。

東洋医学では人間を取り巻く気象状態を「五邪」と言います。
「風」「暑」「湿」「寒」「燥」の五つを言いますが、梅雨に入ると「湿」が強くなります、「湿」は重濁性があり動きにくい性質があります。

そして「風」「寒」「湿」の三邪が同時に体に侵入すると陽気の巡りが悪くなって「痹証(ひしょう)」という痛み・しびれが起きます。
特に湿度が強い時には、重濁性の「着痹」という、固定性で重だるさを伴う疼痛が起き、今日の様な天気の日は症状が増悪します。
「疼痛」の緩和には鍼灸治療が有効です。「湿邪」「寒邪」が原因の「着痹(湿痹)」には陽気の巡りを良くするお灸・温灸が非常に効果があります。
今日はお灸がメインの「澤田流太極療法」を用いて治療し、経絡の流れに沿って温灸器をかけ、仕上げに推拿を行いましたが、足の先まで温まったと喜んでいただけました。
足の先まで「気」が動いたということですから、治療後「痹証」も改善したのは云うまでもありせん。

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壽堂日記6月7日「抗凝血薬を服用している患者さんの治療」

2012-06-08 05:37:36 | 日記
ワーファリン(抗凝血薬)を服用している患者様が来院、頸・肩凝りが辛いと云うことでした。触診すると脊柱起立筋がガチガチでした。

ワーファリン(抗凝血薬)は血栓塞栓症(静脈血栓症、心筋梗塞症、肺塞栓症、脳塞栓症、緩徐に進行する脳血栓症など)の治療および予防に処方される薬ですが、肝臓で血液凝固因子の一つであるプロトロンビンが生成されるのを抑制することにより、血液凝固作用を阻害する薬です。

出血の可能性のある鍼と灸は使用出来ませんが、刺さない鍼を使用する「積聚治療」であれば安全にワーファリン(抗凝血薬)の服用者に治療を行う事ができます。
今回は特に「金製のてい鍼」を用いて全ての施術を行いました。「てい鍼」は先が丸くなった金属の棒状をしており、刺さることは絶対にありませんが、それを操作する事で「体表の浅い気」から「深い気」までを動かし、体の「冷え」を取って症状を治療する事ができます。

当院に来院される患者様に中には「抗凝血薬」を服用されている方も多く刺さない「てい鍼」による治療で症状の改善が見られます。

ワーファリン(抗凝血薬)の服用中は、納豆、クロレラ食品、西洋オトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品の摂取を控える様にお医者さんから指示されますが、それは併用するとワーファリン(抗凝血薬)の作用を弱めることがあるからで、納豆を食べると血栓ができやすくなる訳ではありません。

今回は説明不足なのか、納豆を食べると血栓ができやすくなると思い、一家で納豆禁止になったそうですが。
逆に納豆は血栓を溶かす力は食品のなかでトップクラスで血液をサラサラにしてくれます、血栓を予防・動脈硬化を予防・高血圧を抑制・便秘を解消するなどの作用がありますので、ワーファリン(抗凝血薬)を服用されている患者様以外のご家族の方は納豆を食べても大丈夫です。

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壽堂日記6月4日「お灸女子増加中。」

2012-06-05 13:43:48 | 日記
お灸の好きな女性が増加中みたいですね。お灸の温かさ気持ち良いですよね。
当院でも『私にはお灸が良く合うみたい。』と話される女性が多いですね。

私の鍼灸院では、鍼とお灸の両方を使うのでなく、お灸のみで「全身の治療」を行う事も出来ます。
当院の流派は「澤田流太極療法」と「深谷灸」なのですが、元々は「お灸」の治療法なのでその様なことが可能です。

お灸は皮膚に焼け焦げを作る場合もありますが、気血を全身に流すためであれば、千年灸タイプのお灸で「証」に沿っ配穴を考え、正確にツボに組み合わせて置くことで効果がでます。

当院では千年灸タイプのお灸を使いお手頃価格500円で局所治療を行っております。
刺さない、焦げ無いお灸で体質改善・疲労回復・体調アップして見ませんか!

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