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■老いと向かい合う

2023-06-15 | ●中西語録
「人は老いていく。同じように、国も老いていく」(「流れゆく日々」五木寛之著) 🔵コロナが去って、ようやく平常に戻ったと思いきやマスコミの話題は、「男の孤独」「中高年深刻」「貧困や引きこもりリスク」「友人無し4割」から「長生きという憂鬱」に移りつつある。その裏には、少子化による人口減少と、国力の減退が潜む。 ところが高齢化の渦中にある日本の高齢者には、高齢化の問題意識は乏しい。顧みれば、いつしか90歳を超えていたと言う事だ。加えて戦後復興期の「戦後昭和」に、身を挺して戦後経済の再興に寄与したという確信がある。 🔵しかしマスコミは、いまや高齢者が全人口の3割をしめ、社会保障費が嵩み大変だと言う。私ども高齢者からすると、幸せな老後を期待していただけに戸惑うばかり、何を今更と言う気持ちである。だから「百歳時代の到来」と言われても決して嬉しくない。 🔵晩年の漱石は「他力」の思想を重んじて「則天去私」と「他力」を生涯の信条とした。  いま私ども日本の高齢者に求められるのは、この漱石の信条ではないのか。それは現代の「利他」の思想とも共通する。(Yama) . . . 本文を読む
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