茂原市ことぶき堂鍼灸院

茂原市で鍼灸治療院を営んでおります。
東洋医学や日常生活のあれこれを日々綴っています。

壽堂日記6月2日「フェイシャル推拿+美容鍼」

2012-06-02 20:33:42 | 日記
「黄帝明堂経」の勉強会に出席、席上「バネ指」の治療穴の話題がでました。有名な所では「膈兪」にお灸というのがありますが、その前に「積聚治療」で全体を治療し、最後に第7胸椎付近の圧痛点を探り、反応のある場所にお灸をすると効果があるようです。
他に先日の「刺絡」を爪の脇にある「井穴」にすると良いとか、色々な臨床例に基づいたお話しがありました。
諸先生方のお話は含蓄があり、興味が尽きませんね。

本日は午後2時から「フェイシャル推拿+美容鍼」のお客様を治療、茂原では「美容鍼」をしている鍼灸治療院は少ないと話されていましたが、私は北川毅先生の「中医美容学」の講座で学び「北川式美顔鍼」も習いましたので安心して治療を受けられます。

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壽堂日記6月1日「刺絡療法」

2012-06-02 19:02:59 | 日記
金曜日は母校の付属施術室で治療担当のため、急患を治療してそのまま母校へ、治療準備で大量の吸角をオートクレーブで消毒。
吸角とは「刺絡」という手技で血液を吸引するためのガラス製のグラスの事です、中に燃料用アルコールを少し入れ火を付けて酸素を燃やし陰圧を作り出して古血を吸い出すのですが、黒いドロドロの血が出てきます。「刺絡」は症状によっては劇的に効く場合があります。
「刺絡」はよく「瀉血」と混同されますが「刺絡」は伝統的な「鍼灸」の技法で「瀉血」とは全く異なります。
「バネ指」などは井穴に刺絡すると効果がありますし「むち打ち症」の場合は督脈上に刺絡する事もあります。
私自身は「がん」の治療に使ったことはありませんが「がん」に刺絡療法が効くと言う先生もおられるようです。

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