上武散歩道

ダイエットのため毎日徘徊。
足で見つけた群馬と埼玉の情報を
綴ってみます。

立石寺のセミ

2011-08-02 20:35:10 | ムシムシ大行進
今日もまたはっきりしない天気だった。
自転車に乗れないなあ・・・

今日、早朝のウォーキングから帰ると、
アパートのドアの前に一匹のアブラゼミがいらっしゃった。



横から見ると・・・



よく見ると、翅が繊細な模様で、とても美しい。



翅のスジが緑色、ほかが白っぽい色と茶褐色、体色全体も茶色っぽい。
そういえば、英語でアブラゼミは、brown cicada 、茶色いセミと言う。
まさに見た目のまま。
それにしても、なぜアブラゼミなのだろう?
別にぬるぬるもしていないし・・・

昨日の稚魚。
目の大きさからアブラハヤのような気がしてきたが、
アブラハヤは名前のようにぬるぬるしている魚だ。

ところで、セミと言えば松雄芭蕉が山形の山寺、立石寺で詠んだ句。

閑かさや岩に染み入るセミの声。

このセミって何ゼミでしょう?

歌人の斉藤茂吉はこのアブラゼミと主張したが、
ニイニイゼミ、との反論を受けた。
実際に芭蕉が山寺を訪れた、新暦の7月半ば(ごろだったかな?)は
山寺近辺ではアブラゼミはまだあまり鳴いておらず
ニイニイゼミばかりが鳴いていたと言う。
そのため、茂吉は自説を撤回したと言う。

ただ、この時季、山寺近辺では、ヒグラシも鳴くと言う。
個人的な感想では、「岩に染み入る」のは夕暮れに鳴く
「ヒグラシ」が似合うと思う。

ただ、芭蕉は最初、「岩に染み付く」と詠んでいるんだよねえ・・・
それが推敲されて現在の形になったわけだけど、
「しみつく」だと、真夏の炎天下、アブラゼミが似合うかなあ・・・

実際に鳴くセミはともかく、どんなセミが頭に浮かびますか?


おまけ。

この花は・・・



オクラ・・・・ではなく綿花。
この花が実になって、その周りに綿毛がつく。
それが僕たちの衣服になるんですね。

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